12月28日の命日 - 政治家・指導者

正平22年/貞治6年12月7日

足利義詮

(1330 - 1367)

室町幕府第2代将軍

室町幕府第2代将軍。父足利尊氏の跡を継ぎ、幕政の安定に尽力した。

1330年に足利尊氏の子として誕生し、1358年に第2代将軍に就任。南北朝時代の混乱期に幕府の権威回復を図り、京都周辺の治安維持に努めた。幕政では禅宗を保護し、後の東山文化の基盤を築く。盟約や外交交渉にも手腕を発揮し、諸将の統制に務めた。 38歳で逝去するまで、室町幕府の制度確立と政治的安定に貢献した。

1367年正平貞治 12月7日足利義詮室町幕府将軍 1330年

1503年

ピエロ・ディ・ロレンツォ・デ・メディチ

(1472 - 1503)

フィレンツェ共和国の指導者

メディチ家出身のフィレンツェ共和国指導者。父ロレンツォの死後に政権を継承した。

1472年にフィレンツェでロレンツォ・デ・メディチの長男として誕生。 1492年に父の死去に伴い共和国の実質的指導者となるが、重税や外交の失敗で市民の信任を失った。 1494年のフランス軍侵攻で追放され、生涯政権復帰を果たせないまま1503年に没。芸術保護の伝統は継続し、ルネサンス期の文化発展に寄与した。

1503年ピエロ・ディ・ロレンツォ・デ・メディチフィレンツェ共和国 1472年

1694年

メアリー2世

(1662 - 1694)

イングランド女王

イングランド・スコットランドの女王。名誉革命で王位を共有した。

1662年、イングランド王ジェームズ2世の長女として生まれる。 1688年の名誉革命でウィリアム3世と共に摂政から共同統治者に昇格し、1689年に戴冠。議会主導の立憲君主制を支持し、権利章典の成立を助けた。治世はわずか5年ながら、立憲政治の基盤形成に重要な役割を果たした。 1694年に崩御し、英国史における女性君主の先駆けとなった。

1694年メアリー2世イングランド 1662年

1703年

ムスタファ2世

(1664 - 1703)

オスマン帝国のスルターン

オスマン帝国のスルターン。大北方戦争期に軍事改革を進めた。

1664年にイスタンブルで生まれ、1695年にスルターンに即位。大北方戦争中に騎馬軍団の訓練や砲兵の強化など軍制改革を推進。 1699年のカルロヴィッツ条約で領土の一部を喪失した後も国防再建に努めた。宮廷の腐敗抑制と財政再建を目指したが、1703年の反乱により退位。退位後間もなく没し、弟アフメト3世が後を継いだ。

1703年ムスタファ2世オスマン帝国スルターン 1664年

1934年

安達峰一郎

(1869 - 1934)

外交官、常設国際司法裁判所所長

外交官常設国際司法裁判所所長

安達峰一郎は日本の外交官で、常設国際司法裁判所の所長を務めた人物です。国際法の発展と紛争解決に尽力しました。

安達峰一郎（1869–1934）は日本の外交官で、外務省勤務を経て常設国際司法裁判所（PCIJ）の判事となり、後に所長を務めました。国際紛争の平和的解決に尽力し、国内外の訴訟を通じて国際法の強化に貢献しました。そのリーダーシップは高く評価され、法と正義を重んじた彼の活動は現代の国際司法制度の礎を築きました。多くの国際会議や交渉に参加し、日本の立場を世界に示しました。国際的な法秩序構築における彼の功績は今なお評価されています。

1934年安達峰一郎外交官常設国際司法裁判所 1869年

1947年

ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世

(1869 - 1947)

イタリア王

ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世はイタリア王として両大戦期を通じて在位した君主です。

ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世（1869–1947）はイタリア王国の国王（在位1900–1946）です。第一次世界大戦では連合国側を支持し、戦後の国内再建に尽力しました。1922年にムッソリーニを首相に任命し、ファシズム政権成立の一因となりました。第二次世界大戦中は王室の権威を維持しつつ政治的調整を図りましたが、戦後の王政廃止に伴い退位しました。長い在位期間を通じてイタリアの近代史に大きな影響を残しました。

