12月28日の命日 - 芸術家・音楽家

1736年

アントニオ・カルダーラ

(1670 - 1736)

作曲家

イタリアのバロック時代の作曲家。多くのオペラや宗教曲を手がけ、宮廷音楽で活躍。

1670年にヴェネツィアで生まれたバロック作曲家。若くしてマントヴァ公爵宮廷の楽長に就任し、オペラやオラトリオを多数作曲。 1716年からはウィーン宮廷楽団の副楽長として活躍し、カンタータや宗教曲でも高い評価を得た。優雅で緻密な作風は当時のヨーロッパ音楽界に大きな影響を与えた。 1736年にウィーンで没した。

1736年アントニオ・カルダーラ作曲家 1670年

1916年

エドゥアルト・シュトラウス1世

(1835 - 1916)

作曲家、指揮者

作曲家指揮者

オーストリアの作曲家・指揮者。ストラウス家の音楽団を率いた。

1835年にウィーンで生まれた作曲家・指揮者。父ヨハン・シュトラウス1世のもとで音楽を学び、ストラウス家の楽団を率いて活躍。ポルカやワルツなど社交ダンス音楽を多く作曲し、自身の楽団を指揮して欧州各地で演奏会を開催。自伝『Erinnerungen』を執筆し、19世紀後半のウィーン音楽界を伝える貴重な史料を残した。 1916年にウィーンで没し、ストラウス家の伝統を継承した。

1916年エドゥアルト・シュトラウス1世 1835年

1924年

レオン・バクスト

(1866 - 1924)

画家、舞台美術家

画家舞台美術家

ロシア出身の画家・舞台美術家。バレエ・リュスの舞台装置で名声を博す。

1866年にロシアで生まれた画家・舞台美術家。『世界は芸術』を掲げるミール・イースクストルヴォグループの一員として活躍。ディアギレフのバレエ・リュスに参加し、『シェヘラザード』や『火の鳥』などの舞台美術を手がけた。鮮やかな色彩と独創的な装飾で20世紀初頭の舞台芸術に革新をもたらした。 1924年にパリで没し、後の舞台デザインに多大な影響を与えた。

1924年レオン・バクスト画家 1866年

1937年

モーリス・ラヴェル

(1875 - 1937)

作曲家

モーリス・ラヴェルはフランスの作曲家で、印象主義音楽を代表する存在です。代表作には「ボレロ」などがあります。

モーリス・ラヴェル（1875–1937）はフランスの作曲家で、印象主義音楽の旗手として知られています。繊細で色彩豊かなオーケストレーションが特徴で、代表作に「ボレロ」「ダフニスとクロエ」「亡き王女のためのパヴァーヌ」があります。ピアノ曲やバレエ音楽にも革新的手法を取り入れ、その独自性は20世紀音楽に大きな影響を与えました。晩年は神経系の病気に苦しみながらも創作を続け、今なお高く評価されています。

1937年モーリス・ラヴェル 1875年

1946年

エリー・ナーデルマン

(1882 - 1946)

彫刻家

エリー・ナーデルマンはポーランド生まれの彫刻家で、滑らかな曲線と簡素なフォルムが特徴です。

エリー・ナーデルマン（1882–1946）はポーランド出身の彫刻家で、パリやニューヨークを拠点に活動しました。クラシックと民俗芸術を融合させた造形美を追求し、木や石、陶器など多様な素材で作品を制作しました。滑らかな曲線と簡素化されたフォルムは彫刻の新たな可能性を示しました。そのモダンな造形は欧米の美術界に影響を与え、アメリカ近代彫刻の発展に寄与しました。多くの個展や公共展示でその作品は高く評価されました。

1946年エリー・ナーデルマン彫刻家 1882年

1950年

マックス・ベックマン

(1884 - 1950)

画家

マックス・ベックマンはドイツ表現主義を代表する画家で、象徴的なモチーフを用いた作品で知られています。

マックス・ベックマン（1884–1950）はドイツ出身の画家で、第一次世界大戦後の表現主義運動を牽引しました。鮮烈な色彩と力強い線画を用い、人間の内面や社会的テーマを描写しました。代表作に『夜警』『自己像』などがあり、象徴的なモチーフと深い心理描写が特徴です。ナチス政権下で退廃芸術とされた後、アメリカに移住し国際的な評価を確立しました。その独自の画風は現代美術に大きな影響を与えました。

