5月の誕生石
誕生石
エメラルド
エメラルドの名前はギリシャ語の『スマラグドス(緑の石)』に由来する。ベリルの一種で、クロムとバナジウムにより美しい緑色を呈する。モース硬度は7.5-8だが、内包物が多いため脆さがある。古代エジプトの女王クレオパトラが最も愛した宝石として有名で、自らの名を冠した『クレオパトラ鉱山』を所有していた。古代では生命、再生、豊かさの象徴とされ、現在でもコロンビア産が最高品質とされる。
特徴
- クロムとバナジウムによる鮮やかな緑色
- モース硬度7.5-8だが内包物による脆さ
- 『ジャルダン(庭園)』と呼ばれる特有の内包物
- オイルや樹脂による含浸処理が一般的
性格
- 知恵と洞察力を高め、真実を見抜く力を与える石
- 穏やかで包容力のある性質を育む
- 愛情深く、人との調和を大切にする
象徴的意味
- 幸福、愛、希望の象徴
- 生命、再生、豊かさの体現
- 知恵と直感の源泉
- 忠誠と誠実の証
選ばれた理由
- 新緑が美しい5月の自然を表現する最適な宝石として選ばれた
- 春の生命力と成長を象徴する緑色が5月に相応しい
- 古代から春の宝石として珍重されてきた歴史
守護・効果
- 目の疲れを癒し、視力を保護する
- 愛情関係を守り、絆を深める
- 精神的な安定をもたらし、ストレスを軽減する
- 財運と繁栄を引き寄せる
試練・成長
- 愛する人との試練を乗り越える忠誠心を育む
- 困難な状況でも希望を失わない強さを授ける
- 新しい始まりへの勇気を与える
ギャラリー
翡翠
翡翠はカワセミの羽の色に由来し、赤色を『翡』、緑色を『翠』と表す。鉱物学的にはジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)の2種があるが、宝石としての価値はジェダイトの方が高い。モース硬度は6.5-7。日本では縄文時代から装身具として使われ、特に新潟県糸魚川地域は世界最古の翡翠文化の発祥地と2016年には日本鉱物科学会により日本の国石に選定された。中国では五徳(仁・義・礼・智・信)を備えた石とされる。
特徴
- 半透明の緑色の他、白、紫、ピンク、青など多彩な色
- モース硬度6.5-7で靱性が高く割れにくい
- 日本固有の宝石として国石に選定
- 糸魚川産の翡翠は世界最高品質
性格
- 忠耐強く、地道な努力を続ける力を与える石
- 調和と平和を愛し、人との縁を大切にする
- 謙虚で誠実な性質を育む
象徴的意味
- 幸運、調和、忍耐、飛躍の象徴
- 平穏、慈悲、健康の体現
- 五徳(仁・義・礼・智・信)の具現
- 長寿と繁栄の守護
選ばれた理由
- 日本独自の文化的価値を反映し、5月の誕生石として選定された
- 新緑の季節に調和する美しい緑色が5月に相応しい
- 日本で古くから大切にされてきた宝石として
守護・効果
- 厄除けと魔除けの強力な力
- 身体の健康を守り、治癒力を高める
- 人間関係のトラブルから守る
- 災いから家族を守る
試練・成長
- 困難を忍耐して乗り越える力を与える
- 目標達成までの長い道のりを支える
- 人生の転機で正しい判断を下す知恵を授ける