ポインセチア (猩々木)
学名:
Euphorbia pulcherrima
科名:
トウダイグサ科
花言葉
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祝福する
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聖夜
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幸運を祈る
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私の心は燃えている
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清純
説明
ポインセチアは学名をEuphorbia pulcherrimaといい、正式な和名はショウジョウボクです。メキシコ原産の常緑低木で、一般に花と思われている赤い部分は苞葉です。17世紀にメキシコの宣教師たちが、赤く色づくこの植物を「清純なキリストの血」と見立て、キリストの誕生祭の行列で使ったことから、クリスマスフラワーとして世界中で親しまれるようになりました。メキシコでは「ノーチェ・ブエナ(聖夜)」と呼ばれています。
豆知識
- アメリカの初代メキシコ大使ポインセットの名前が由来
- 実際の花は中央の小さな黄色い部分で、赤いのは苞葉
- 12月12日はアメリカでナショナル・ポインセチア・デー
- 世界で最も売れているクリスマス植物の一つ
利用方法
観賞用
- クリスマス装飾として室内に飾る
- 鉢植えとしてギフト用に人気
- 切り花としてクリスマスアレンジメントに使用
薬用
- メキシコの伝統医学で発熱の治療に使用された記録がある
注意:
有毒物質を含むため、現在は薬用利用されません。
その他
- 観光農園でのクリスマス体験イベント
- フラワーアレンジメント教室の材料
毒性
毒性レベル:
弱い
有毒部位:
茎, 葉, 苞葉, 樹液
症状:
摂取すると皮膚炎、下痢、嘔吐、唾液分泌過多、食欲不振などの症状が現れます。
ヒイラギ (柊)
学名:
Osmanthus heterophyllus
科名:
モクセイ科
説明
ヒイラギは学名をOsmanthus heterophyllusといい、東アジア原産のモクセイ科の常緑小高木です。葉の縁の刺に触るとヒリヒリと痛むことから、「疼(ひいら)ぐ」という古語が名前の由来となっています。古くから邪鬼の侵入を防ぐと信じられ、庭木や生け垣に使われてきました。11月から12月にかけて白い小花が集まって咲き、甘い芳香を放ちます。節分の夜に鰯の頭と一緒に門戸に飾る「柊鰯」の風習でも知られています。
豆知識
- 学名heterophyllusは「異なる葉」を意味し、若木と老木で葉の形が変わる
- 若い木の葉にはとげがあるが、老木になるととげがなくなる
- 節分の柊鰯は江戸時代から続く伝統的な風習
- 花の香りはキンモクセイに似ているが、より上品で控えめ
利用方法
観賞用
- 庭園の生け垣や境界植栽
- 神社や寺院の境内に植栽
- 盆栽として観賞用
薬用
- 民間療法で葉を煎じて外用薬として使用
- 伝統医学で様々な用途に利用された
注意:
現在は観賞用が主で、薬用利用は専門家の指導が必要です。
その他
- 節分の柊鰯として魔除けに使用
- 木材は細工物や櫛の材料
- 花は香料として利用可能
毒性
症状:
一般的に無毒とされていますが、とげによる外傷に注意が必要です。