7月の誕生石

誕生石

ルビーの画像
ミャンマー産ピジョンブラッド・ルビーの完璧な深紅色、捕らえられた太陽光のように内側で燃える炎

ルビー

ルビーの名前は赤色を意味するラテン語『ルベウス』に由来し、ダイヤモンド、エメラルド、サファイアと並んで四大宝石の一つとされる。和名は『紅玉』。コランダムという鉱物の一種で、モース硬度は9とダイヤモンドに次ぐ硬さを誇る。古代から『宝石の王』として珍重され、インドでは太陽の力を宿す石として崇められてきた。ビルマ(現ミャンマー)のモゴック鉱山で採掘される『ピジョンブラッド』と呼ばれる深紅のルビーは最高品質とされる。
特徴
  • ダイヤモンドに次ぐモース硬度9の優れた耐久性
  • 鮮やかな赤色から深紅まで幅広い色調のバリエーション
  • 内包物により美しいスター効果やキャッツアイ効果を示すことがある
  • 高温での加熱処理により色や透明度を改善することが可能
性格
  • 情熱的で勇敢な性格を持ち、持ち主に勝利への意志を与える石
  • リーダーシップと自信を高め、困難に立ち向かう勇気を授ける
  • 深い愛情と献身を促進し、人間関係に情熱をもたらす
象徴的意味
  • 不滅の愛と情熱の炎
  • 勇気と勝利の象徴
  • 権力と威厳の証
  • 生命力と活力の源泉
選ばれた理由
  • 夏の太陽の情熱的なエネルギーと赤い色彩が7月の暑さと調和することから選ばれた
  • 古代から太陽の石として崇められ、夏至後の7月に最も力を発揮するとされた
  • 情熱と愛の象徴として、夏の恋愛シーズンである7月にふさわしいとされた
守護・効果
  • 戦いや危険から身を守り、勝利に導く
  • 病気や災難を払い、健康と長寿をもたらす
  • 邪悪な思考や悪意から心を守護する
  • 愛する人との絆を強化し、関係を保護する
試練・成長
  • 激しい競争や対立の中で真の実力を発揮する試練
  • 情熱を制御し、建設的な方向に向ける自制心の試練
  • リーダーとしての責任と重圧に耐える試練
スフェーンの画像
ダイヤモンドを上回る爆発的な虹色のファイア効果を示すスフェーン宝石、鮮烈なスペクトラム分散

スフェーン

スフェーンの名前は結晶がくさびの形に似ていることから、ギリシャ語の『くさび(スフェノス)』に由来する。鉱物名はチタナイトとも呼ばれる。2021年12月の誕生石改定で新たに7月の誕生石に採用された。最大の特徴は『ファイア効果』と呼ばれる虹色の輝きで、ダイヤモンドよりも強い光の分散を示す。発見者のマーク・オーガスト・ピクテの誕生月が7月であったことから、この月の誕生石とされた。主な産地はマダガスカル、ロシア、カナダなど。
特徴
  • ダイヤモンドを上回る強烈なファイア効果(虹色の輝き)
  • 緑色から褐色まで幅広い色調と多色性の美しさ
  • モース硬度5-5.5と比較的柔らかく、取り扱いに注意が必要
  • 希少性が高く、宝石質のものは限られた産地でのみ産出
性格
  • 知的で創造性に富み、持ち主の潜在能力を開花させる石
  • 思考を明瞭にし、新しいアイデアや発想を促進する
  • 平和で調和的な性格を持ち、心の安定をもたらす
象徴的意味
  • 才能の開花と創造性の解放
  • 知恵と洞察力の向上
  • 永久不変の真実と純粋性
  • 成功への道筋と幸運の導き
選ばれた理由
  • 発見者マーク・オーガスト・ピクテの誕生月が7月であったことから選ばれた
  • 新緑の季節から夏への移行期である7月の自然の輝きを表現している
  • 虹色の輝きが夏の太陽光の美しい分散を象徴することから選ばれた
守護・効果
  • 知的活動や学習において集中力を保護する
  • 創造的な仕事や芸術活動でのインスピレーションを守る
  • 心の平穏を保ち、ストレスや混乱から守護する
  • 新しい挑戦や変化への不安から心を守る
試練・成長
  • 潜在能力を現実の成果に変える継続的な努力の試練
  • 創造的な表現において独自性を追求する試練
  • 知識と実践のバランスを取る試練