1872年

イギリスの帆船「チャレンジャー号」が世界探検のためポーツマスを出港。

1872年、帆船チャレンジャー号がポーツマスを出港し、世界一周海洋観測航海を開始しました。
1872年12月21日、イギリス海軍の帆船チャレンジャー号は観測隊を乗せてポーツマス港を出航しました。チャレンジャー遠征は約4年をかけて世界の海洋深度測定や海洋生物調査を行う初の本格的な海洋科学探検です。隊長チャールズ・ワイヴィル・トムソンらは、海洋底サンプルや水温・塩分データを収集し、後に『チャレンジャー報告書』として体系的にまとめました。これにより海洋学は独立した学問として確立され、生物地理学や海底地形学の発展に大きな影響を与えました。帰還後、集められた膨大な標本とデータは世界中の博物館や研究機関で研究に活用されました。
1872年 イギリス 帆船 チャレンジャー号 世界探検 ポーツマス
1968年

NASAが世界初の有人月周回宇宙船「アポロ8号」を打上げ。

1968年12月21日、NASAが世界初の有人月周回宇宙船「アポロ8号」を打ち上げた。
1968年12月21日、アメリカ航空宇宙局(NASA)はアポロ8号を打ち上げ、初めて人類を月周回へと送り出した。 乗組員はフランク・ボーマン、ジェームズ・ラヴェル、ウィリアム・アンダースの3名である。 アポロ8号は約6日間の飛行で10回の月周回を行い、地球と月の撮影に成功した。 特に「地球の出」の写真は世界中で注目を集め、宇宙からの地球観の重要性を示した。 このミッションは翌年の有人月面着陸(アポロ11号)への大きな布石となった。
1968年 NASA アポロ8号
1979年

リニアモーターカーマグレブML 500が517 km/hでの走行記録を作る。

磁気浮上式試験車両ML-500が517km/hの世界記録走行を達成。
1979年12月21日、国鉄と川崎重工業が開発した磁気浮上式試験車両「ML-500」が実験線上で517km/hを記録。 この走行記録は当時の世界最高速度であり、次世代高速鉄道技術の将来性を強く示した。 ML-500は磁気浮上による無接触走行を実現し、騒音や振動の低減にも成功。 その後のリニア中央新幹線構想にも技術的な礎を築き、日本の鉄道技術力を示す一大成果となった。 また、本記録は国際的にも注目を集め、各国でリニア技術の研究開発が加速した。
1979年 リニアモーターカー km/h
1993年

新幹線952形 (STAR21) が高速走行試験で425 km/hを達成。

新幹線試験車両952形(STAR21)が高速走行試験で425km/hを達成し、次世代超高速鉄道技術を示す。
1993年12月21日、新幹線試験車両952形(STAR21)が高速走行試験で425km/hを達成。 この記録は在来方式の列車では国内最高速度であり、将来の超高速鉄道開発に期待を集めた。 STAR21は軽量構造と空力設計の最適化により、高速域での安定走行を実証。 試験結果は次世代新幹線技術へのフィードバックに用いられ、後の車両設計に大きく貢献した。 また、国際的にも日本の鉄道技術力の高さを印象づける成果となった。
1993年 952形