エリカ

学名: Erica × hiemalis
科名: ツツジ科

花言葉

  • 博愛
  • 謙遜
  • 心地良い

特徴

花色: ピンク

説明

エリカ・クリスマスパレードは南アフリカ原産のツツジ科の常緑低木で、細長い筒状のピンク色の花が枝にまっすぐに並んでいる様子をパレードに見立てて名付けられました。10月から2月頃にかけて花を咲かせ、つぼみのうちは白く、しだいに色づいて開花するとやさしいピンク色になります。クリスマスシーズンに多く出回り、寒さに弱いため鉢植えで楽しまれることが多い花です。

豆知識

  • 「クリスマスパレード」という名前は花の並び方がパレードのように見えることから付けられた
  • エリカ属は約860種もある大きな属で、多くが南アフリカ原産
  • ヨーロッパでは「ヒース」と呼ばれ、荒野の象徴的な植物
  • 蜂蜜の蜜源としても重要で、エリカの蜂蜜は高級品として取引される

利用方法

観賞用
  • 鉢植えとしてクリスマス装飾
  • 切り花として小さなアレンジメント
  • 庭園の下草や寄せ植え材料
薬用
  • 南アフリカの伝統医学で利用された記録がある

注意: 現在は観賞用のみで、薬用利用は推奨されません。

食用

食用不可

その他
  • 蜂蜜の蜜源植物として利用
  • ドライフラワーとして保存可能

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉, 茎

症状: 大量摂取すると軽度の胃腸障害を起こす可能性があります。

ブルーデージー (瑠璃雛菊)

学名: Felicia amelloides
科名: キク科

花言葉

  • 純粋
  • 幸運
  • 恵まれている
  • 無邪気

特徴

花色:

説明

ブルーデージーは学名をFelicia amelloidesといい、南アフリカ原産のキク科植物です。透明感のある青い花弁と黄色い中心のコントラストが美しく、自然界では珍しい青色の花として人気があります。春と秋の年2回開花し、日本では寒さに弱いため一年草として扱われることが多い花です。「純粋」という花言葉は、その透明感のある青色から来ています。

豆知識

  • 自然界で青い花は非常に珍しく、全体の5%程度しか存在しない
  • 学名Feliciaは「幸福」を意味するラテン語に由来
  • ヨーロッパの結婚式では幸運をもたらす「サムシングブルー」として重宝される
  • 花の青さは土壌のpHに影響されることがある

利用方法

観賞用
  • 花壇や寄せ植えの主役として植栽
  • 切り花として小さなブーケやアレンジメント
  • 鉢植えとして室内観賞用
薬用
  • 南アフリカの伝統医学で利用された記録がある

注意: 現在は観賞用のみで、薬用利用は推奨されません。

食用

食用不可

その他
  • 蝶や蜂などの花粉媒介者を引き寄せる
  • 押し花として保存可能

毒性

症状: 一般的に無毒とされています。

セイヨウヒイラギ (西洋柊)

学名: Ilex aquifolium
科名: モチノキ科

花言葉

  • 先見の明
  • 神を信じます
  • 家族の幸せ
  • 永遠の輝き

特徴

花色:

説明

セイヨウヒイラギは学名をIlex aquifoliumといい、ヨーロッパ原産のモチノキ科の常緑小高木です。別名クリスマスホーリーとも呼ばれ、とげのある葉と赤い実が特徴的です。キリスト教では葉のとげがキリストの「いばらの冠」を、赤い実が「キリストの血」を象徴するとされ、クリスマスの聖なる植物として親しまれています。「先見の明」という花言葉は、実の付き方によって冬の寒暖を予測していたことに由来します。

豆知識

  • 学名aquifoliumは「棘のある葉」を意味するラテン語
  • 雌雄異株で、赤い実がなるのは雌株のみ
  • イギリスでは国の象徴的な植物の一つとされる
  • 実の付き方で翌年の気候を占う民間伝承がある

