12月31日の命日 - 宗教家・聖職者

335年

シルウェステル1世

ローマ教皇

ローマ教皇（在位314-335年）。キリスト教の公認化期に教会の基盤を築いた指導者。

生年は不詳だが、314年に教皇に選出される。 312年のミラノ勅令後の教会復興期に在位し、教会組織の整備を進めた。 325年のニカイア公会議では教義の統一を支援。コンスタンティヌス大帝との関係を通じて教皇権の強化に寄与。 335年に没し、カトリック教会の発展に大きな足跡を残した。

335年シルウェステル1世ローマ教皇生年不詳

1583年

トマス・エラストス

(1524 - 1583)

神学者、医師

神学者医師

スイスの神学者・医師。国家による教会支配を主張するエラスト主義を提唱した。

1524年にスイスで生まれ、チューリッヒ大学で医学と神学を学ぶ。プロテスタント改革期に教会組織の在り方を論じ、国家の宗教統制を支持するエラスト教説を展開。著書『キリスト教会組織論』などで国家主導の教会運営を主張。医学者としては解剖学や外科に精通し、大学教授として後進の教育に貢献。 1583年に没し、宗教改革期の政治・宗教論争に大きな影響を与えた。

1583年トマス・エラストス 1524年

1993年

織田隆弘

(1913 - 1993)

高野山真言宗大僧正

高野山真言宗大僧正。仏教の教義普及と宗門運営に貢献した宗教家。

1913年生まれ、青年期に真言密教の修行を開始。高野山大学などで学び、学究としての側面も持つ。 1960年代以降、大僧正に任命され宗門の要職を歴任。全国の寺院や信徒との交流を深め、真言宗の教義普及に努めた。多くの著作や講演で仏教精神を説き、宗教界に影響を与えた。 1993年に没し、その慈悲深い人柄は今も慕われている。

織田隆弘高野山真言宗大僧正 1913年

2000年

ビニャミン・ゼエヴ・カハネ

(1966 - 2000)

政治活動家、ユダヤ教正統派ラビ

政治活動家ユダヤ教正統派ラビ

ユダヤ教正統派ラビとして宗教指導を行い、政治活動にも従事した人物。

1966年に生まれる。ユダヤ教正統派のラビとして宗教指導に従事した。政治活動家として宗教的価値観を背景に社会運動に参加した。コミュニティの結束や宗教教育の普及に注力した。 2000年に逝去。

ビニャミン・ゼエヴ・カハネユダヤ教ラビ 1966年

2017年

衣斐賢譲

(1939 - 2017)

政治家、僧侶、第4代三重県鈴鹿市長

政治家僧侶第4代三重県鈴鹿市長

政治家であり僧侶としても活動し、第4代三重県鈴鹿市長を務めた異色の経歴を持つ人物。

1939年に生まれ、若くして僧侶として得度。その後政治の道に進み、地域住民の福祉向上や産業振興を掲げて1990年代に鈴鹿市長に就任。4期にわたり市政を担当し、公共交通の整備や文化振興事業を推進した。宗教者としての視点を生かし、地域コミュニティの結束や対話の場づくりにも取り組んだ。2017年12月31日に78歳で逝去した。

2017年衣斐賢譲三重県鈴鹿市 1939年

2022年

ベネディクト16世

(1927 - 2022)

第265代ローマ教皇、ローマ名誉教皇

第265代ローマ教皇ローマ名誉教皇

ドイツ出身の神学者で、第265代ローマ教皇を務め、後に名誉教皇となった人物です。

ヨーゼフ・ラッツィンガー（後のベネディクト16世）は1927年にドイツ・バイエルン州で生まれました。 1977年に枢機卿に任命され、神学者としてカトリック教会内で高い評価を得ていました。 2005年に第265代ローマ教皇として即位し、保守的な教義の擁護と教会改革に取り組みました。 2013年には教皇としては600年ぶりに自発的に退位し、名誉教皇として生涯を閉じました。教義研究と精神的指導で世界中の信徒に影響を与えました。

2022年ベネディクト16世名誉教皇 1927年

2023年

李載祿

(1943 - 2023)

宗教家、万民中央教会堂会長

宗教家万民中央教会堂会長

韓国出身の宗教家で、万民中央教会の指導者として信徒の精神的支柱となりました。

李載祿は1943年生まれの韓国の宗教指導者です。万民中央教会を率い、教義の伝承と信徒の精神的支援に尽力しました。説教や礼拝を通じて信仰コミュニティを発展させ、多くの信者に影響を与えました。社会福祉活動や地域貢献にも積極的に取り組み、教団の社会的役割を拡充しました。国内外の宗教会議にも参加し、異文化間交流にも貢献しました。

李載祿万民中央教会 1943年

2024年

薗田稔

(1936 - 2024)

宗教学者、神職、京都大学名誉教授、、元秩父神社宮司

宗教学者神職京都大学名誉教授元秩父神社宮司

日本の宗教学者・神職で、京都大学名誉教授として教鞭を執り、秩父神社宮司も務めました。

薗田稔は1936年生まれで、京都大学にて宗教学を研究しました。日本の神道や仏教思想を中心に、宗教文化の歴史的意義を解明する研究を行いました。京都大学で長年にわたり教育に従事し、多くの研究者や学生を育てました。秩父神社宮司として神職の実践にも携わり、地域の祭祀や伝統行事を継承しました。学術と宗教実践の両面で日本の宗教学発展に大きく寄与しました。

薗田稔京都大学秩父神社 1936年

2024年

島津修久

(1938 - 2024)

実業家、神職、元島津興業社長、元鶴嶺神社宮司、元照国神社宮司、元平松神社宮司

実業家神職元島津興業社長元鶴嶺神社宮司元照国神社宮司元平松神社宮司

島津興業の社長を務め、複数の神社で宮司を歴任した実業家・神職者。

1938年生まれの実業家・神職者。島津興業の社長として企業経営を担った。鶴嶺神社、照国神社、平松神社の宮司を歴任し、地域の信仰活動を支えた。経営と宗教の両面で地域社会に貢献。文化継承や地域振興に尽力した功績が評価される。

島津修久島津興業鶴嶺神社照国神社平松神社 1938年