1672年

ジョヴァンニ・カッシーニが土星の衛星レアを発見。

イタリアの天文学者ジョヴァンニ・カッシーニが土星の衛星レアを発見しました。
1672年12月23日、パリ天文台のカッシーニは自作の望遠鏡を用いて土星の観測を行い、新たにレアと名付けられた衛星を確認しました。このレアは土星の第2衛星であり、後にタイタンとイアペトゥスの間に位置することが明らかになりました。発見は望遠鏡性能の飛躍と観測手法の精緻化を示し、惑星科学の発展に大きく貢献しました。カッシーニはその後も土星環の分裂(カッシーニの間隙)を発見するなど、天文学において多大な功績を残しました。レアの発見は当時の天文学界に新たな視点をもたらし、観測競争をさらに加速させました。
1672年 レア
1947年

ベル研究所で初めてトランジスタを公開。

1947年、ベル研究所で世界初のトランジスタが公開され、エレクトロニクス革命の幕開けとなった。
1947年12月、ベル研究所のジョン・バーディーン、ウォルター・ブラッテンらがショックレーの指導の下でトランジスタを発表。 真空管に代わる半導体増幅素子として動作を示し、電子機器の小型化と省電力化を促進。 この発明は後の集積回路開発に道を開き、情報化社会の基盤となった。 科学技術史上の一大転機として高く評価される。 現代のコンピュータや通信機器に不可欠な技術の原点となった。
1947年 ベル研究所 トランジスタ
1986年

アメリカ合衆国の二人乗りプロペラ飛行機「ボイジャー」が世界初の無着陸・無給油の世界一周飛行を達成。

1986年12月23日、二人乗りプロペラ機ボイジャーが無着陸・無給油での世界一周飛行を成功させ、航空史に新たな金字塔を打ち立てました。
ボイジャーは長距離飛行向けに設計された軽量機で、複合材料の機体と高効率プロペラエンジンを搭載していました。 1986年にパイロットのディック・ラリアとジェーナ・イーガーが操縦し、約9日間かけて世界一周を達成しました。 飛行距離は約45,000kmに及び、有人機による無着陸・無給油記録を更新しました。 現在も破られていないこの偉業は、航空技術の可能性を示す画期的な挑戦と評価されています。 以降、グライダーや無人航空機などの長時間飛行技術開発にも大きな影響を与えました。
1986年 ボイジャー 世界一周飛行