12月25日

1950年12月25日、スコットランドの民族主義者グループに属する学生たちがロンドンのウェストミンスター寺院からクラウンジュエルの一部であるスクーンの石を盗み出した。スクーンの石は古代からスコットランド王の戴冠に用いられてきた歴史的宝物で、1296年以降イングランドに保管されていた。事件後、石はスコットランドへ運ばれ、一時的にアバディーンシャーのアーガイル伯の領地に隠された。1951年4月に学生たちによってイギリス政府に返還されたが、この行動はスコットランド独立運動の象徴的事件として語り継がれている。