1872年
イギリスの帆船「チャレンジャー号」が世界探検のためポーツマスを出港。
1872年、帆船チャレンジャー号がポーツマスを出港し、世界一周海洋観測航海を開始しました。
1872年12月21日、イギリス海軍の帆船チャレンジャー号は観測隊を乗せてポーツマス港を出航しました。チャレンジャー遠征は約4年をかけて世界の海洋深度測定や海洋生物調査を行う初の本格的な海洋科学探検です。隊長チャールズ・ワイヴィル・トムソンらは、海洋底サンプルや水温・塩分データを収集し、後に『チャレンジャー報告書』として体系的にまとめました。これにより海洋学は独立した学問として確立され、生物地理学や海底地形学の発展に大きな影響を与えました。帰還後、集められた膨大な標本とデータは世界中の博物館や研究機関で研究に活用されました。
1872年
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ポーツマス