1877年
ヨハネス・ブラームスの『交響曲第2番』が初演。
1877年、ブラームスの交響曲第2番がウィーンで初演され、その温かく田園的な雰囲気が奏でられました。
交響曲第2番はブラームスが夏季を過ごしたオーストリアの山荘で作曲を進めた作品です。
1877年12月30日、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によりハンス・リヒターの指揮で初演されました。
第1楽章から第4楽章まで、明るくのびやかな旋律と豊かなハーモニーが特色です。
田園的な要素が随所に散りばめられ、聴衆を自然の風景へ誘いました。
この作品はブラームスの交響曲の中でも親しみやすい作風と評価されています。
1877年
ヨハネス・ブラームス
交響曲第2番
1884年
アントン・ブルックナーの『交響曲第7番』が初演。
1884年、ブルックナーの交響曲第7番がライプツィヒで初演され、ワーグナーへの敬意を込めた壮大な音楽が響き渡りました。
交響曲第7番はブルックナーがリヒャルト・ワーグナーへの献辞を込めて作曲した代表作です。
1884年12月30日、ライプツィヒのゲヴァントハウス管弦楽団によりアルトゥール・ニキシュ指揮で初演されました。
第1楽章は荘厳な主題で幕を開け、第2楽章のアダジオは深い祈りのような静謐さが感じられます。
最終楽章では力強いクライマックスを迎え、観客に強い印象を残しました。
この交響曲は後世に大きな影響を与え、20世紀の作曲家たちにも賞賛され続けています。
1884年
アントン・ブルックナー
交響曲第7番
1905年
フランツ・レハールのオペレッタ『メリー・ウィドウ』が初演。
1905年、レハールのオペレッタ『メリー・ウィドウ』がウィーンで初演され大ヒットしました。
オペレッタ『メリー・ウィドウ』はレハールが作曲し、ヴィクトール・レオンとレオ・シュタインが台本を手がけました。
1905年12月30日、ウィーンのアンダー・デア・ヴィーン座で初演され、その華やかな楽曲と舞台演出が話題を呼びました。
主題曲『ヴィルジャの歌』など魅力的な曲が続き、ヨーロッパ各地に瞬く間に広まりました。
『メリー・ウィドウ』はその後も世界中で上演され、オペレッタの金字塔とされる作品となりました。
この成功によりレハールは一躍欧州オペレッタ界のスター作曲家となりました。
1905年
フランツ・レハール
オペレッタ
メリー・ウィドウ
1921年
セルゲイ・プロコフィエフの歌劇『三つのオレンジへの恋』が初演。
プロコフィエフ作曲のコミカルな歌劇『三つのオレンジへの恋』が初演されました。
1921年12月30日、シカゴ・オペラ協会により初演が行われた歌劇『三つのオレンジへの恋』。
セルゲイ・プロコフィエフが台本を翻案し、イタリア語で作曲した風刺と幻想が融合した作品。
元ネタは18世紀のイタリアの戯曲で、王子と魔法、コミカルな登場人物が特徴です。
音楽的には明快な旋律とリズミカルなオーケストレーションが高く評価されました。
初演当初は議論を呼んだものの、やがて世界中で上演される人気オペラとなりました。
1921年
セルゲイ・プロコフィエフ
三つのオレンジへの恋
1948年
コール・ポーターのミュージカル『キス・ミー・ケイト』が初演。
1948年12月30日、コール・ポーター作曲のミュージカル『キス・ミー・ケイト』がブロードウェイで初演された。シェイクスピア劇を取り入れた洒落た楽曲が話題を呼んだ。
『キス・ミー・ケイト』はシェイクスピアの『じゃじゃ馬ならし』を下敷きにしたミュージカルコメディ。
作曲はコール・ポーター、脚本はベティ・コムデンとアドルフ・グリーンが手がけた。
1948年12月30日にニューヨーク・センチュリー・シアターで初演を迎えた。
『Wunderbar』『Brush Up Your Shakespeare』などのナンバーがヒットし、トニー賞最優秀ミュージカル賞を受賞。
当時としては長期間にわたる1,000回以上のロングランを記録し、ミュージカル史に名を残す作品となった。
コール・ポーター
ミュージカル
キス・ミー・ケイト