12月31日

聖シルウェステルの日は、ローマ教皇シルウェステル1世の記念日として12月31日に祝われます。 彼は4世紀初頭に教会の発展に寄与し、レオン朝の礎を築いたとされます。 欧州のいくつかの国では『ジルヴェスター』と呼ばれ、大晦日の祝いと重なる文化があります。 教会ではミサが行われ、信徒は1年の締めくくりを感謝と祈りの中で迎えます。 新年を控えたこの祭日は、宗教的な意味合いと大晦日の祝賀が融合しています。

悪口まつりは、栃木県足利市の大岩山多聞院最勝寺で毎年12月31日午後11時から行われる伝統行事です。 参加者は大岩山毘沙門天の麓にある男坂口駐車場をスタートし、暗闇の登山道を歩いて本堂を目指します。 悪口を唱えながら山を登ることからこの名が付き、一年の厄や煩悩を払う儀式とされています。 険しい山道を仲間と声を掛け合いながら進むスリルと達成感が醍醐味です。 終着の本堂では参拝の後、新年を迎える祈願が行われ、除夜の鐘が響き渡ります。 地元の住民や参拝者で賑わい、足利のユニークな年越し文化として知られています。