クチベニスイセン (口紅水仙)

学名: Narcissus poeticus
科名: ヒガンバナ科

花言葉

  • 詩人
  • すてきな装い
  • 神秘

特徴

花色:

説明

クチベニスイセンは地中海沿岸原産のスイセンの原種で、純白の花びらと口紅をひいたように赤く色づいた副花冠のコントラストが美しい花です。1茎に1花しか咲かず、強い芳香があり香水の原料としても使用されます。古くから詩や芸術の題材として愛され、ナルキッソスの伝説でも知られています。

豆知識

  • 香水産業では「ナルシス」の名前で高級香料として取引される
  • ワーズワースの詩「水仙」で世界的に有名になった
  • ギリシャ神話の美青年ナルキッソスが名前の由来
  • 一度植えると毎年花を咲かせる宿根草として庭師に愛される

利用方法

観賞用
  • 切り花として花束やアレンジメントに使用
  • 庭園や花壇での春の彩りとして植栽
  • 鉢植えとして室内観賞用
薬用
  • 伝統的に鎮痛作用があるとされてきた
  • 古代から様々な薬用利用の記録がある

注意: アルカロイド系の毒性が強いため、摂取は危険です。

食用

食用不可

その他
  • 香水のエッセンシャルオイルとして利用
  • アロマテラピーでの香り成分

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 球根, 茎, 葉, 花

症状: 摂取すると嘔吐、下痢、昏睡状態などの重篤な中毒症状を引き起こします。

ポインセチア (猩々木)

学名: Euphorbia pulcherrima
科名: トウダイグサ科

花言葉

  • 私の心は燃えている
  • 祝福
  • 聖夜
  • 幸運を祈る
  • 清純

特徴

花色:

説明

ポインセチアは学名をEuphorbia pulcherrimaといい、正式な和名はショウジョウボクです。メキシコ原産の常緑低木で、一般に花と思われている赤い部分は苞葉です。クリスマスフラワーとして世界中で親しまれ、失恋して死んだ若い娘の胸の血がポインセチアになったというメキシコの伝説もあります。

豆知識

  • アメリカの初代メキシコ大使ポインセットの名前が由来
  • 実際の花は中央の小さな黄色い部分で、赤いのは苞葉
  • 12月12日はアメリカでナショナル・ポインセチア・デー
  • 世界で最も売れているクリスマス植物の一つ

利用方法

観賞用
  • クリスマス装飾として室内に飾る
  • 鉢植えとしてギフト用に人気
  • 切り花としてクリスマスアレンジメントに使用
薬用
  • メキシコの伝統医学で発熱の治療に使用された記録がある

注意: 有毒物質を含むため、現在は薬用利用されません。

食用

食用不可

その他
  • 観光農園でのクリスマス体験イベント
  • フラワーアレンジメント教室の材料

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 茎, 葉, 苞葉, 樹液

症状: 摂取すると皮膚炎、下痢、嘔吐、唾液分泌過多、食欲不振などの症状が現れます。

シクラメン (篝火花)

学名: Cyclamen persicum
科名: サクラソウ科

花言葉

  • 嫉妬
  • 遠慮
  • 気後れ
  • 内気なはにかみ

特徴

花色:

説明

シクラメンは地中海沿岸原産のサクラソウ科の球根植物で、下向きに咲く花が恥ずかしがっているように見えることから「内気」「遠慮」などの花言葉がついています。冬の代表的な鉢花として親しまれていますが、赤色のシクラメンは「嫉妬」という花言葉もあり、病気見舞いには適さないとされています。

豆知識

  • 「シクラメンのかほり」という小椎太志の名曲で有名
  • 花の形が反り返った形から「カガリビバナ」の別名
  • 塊茎を豚が好んで食べることから「ブタノマンジュウ」の俗称
  • 室温管理により長期間花を楽しめる冬の定番鉢花

利用方法

観賞用
  • 鉢植えとして室内観賞用
  • 庭園の下草や寄せ植え材料
  • 切り花として小さなアレンジメントに使用
薬用
  • 古代には塊茎が食用とされた記録がある
  • 伝統医学で様々な用途に使用された

注意: 現在は有毒物質を含むため食用や薬用利用は危険です。

食用

食用不可

その他
  • 園芸療法での利用
  • フラワーアレンジメント教室の材料

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 塊茎, 根, 葉, 花

症状: サポニン配糖体シクラミンによる中毒症状で、摂取すると嘔吐、下痢、腹痛などを引き起こします。

ヒャクニチソウ (百日草)

学名: Zinnia elegans
科名: キク科

花言葉

  • 不在の友を思う
  • 遠い友を思う
  • 注意を怠るな
  • 幸福

特徴

花色:

説明

ヒャクニチソウは学名をZinnia elegansといい、メキシコ原産のキク科一年草です。名前の通り約100日間という長期間花を咲かせ続けることから、「長久草」「浦島草」の別名もあります。色とりどりの花色があり、夏から秋にかけて庭を彩る人気の花です。

豆知識

  • 日本には1862年頃に渡来した比較的新しい花
  • 宇宙ステーションでも栽培実験が行われたことがある
  • インディアナ州の州花に指定されている
  • 品種改良により現在は多様な花形と色彩がある

利用方法

観賞用
  • 夏花壇の主要な花材として植栽
  • 切り花として花束やアレンジメントに使用
  • 鉢植えとしてベランダガーデニング
薬用
  • メキシコの伝統医学で様々な用途に利用された記録がある

注意: 現在は観賞用のみで、薬用利用は一般的ではありません。

食用
  • 花びら
その他
  • 蝶や蜂などの花粉媒介者を引き寄せる
  • ドライフラワーとして利用可能

毒性

症状: 一般的に無毒とされています。