利用方法

観賞用
  • クリスマスリースやスワッグの材料
  • クリスマス装飾として室内に飾る
  • 庭園の生垣や境界植栽
薬用
  • ヨーロッパの伝統医学で発熱や関節炎の治療に使用された

注意: 赤い実は有毒なため、摂取は危険です。

食用

食用不可

その他
  • 木材は家具や彫刻材料として利用
  • 鳥の食料として生態系に貢献

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 赤い実, 葉

症状: 実を摂取すると嘔吐、下痢、眠気、昏睡状態などの重篤な中毒症状を引き起こします。

ポインセチア (猩々木)

学名: Euphorbia pulcherrima
科名: トウダイグサ科

花言葉

  • 祝福する
  • 聖夜
  • 幸運を祈る
  • 私の心は燃えている
  • 清純

特徴

花色:

説明

ポインセチアは学名をEuphorbia pulcherrimaといい、正式な和名はショウジョウボクです。メキシコ原産の常緑低木で、一般に花と思われている赤い部分は苞葉です。17世紀にメキシコの宣教師たちが、赤く色づくこの植物を「清純なキリストの血」と見立て、キリストの誕生祭の行列で使ったことから、クリスマスフラワーとして世界中で親しまれるようになりました。メキシコでは「ノーチェ・ブエナ(聖夜)」と呼ばれています。

豆知識

  • アメリカの初代メキシコ大使ポインセットの名前が由来
  • 実際の花は中央の小さな黄色い部分で、赤いのは苞葉
  • 12月12日はアメリカでナショナル・ポインセチア・デー
  • 世界で最も売れているクリスマス植物の一つ

利用方法

観賞用
  • クリスマス装飾として室内に飾る
  • 鉢植えとしてギフト用に人気
  • 切り花としてクリスマスアレンジメントに使用
薬用
  • メキシコの伝統医学で発熱の治療に使用された記録がある

注意: 有毒物質を含むため、現在は薬用利用されません。

食用

食用不可

その他
  • 観光農園でのクリスマス体験イベント
  • フラワーアレンジメント教室の材料

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 茎, 葉, 苞葉, 樹液

症状: 摂取すると皮膚炎、下痢、嘔吐、唾液分泌過多、食欲不振などの症状が現れます。

ヒイラギ (柊)

学名: Osmanthus heterophyllus
科名: モクセイ科

花言葉

  • 先見の明
  • 用心深さ
  • あなたを守る
  • 保護
  • 剛直

特徴

花色:

説明

ヒイラギは学名をOsmanthus heterophyllusといい、東アジア原産のモクセイ科の常緑小高木です。葉の縁の刺に触るとヒリヒリと痛むことから、「疼(ひいら)ぐ」という古語が名前の由来となっています。古くから邪鬼の侵入を防ぐと信じられ、庭木や生け垣に使われてきました。11月から12月にかけて白い小花が集まって咲き、甘い芳香を放ちます。節分の夜に鰯の頭と一緒に門戸に飾る「柊鰯」の風習でも知られています。

豆知識

  • 学名heterophyllusは「異なる葉」を意味し、若木と老木で葉の形が変わる
  • 若い木の葉にはとげがあるが、老木になるととげがなくなる
  • 節分の柊鰯は江戸時代から続く伝統的な風習
  • 花の香りはキンモクセイに似ているが、より上品で控えめ

利用方法

観賞用
  • 庭園の生け垣や境界植栽
  • 神社や寺院の境内に植栽
  • 盆栽として観賞用
薬用
  • 民間療法で葉を煎じて外用薬として使用
  • 伝統医学で様々な用途に利用された

注意: 現在は観賞用が主で、薬用利用は専門家の指導が必要です。

食用

食用不可

その他
  • 節分の柊鰯として魔除けに使用
  • 木材は細工物や櫛の材料
  • 花は香料として利用可能

毒性

症状: 一般的に無毒とされていますが、とげによる外傷に注意が必要です。