1771年

クロード・エイドリアン・エルベシウス

(1715 - 1771)

哲学者

哲学者
18世紀フランスの啓蒙思想家。
1715年に生まれ、理性と功利主義をもとに人間の精神と社会の在り方を論じた哲学者です。1758年刊行の主著『精神について』では、人間の行動は快楽と苦痛の原理に支配されると主張しました。教会や保守派から激しい批判を受け、その著作は一時禁書となりました。晩年までフランス啓蒙思想の中心的人物として影響力を保ち、1771年に没しました。
1771年 クロード・エイドリアン・エルベシウス 英語版 哲学者 1715年
1960年

和辻哲郎

(1889 - 1960)

哲学者、倫理学者

哲学者 倫理学者
日本の哲学者・倫理学者。文化と風土の関係を論じた代表作『風土』で知られる。
1889年に京都で生まれた和辻哲郎は、西洋哲学を学びつつ日本文化を再評価する独自の見解を打ち出した。1935年に発表した『風土』では、人間の思想や行動が自然環境に深く影響されることを論じ、文化人類学的視点を確立した。倫理学者として『人間の学としての倫理学』などの著作を残し、戦後の哲学教育にも尽力した。京都大学で教鞭を執り、多くの弟子を育成した。1960年に死去し、その思想は現代思想にも影響を与え続けている。
1960年 和辻哲郎 哲学者 1889年