1899年
東京郵便電信局で、初めて年賀郵便特別扱いを開始。翌年から15日受付開始となる。
1899年12月20日、東京郵便電信局で年賀郵便の特別扱いが初めて開始されました。
年賀郵便は新年の挨拶を全国に届けるため、他郵便物と区別して優先的に扱う制度です。
東京郵便電信局は1899年にこの制度を試行導入し、全国的拡大の先駆けとなりました。
翌1900年からは毎年12月15日からの受付開始が正式に定められ、現在の慣習の礎となります。
この仕組みにより元日に年賀状が届くよう配慮され、日本の新年行事の一部として定着しました。
近代郵便制度の発展とともに年賀状文化は日本独自のコミュニケーション様式を形成しました。
1899年
年賀郵便
15日
1914年
東京駅開業。東海道本線の起点を新橋駅から東京駅に変更。横浜の高島町駅までとの間で京浜線電車の運行を開始。
1914年12月20日、東京駅が開業し東海道本線の起点が新橋駅から移され、京浜線電車の運行が開始されました。
東京駅は辰野金吾らによる設計で赤レンガ造りの外観が特徴の駅舎です。1914年12月20日に開業し、東海道本線の起点が新橋駅から東京駅に変更されました。同日に横浜・高島町間で京浜線電車の運行が始まり、都心と神奈川を結ぶ重要路線となりました。開業当時は丸の内口と八重洲口の二つの玄関が設けられ、東京の新たな玄関口として注目されました。その後も増築や改修を重ねながら、現在に至るまで日本の鉄道網の中枢を担い続けています。
1914年
東京駅
東海道本線
新橋駅
高島町駅
京浜線電車
1930年
岡崎駅 多治見駅・瀬戸記念橋駅 高蔵寺駅で初の省営自動車(後の国鉄バス)である岡多線が運行開始。
1930年12月20日、省営自動車(後の国鉄バス)として岡多線の運行が岡崎駅などで開始されました。
岡多線は岡崎駅、多治見駅、瀬戸記念橋駅、高蔵寺駅を結ぶ路線として設立され、1930年12月20日に初めて自動車輸送を開始しました。当時は鉄道が未整備だった区間を補完する交通手段として期待され、運賃収受や荷物輸送にも活用されました。省営自動車は後に日本国有鉄道(国鉄)のバス部門へと発展し、日本の地方交通網に欠かせない存在となりました。この試験的運行が成功したことで、他地域でもバス路線整備が進むきっかけとなりました。現在も国鉄バスの前身としてその歴史的意義が認識されています。
1930年
岡崎駅
多治見駅
瀬戸記念橋駅
高蔵寺駅
国鉄バス
岡多線
1962年
首都高速初の開通区間である首都高速都心環状線・京橋 浜崎橋間と首都高速1号線・浜崎橋 芝浦間が開通。
首都高速道路の最初の区間が開通した日。都心環状線の京橋〜浜崎橋間と1号線の浜崎橋〜芝浦間が供用開始。
1962年12月20日、東京の交通混雑を緩和するために計画された首都高速道路の最初の区間が開通しました。
都心環状線の京橋〜浜崎橋間と1号線の浜崎橋〜芝浦間が同時に供用開始され、都市部の物流・通勤に役立ちました。
建設には関東大震災後の道路網整備の流れを継承し、都市高速の新たな概念が導入されました。
開通により都心へのアクセスが飛躍的に改善し、バスやトラックの輸送時間が大幅に短縮されました。
その後の高速道路網拡充の基盤となり、今日の首都高速ネットワークの起点となっています。
1962年
首都高速
首都高速都心環状線
京橋
浜崎橋
首都高速1号線
芝浦
1969年
営団地下鉄千代田線開業(北千住駅〜大手町駅間)。
営団地下鉄(現東京メトロ)千代田線の初開業区間が北千住〜大手町間で運行開始。
1969年12月20日、営団地下鉄(現・東京メトロ)千代田線の北千住駅から大手町駅間の路線が開業しました。
千代田線は都心東部と西部を地下で結ぶ幹線として計画され、交通渋滞緩和と沿線開発を目的に建設されました。
当初の開業区間は約8kmで、直通列車により通勤時間の短縮に寄与しました。
延伸工事はその後も段階的に進められ、現在では茨城県取手市まで営業区間が広がっています。
本開業は東京の地下鉄網拡充における重要なマイルストーンとなりました。
1969年
営団地下鉄千代田線
北千住駅
大手町駅
1990年
上越新幹線(線籍上は上越線支線)・越後湯沢駅 ガーラ湯沢駅間が開業。
1990年12月20日、上越新幹線の越後湯沢~ガーラ湯沢間が開業し、スキーリゾートへのアクセスが飛躍的に向上しました。
1990年12月20日、上越新幹線の支線として越後湯沢駅からガーラ湯沢駅間が開業しました。
この区間はスキーリゾート直結路線として計画され、冬季観光客の利便性を大幅に向上。
ガーラ湯沢駅は駅直結のスキーセンターなどを備え、スキー客の輸送を効率化しました。
建設ではトンネルや高架橋が多用され、日本の山岳地帯における鉄道技術の一端を示しています。
現在も季節運行が続き、地域経済や観光に大きく貢献しています。
上越新幹線
上越線
越後湯沢駅
ガーラ湯沢駅
2023年
2024年問題: 金剛自動車がこの日の運行を以て路線バスの運行を全て終了。
2023年12月20日、金剛自動車が『2024年問題』の影響を受け、この日をもって路線バスの運行を全便終了しました。
『2024年問題』とはバス事業者に対する社会保険加入条件の見直しにより、多くの小規模事業者が運営の継続を困難とする課題を指します。金剛自動車は乗客数の減少やドライバー不足も相まって、経営環境の悪化を受け路線バスの運行終了を決定しました。最終運行日には地元住民が多く集まり、長年の思い出を振り返りながらバスを見送る姿が見られました。今後はコミュニティバスや代替交通手段の導入が検討されており、自治体と協議を進めています。地域交通の担い手として長年親しまれた同社の撤退は、地方の交通網の維持課題を浮き彫りにしました。
2023年
2024年問題
金剛自動車