1947年ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世イタリア王 1869年

1959年

アンテ・パヴェリッチ

(1889 - 1959)

クロアチア独立国の指導者

第二次世界大戦中、クロアチア独立国の指導者として国家を率いた政治家。

1889年にオーストリア・ハンガリー帝国領で生まれ、第一次世界大戦ではオーストリア軍に従軍した。 1920年代にウスタシャ運動を結成し、独立を求める闘争を展開。 1941年、ナチス・ドイツとイタリア王国の支援を受けてクロアチア独立国（NDH）の指導者となる。ウスタシャ政権は極端な民族主義と迫害政策を推進し、セルビア人やユダヤ人などに対する残虐行為が行われた。戦後は逃亡先のアルゼンチンで亡命生活を送り、1959年に暗殺される。その生涯は賛否が分かれる評価を受け続けている。

1959年アンテ・パヴェリッチクロアチア独立国 1889年

2002年

アルベール・シャンボン

(1909 - 2002)

外交官、文筆家

外交官文筆家

外交官として国際舞台で活躍し、退官後は文筆家として多くの著作を残した。

1909年に生まれたアルベール・シャンボンは、外交官として長年にわたり政府や国際機関で活躍しました。外交交渉や条約調整に携わり、複雑な国際問題の解決に貢献。退官後は文筆家として、外交経験をもとにした評論やエッセイを多数執筆。著作を通じて国際関係の理解を広め、一般読者にも読みやすい解説を提供した。幅広い視野と深い知見を持つ論客として評価された。

2002年アルベール・シャンボン 1909年

2002年

松浦功

(1923 - 2002)

官僚、政治家、第63代法務大臣

官僚政治家第63代法務大臣

第63代法務大臣として司法行政を担い、日本の法制度に貢献した官僚・政治家。

1923年生まれ。官僚として法務省に入省し、法務行政の要職を歴任しました。第63代法務大臣として入国管理や刑事司法を統括。退官後も法曹界や学界で活躍し、後進の育成に力を注いだ。司法制度の発展に貢献した人物として知られる。

松浦功法務大臣 1923年

2005年

大泉源郎

(1910 - 2005)

政治家、2代目北海道苫小牧市長

政治家 2代目北海道苫小牧市長

北海道苫小牧市の2代目市長として市政に尽力した政治家。

1910年生まれ。地方自治に関心を持ち、苫小牧市議会議員を経て市長選に当選。 2代目市長として都市基盤整備や産業振興に努め、地域経済の発展を推進。漁港や工業港の整備、道路網の拡張など多くの公共事業を実現。高齢者福祉や住民サービスの向上にも注力し、市民の生活環境改善に貢献。退任後も顧問として市政に関与し、地域から信頼された存在。

2005年大泉源郎北海道苫小牧市 1910年

2008年

野村義一

(1914 - 2008)

政治家、元北海道ウタリ協会理事長

政治家元北海道ウタリ協会理事長

アイヌ民族の権利擁護に尽力した政治家。元北海道ウタリ協会理事長。

野村義一は1914年生まれの政治家。アイヌ民族の権利擁護をライフワークとし、戦後日本におけるアイヌ運動を牽引した。北海道ウタリ協会の理事長として、アイヌ文化の保存や社会的地位の向上に尽力した。政府や地方自治体との交渉を重ね、アイヌの歴史や文化を広く紹介した。高齢になっても現役で活動を続け、後進の育成にも力を注いだ。 2008年に逝去。その功績は現在もアイヌ民族の権利運動に大きな影響を与えている。

2008年野村義一北海道ウタリ協会 1914年

2009年

中村照人

(1949 - 2009)

政治家、元山梨県山梨市長

政治家元山梨県山梨市長

山梨市長を務めた政治家。地域振興や公共サービス向上に尽力した。

中村照人は1949年生まれの政治家。山梨市長として在任中、地域振興や公共サービスの充実に尽力した。特に観光振興や教育環境の整備に力を注ぎ、市の発展に大きく寄与した。退任後も市民団体で活動を続け、後進の育成にも貢献した。 2009年に逝去し、温かな人柄で市民から慕われた。

中村照人山梨県山梨市 1949年