1912年

サンフランシスコ市営鉄道が発足。

サンフランシスコ市営鉄道(Muni)が運行を開始した日。
1912年12月28日、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコで市営鉄道が正式発足。 Muni(Municipal Railway)はアメリカ本土初の公営トランジットシステムとして話題を呼びました。 当初は路面電車とケーブルカーを運行し、都市の交通網に新たな公共性を導入しました。 設立以降、路線網は拡大を続け、市民の日常生活や観光に欠かせない基幹インフラとなっています。 現在でもサンフランシスコの独特な交通文化を象徴する存在です。
1912年 サンフランシスコ市営鉄道
1963年

旧国鉄通勤型電車の主力となった、103系がデビュー。

国鉄通勤形電車の主力となる103系電車がデビューした日。
1963年12月28日、国鉄の通勤形直流電車103系が営業運転を開始しました。 103系は大量輸送に適した設計で、首都圏や近畿圏のラッシュ輸送を支える主力車両となりました。 最大6両編成での運行や高い加速性能が評価され、製造両数は3000両以上にのぼります。 途中で冷房改造やLED照明の導入など技術更新を重ね、老朽化後も長期間にわたり活躍しました。 鉄道ファンにも人気が高く、引退後もイベント運行などでその姿を目にする機会があります。
1963年 103系
1964年

京都タワー展望室が開業。

京都の新たなランドマーク、京都タワー展望室が開業した日。
1964年12月28日、京都駅前に建設された京都タワーの展望室が一般公開されました。 展望室の高さは約100メートルで、京都市内や周辺の山並みを一望できます。 白亜の外観と清水寺をイメージしたデザインが特徴的で、観光客に人気のスポットとなりました。 塔内にはレストランや土産物店も併設され、夜景とともに京都の新しい魅力を発信しました。 開業以来、京都の街並みを象徴する存在として知られています。
1964年 京都タワー
1965年

国鉄が、全車指定席の新幹線および在来線特急の1・2等車に対し、立席特急券の発売を開始。

1965年、国鉄は全車指定席の新幹線および在来線特急の1・2等車で立席特急券の発売を開始し、混雑緩和と利便性向上を図りました。
高度経済成長期に旅行需要が増す中、1965年12月28日、国鉄は新幹線全車指定席と在来線特急1・2等車において、立席特急券の発売を開始しました。座席が満席の場合にのみ発売される制度で、座席が確保できない利用者にも特急列車の利用機会を提供しました。この取り組みは正月やゴールデンウィークなどの繁忙期に特に効果を発揮し、輸送力の増強と混雑緩和に寄与しました。また、乗客は座席を予約できない場合でも立席券を購入することで計画的な移動が可能となりました。後に他の車両種別や運行系統にも同様の制度が拡大導入され、全国の特急列車の運行に定着しました。
1965年 国鉄