12月31日の命日 | calendar.web-standard.org

192年

コンモドゥス

(161 - 192)

ローマ皇帝

ローマ帝国の第17代皇帝（在位177-192年）。マルクス・アウレリウスの息子として生まれ、独裁的な政治を展開。

161年にローマで生まれたマルクス・アウレリウスの息子。 177年に皇帝に即位し、グラディエーター競技への執着や自身をヘラクレスと同一視する異常性を見せた。重税や粛清を通じて宮廷の腐敗を助長し、反乱や暗殺の危険を招く。 192年に近親者の陰謀で暗殺され、帝国は混乱期に突入。今日でも暴君として歴史に名を残す。

192年コンモドゥスローマ皇帝 161年

335年

シルウェステル1世

ローマ教皇

ローマ教皇（在位314-335年）。キリスト教の公認化期に教会の基盤を築いた指導者。

生年は不詳だが、314年に教皇に選出される。 312年のミラノ勅令後の教会復興期に在位し、教会組織の整備を進めた。 325年のニカイア公会議では教義の統一を支援。コンスタンティヌス大帝との関係を通じて教皇権の強化に寄与。 335年に没し、カトリック教会の発展に大きな足跡を残した。

335年シルウェステル1世ローマ教皇生年不詳

1510年

ビアンカ・マリア・スフォルツァ

(1472 - 1510)

神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世皇后

イタリア貴族スフォルツァ家出身の皇后。マクシミリアン1世との婚姻でハプスブルク家とスフォルツァ家を結び付けた。

1472年にミラノの有力貴族スフォルツァ家に生まれる。 1493年、神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世と政略結婚を行い、両家の同盟強化を図る。宮廷では政治的な調停や文化交流を推進し、イタリアルネサンスの影響を皇帝宮廷に伝える。夫妻に子はなく、皇后としての権威は主に名目上のものにとどまった。 1510年に没し、ヨーロッパ政界における婚姻外交の典型例として後世に語り継がれる。

1510年ビアンカ・マリア・スフォルツァ神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世 1472年

1583年

トマス・エラストス

(1524 - 1583)

神学者、医師

神学者医師

スイスの神学者・医師。国家による教会支配を主張するエラスト主義を提唱した。

1524年にスイスで生まれ、チューリッヒ大学で医学と神学を学ぶ。プロテスタント改革期に教会組織の在り方を論じ、国家の宗教統制を支持するエラスト教説を展開。著書『キリスト教会組織論』などで国家主導の教会運営を主張。医学者としては解剖学や外科に精通し、大学教授として後進の教育に貢献。 1583年に没し、宗教改革期の政治・宗教論争に大きな影響を与えた。

1583年トマス・エラストス 1524年

1610年

ルドルフ・ファン・コーレン

(1540 - 1610)

数学者

オランダの数学者。16世紀後半から17世紀初頭にかけて幾何学や代数学の発展に寄与した。

1540年にオランダで生まれ、ライス大学で数学を学ぶ。天文学や測量に応用される三角法や代数学の研究を進める。著作では数論や幾何学の問題を多数扱い、のちの数学者に影響を与えた。 1610年に没するまで多方面で学問的貢献を続け、近世数学の基礎固めに寄与。

1610年ルドルフ・ファン・コーレン 1540年

1679年

ジョヴァンニ・ボレリ

(1608 - 1679)

物理学者、生理学者

物理学者生理学者

イタリアの物理学者・生理学者。動物の運動を力学的に分析した近代バイオメカニクスの先駆者。

1608年にナポリで生まれ、ガリレオの弟子として自然哲学を学ぶ。筋肉や骨格の動きを力学的に解析し、『De Motu Animalium』で動物運動のメカニズムを解説。人体を機械として捉える独自の視点で生理学研究を革新。ローマ教皇庁や欧州の科学者との交流を通じて研究を発展。 1679年に没し、現代のバイオメカニクス分野に道を開いた。

1679年ジョヴァンニ・ボレリ 1608年

1691年

ロバート・ボイル

(1627 - 1691)