1950年マックス・ベックマン画家 1884年

1963年

パウル・ヒンデミット

(1895 - 1963)

作曲家

新古典主義の流れを汲むドイツの作曲家・教育者。

1895年にドイツのハナウで生まれる。第一次世界大戦後、演奏家として活動する一方で作曲を開始。 1920年代には『使用音楽（Gebrauchsmusik）』の概念を提唱し、実用的な音楽制作を追求。ナチス政権下で作品が退廃音楽として禁止され、1938年にアメリカへ移住。イェール大学などで教鞭をとりながら多くの後進を育成し、室内楽やオペラ作品を多数作曲。 1963年にフランクフルトで没し、その革新的な音楽理論と作品は現在も演奏され続けている。

1963年パウル・ヒンデミット 1895年

1971年

マックス・スタイナー

(1888 - 1971)

作曲家

ハリウッド映画音楽の父と称されるオーストリア生まれの作曲家。

1888年にオーストリア＝ハンガリー帝国（現オーストリア）で生まれる。幼少より音楽的才能を発揮し、パリでピアノや指揮を学ぶ。 1929年にアメリカに渡り、ワーナー・ブラザースなどハリウッドで活躍。『キング・コング』『風と共に去りぬ』など数百本に及ぶ映画音楽を手がけ、テーマ音楽の手法を確立。数々のアカデミー賞にノミネートされ、3度受賞。 1971年にロサンゼルスで逝去。映画音楽の革新者として現在も高く評価される。

1971年マックス・スタイナー 1888年

1976年

フレディ・キング

(1934 - 1976)

ブルースギタリスト

アメリカを代表するブルースギタリスト・シンガー。

1934年にテキサス州で生まれる。若くしてギターを手に取り、独自の弾き語りスタイルを確立。 1950年代以降、シカゴやロサンゼルスで活動し、多くのセッションミュージシャンと共演。代表曲『Hide Away』はブルースの名曲として知られ、後進のギタリストに大きな影響を与えた。 1976年に逝去。ソウルフルな歌声と鮮烈なギターワークは現在も高く評価される。

フレディ・キングブルースギタリスト 1934年

1983年

デニス・ウィルソン

(1944 - 1983)

ロックドラマー

アメリカのロックドラマー。ビーチ・ボーイズの創設メンバーとして知られる。

デニス・ウィルソン（Dennis Wilson、1944–1983）は、『ザ・ビーチ・ボーイズ』のドラマー兼メンバー。兄ブライアンらと共にカリフォルニアの陽光あふれるサウンドを作り上げた。バンドではリズム隊を支える一方、ソロアルバム『Pacific Ocean Blue』を発表。その人柄と音楽性は多くのミュージシャンに愛され、ロック史に名を刻む。 1983年に溺死し、若くしてこの世を去った。

1983年デニス・ウィルソンロックドラマーザ・ビーチ・ボーイズ 1944年

1984年

糸居五郎

(1921 - 1984)

元ニッポン放送アナウンサー、日本のDJの元祖

元ニッポン放送アナウンサー日本のDJの元祖

日本の放送アナウンサー・DJの先駆者。音楽番組を通じて洋楽文化を日本に紹介。

糸居五郎（いといごろう、1921–1984）は、ニッポン放送のアナウンサーとしてキャリアを開始。 1950年代に音楽番組のパーソナリティを務め、日本初のDJスタイルを導入。独自の選曲とトークでリスナーを魅了し、洋楽普及に大きく貢献。後進の育成にも尽力し、多くのDJやパーソナリティを輩出。放送文化と音楽シーンの発展に寄与した功績が高く評価される。

1984年糸居五郎ニッポン放送アナウンサー DJ 1921年

1984年

サム・ペキンパー

(1925 - 1984)

映画監督

アメリカの映画監督。暴力描写と革新的編集技法で知られる。

サム・ペキンパー（Sam Peckinpah、1925–1984）は、『ワイルドバンチ』や『ゲッタウェイ』を手がけた映画監督。西部劇や犯罪ドラマにおける暴力美学と緻密な映像表現で映画界に衝撃を与えた。スローモーションを駆使したガンファイトのシーンは今なお名場面とされる。俳優との信頼関係も厚く、ピーター・フォンダやウィリアム・ピーターセンらと作品を制作。その革新的な演出は後世の映像作家に多大な影響を与えた。

サム・ペキンパー映画監督 1925年