1600年

イギリス東インド会社設立。

1600年に王室の特許状を得て設立されたイギリス東インド会社は、アジア貿易を独占し巨大な影響力を持ちました。
イギリス東インド会社は1600年12月31日にエリザベス1世の後継者から特許状を授与され設立されました。香辛料や茶、絹などアジア諸国との貿易を独占し、インドや東南アジアに拠点を築きました。莫大な利益を背景に植民地支配を拡大し、後の帝国主義政策にも大きな役割を果たしました。会社は独自の軍隊や行政権を有し、事実上の植民地政府として機能しました。これにより世界経済の構図が大きく変化しました。
1600年 イギリス東インド会社
1889年

新国立銀行券5円が廃止。

明治政府は新国立銀行券の5円券を廃止し、通貨制度の統一を進めました。
1889年12月31日、明治政府は金融制度改革の一環として新国立銀行券の5円券を廃止しました。これは各地方銀行券を整理し、統一通貨制度を確立するための措置でした。後に日本銀行券への切り替えが進み、国の信用を背景とする中央銀行発行紙幣が国内の主要な決済手段となりました。この改革により金融の安定化が図られ、近代的な経済基盤の構築に寄与しました。
1889年
1899年

「政府発行紙幣通用廃止ニ関スル法律」発効により改造紙幣が使えなくなる。

政府発行の改造紙幣が法令により一斉に使用停止となりました。
1899年12月31日に「政府発行紙幣通用廃止ニ関スル法律」が発効し、旧来の政府発行紙幣が無効となりました。これは日本銀行紙幣への完全移行を目指す通貨統一政策の一環で、全国で改造紙幣の回収が行われました。市中の混乱を抑えるため、交換期間や手続きが定められ、金融機関も協力して対応しました。これにより中央銀行制度が確立し、通貨制度の近代化が完成に近づきました。
1899年 改造紙幣
1953年

「小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律」により、1円未満の紙幣や貨幣が使えなくなる。

1円未満の紙幣・貨幣が法令で使用停止となり、端数処理が整理された。
1953年12月31日、『小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律』が施行され、1円未満の紙幣や貨幣は法的に使用できなくなった。これにより小銭での端数処理が不要となり、決済が円単位で統一された。戦後の物価上昇に伴う通貨単位の簡素化策として導入されたもので、日常の取引に大きな影響を与えた。端数処理は銀行や郵便局での端銭売却などで対応が図られた。
1992年

この年の営業をもって、銀行などの金融機関や多くの郵便局(主に特定郵便局)において、大晦日(平日となる場合)の窓口営業を終了する。

銀行や郵便局などが大晦日の窓口営業を終了し、年末年始の金融サービス体制が変わりました。
1992年、大手銀行や多くの郵便局(特に特定郵便局)は、大晦日が平日に当たる場合の窓口営業を終了すると発表しました。これにより年末年始の窓口利用は縮小され、ATMやオンラインサービスへの移行が加速しました。従来の窓口業務の見直しは従業員の負担軽減やコスト削減を目的とし、結果として現在まで続く年末年始の休業体制が確立しました。利用者には予め告知が行われ、金融機関のデジタル化が進む契機となりました。
1992年 銀行 金融機関 郵便局 特定郵便局 平日
2009年

この日をもってハンバーガーチェーンのウェンディーズが日本国内の全店閉店。

アメリカ発のハンバーガーチェーン、ウェンディーズが2009年12月31日で日本国内の全店を閉店しました。
1980年代から90年代にかけて日本でも人気を博していたウェンディーズですが、競合激化や店舗運営コストの増大が経営を圧迫。 2009年8月に日本法人が事業終了を発表、年末に全47店舗が営業を終えました。 最終日には残り僅かなメニューを求めるファンで賑わい、長年のファンから惜しむ声が上がりました。 閉店後、一部店舗は他ブランドのファーストフード店に転換されました。 ウェンディーズは2011年に日本市場へ再参入を果たし、新業態で展開しています。
ハンバーガー ウェンディーズ
2016年

プランタン銀座がこの日限りで閉店。32年の歴史に幕を下ろす。

プランタン銀座が32年の歴史に幕を下ろし、2016年12月31日に閉店しました。
1984年に開業したプランタン銀座はパリ発祥の百貨店ブランドとして日本の銀座地区に登場しました。高感度ファッションやコスメティックを取り扱い、多くの買い物客に親しまれてきました。店内には多彩なブランドショップやカフェが並び、ファッション文化の発信地となっていました。経営環境の変化や競合の激化を背景に、2016年12月31日をもって営業を終了し、32年の歴史に幕を下ろしました。閉店後は跡地利用やブランド再編などが話題となりました。
2016年 プランタン銀座
2017年

北九州市八幡東区のテーマパーク、スペースワールドが27年間の営業に幕を閉じる。閉園は翌1月1日午前2時。

北九州市のテーマパーク「スペースワールド」が27年の歴史を閉じ、2017年12月31日に営業を終了しました。
1990年に開園したスペースワールドは宇宙をテーマにしたアトラクションが特徴の遊園地でした。ジェットコースター「ザターン」やウォータースライダーなどの人気設備が多数あり、家族連れや観光客に親しまれてきました。JR八幡駅や高速道路からのアクセスが良く、地域の観光スポットとして重要な役割を果たしていました。運営会社の経営環境悪化や施設老朽化を理由に、2017年12月31日をもって閉園を決定。翌年1月1日午前2時に正式にゲートが閉じられ、27年間の歴史に幕を下ろしました。閉園後は跡地利用計画が注目を集めています。
2017年 北九州市 八幡東区 テーマパーク スペースワールド
2021年

トヨタの体験型テーマパーク 「MEGAWEB」が22年間の営業に幕を閉じる。

トヨタの体験型テーマパーク「MEGAWEB」が22年の営業を終え、2021年12月31日に閉館しました。
MEGAWEBは1999年に開業したトヨタ自動車の体験型テーマパークで、最新モデルの試乗や自動車技術の展示が行われました。車両展示ゾーンやシミュレーター、キッズ向けの乗り物など幅広い世代が楽しめる施設でした。豊洲のヴィーナスフォート内に位置し、都市型レジャー施設として高い集客力を誇りました。経営合理化や開発計画の見直しを踏まえ、トヨタは2021年12月31日をもって営業を終了すると発表しました。22年間にわたる運営を経て、多くの来場者に自動車文化の魅力を伝えました。
2021年 MEGAWEB