自然哲学者、化学者、物理学者、発明家、ボイルの法則提唱者

自然哲学者化学者物理学者発明家ボイルの法則提唱者

近代化学の父と称される自然哲学者・化学者。ボイルの法則を発見し、実験科学の基礎を築いた。

1627年にアイルランドで生まれる。王立協会の主要メンバーとして、実験的手法の普及に努める。 1662年、圧力と体積の関係を示すボイルの法則を発表。真空ポンプの改良や気体研究を通じて化学実験の基礎を確立。多数の著作を通じて自然哲学から化学への移行を支援。 1691年12月31日に没し、科学革命の代表人物として知られる。

1691年ロバート・ボイルボイルの法則 1627年

1719年

ジョン・フラムスティード

(1646 - 1719)

天文学者

イギリス初代王立天文学者。精密な恒星観測で星表を編纂し、天文学の基礎を築いた。

1646年にイングランドで生まれる。 1675年、チャールズ2世により初代王立天文学者（Astronomer Royal）に任命。グリニッジ天文台で約3000個の恒星を記録した『Historia Coelestis Britannica』を編纂。観測精度の向上と天文台設備の整備に尽力。 1719年に没し、現代天文学の基礎資料を提供した功績で知られる。

1719年ジョン・フラムスティード 1646年

1793年

ジャック・ピエール・ブリッソー

(1754 - 1793)

フランス革命期の政治家

ジロンド派の指導者として活躍したフランス革命期の政治家。逐次立憲君主制を支持。

1754年にロワール県で生まれる。革命前からジャコバン派と対立し、ジロンド派を率いて立憲君主制支持の立場を取る。革命期の国民公会で演説を重ね、共和制の成立や対外戦争の推進に関与。高揚するジャコバン派との政治的対立に巻き込まれ、1793年に投獄される。同年、ギロチンで処刑され、革命の激動を象徴する人物となった。

1793年ジャック・ピエール・ブリッソーフランス革命 1754年

1864年

ジョージ・ダラス

(1792 - 1864)

第11代アメリカ合衆国副大統領

第11代アメリカ合衆国副大統領（1845-1849）。民主党の政治家として南北戦争前の外交に関与。

1792年にペンシルベニア州フィラデルフィアで生まれる。弁護士や政治家としてペンシルベニア州政界で活動。 1845年、ジェームズ・ポーク大統領の下で副大統領に就任し、上院議長を務める。テキサス併合やメキシコ戦争を支持し、拡張主義政策に関与。退任後は外交官や弁護士として活躍し、1864年12月31日に没する。南北戦争直前のアメリカ政治を理解する上で重要な人物。

1864年ジョージ・ダラスアメリカ合衆国副大統領 1792年

1865年

フレデリカ・ブレーメル

(1801 - 1865)

作家、女性運動家、動物保護活動家

作家女性運動家動物保護活動家

19世紀を代表するスウェーデンの作家で、女性の社会的地位向上と動物保護に尽力した。

1801年にスウェーデンで生まれ、19世紀のヨーロッパ文学に大きな影響を与えた。代表作『ヘルマ』などを通じて女性の自立と教育の重要性を訴え、フェミニズム運動の先駆けとなった。また動物保護活動にも熱心に取り組み、後の動物愛護運動に影響を与えた。1865年に没したが、その思想と行動は今日に至るまで評価され続けている。

1865年フレデリカ・ブレーメル 1801年

1877年

ギュスターヴ・クールベ

(1819 - 1877)

画家

19世紀フランスを代表する写実主義の画家。

1819年にフランスで生まれ、絵画界に革新的な写実主義を提唱した。代表作『オルナンの埋葬』や『世界の起源』などで知られ、人物や風景を大胆かつ詳細に描写する技法は当時の美術界に衝撃を与えた。パリ・コミューンにも参加し、政治的にも活動。1877年に没するまで、芸術と社会改革の両面で活躍した。

1877年ギュスターヴ・クールベ 1819年