安政4年11月5日

吉田松陰が松下村塾を開講する。

1857年12月20日、吉田松陰が維新志士育成のため松下村塾を開講しました。
松下村塾は長州藩士の私塾として吉田松陰が主催し、実践的な教育を行いました。 吉田は討幕論や殖産興業論など先進的な思想を説き、多くの若者を触発します。 門下生には高杉晋作や伊藤博文など明治維新の中核を担う人材が名を連ねました。 少人数制と討論を重視する教育方針は、封建的制度への挑戦ともみなされました。 この塾の精神は維新後も受け継がれ、日本の近代化に寄与しました。
1857年 安政 11月5日 吉田松陰 松下村塾
安政5年11月16日

西郷隆盛が、清水寺の僧侶月照とともに錦江湾へ入水自殺した。西郷は救助されたが、月照はそのまま亡くなった。

1858年12月20日、西郷隆盛と僧侶月照が錦江湾で入水自殺を図りました。
西郷隆盛は幕末の薩摩藩士として、藩論対立を避けるため自ら死を覚悟して入水しました。 同行した清水寺の僧・月照は佐賀の乱後に追われる身であり、運命を共にしようとしました。 二人は錦江湾に身を投じますが、西郷は地元の漁師に救助され奇跡的に生還します。 一方、月照は重傷のまま息を引き取り、幕末期の悲劇として語り継がれます。 この事件は西郷の義侠心と不屈の精神を象徴し、後の活躍に大きな影響を与えました。
1858年 安政 11月16日 西郷隆盛 清水寺 月照 錦江湾
1904年

三越呉服店創立。三井との連名で「デパートメントストア」宣言を行う。

1904年12月20日、三越呉服店が創立され、三井とともに日本初のデパートメントストア宣言を行いました。
三越呉服店は江戸時代の越後屋を起源とする老舗呉服店です。1904年12月20日に三井物産と連名で『デパートメントストア』を宣言し、百貨店としての新たな営業形態を掲げました。これにより、衣料品以外の商品やサービスの提供が可能となり、日本の流通業に大きな影響を与えました。店舗は商品陳列や定価販売、荷物預かりサービスなどが導入され、現代の百貨店の基礎を築きました。宣言後、三越は全国に支店を展開し、百貨店文化の先駆けとなりました。
1904年 三越呉服店 三井 デパートメントストア
1946年

首相官邸デモ事件。首相官邸が在日朝鮮人に襲撃され、警察官に負傷者が出るとともに拳銃が奪われる。

1946年12月20日、首相官邸デモ事件が発生し、在日朝鮮人らが首相官邸を襲撃して拳銃が奪われました。
第二次世界大戦後の混乱期に起きた事件で、在日朝鮮人が抗議活動を行った際に首相官邸が襲撃されました。警察官が負傷し、複数の拳銃が奪われるなど治安に大きな衝撃を与えました。当時のGHQ下の日本社会における在日朝鮮人への差別や不満が背景にあったとされます。事件後、治安維持のための取り締まりが強化され、デモ活動やヘイトクライムに関する議論が高まりました。政治的緊張が続く中で、戦後日本の社会課題を浮き彫りにした出来事です。
1946年 首相官邸デモ事件 首相官邸 在日朝鮮人
1952年

東京・青山に東京ボウリングセンターが開場。日本初の民間ボウリング場。

1952年12月20日、東京・青山に日本初の民間ボウリング場「東京ボウリングセンター」が開場しました。
第二次世界大戦後のアメリカ文化受容の一環として、ボウリングが日本に紹介されました。 1952年12月20日、青山に日本初の民間ボウリング場がオープンし、一般向けのレジャー施設として注目されました。 施設には複数のレーンや輸入機器が設置され、当時の最新娯楽として人気を博しました。 高校生やサラリーマンなど幅広い層が集い、ボウリングブームの口火を切りました。 以後、日本全国にボウリング場が広がり、レジャー文化の一翼を担う存在となりました。
1952年 青山 ボウリング
1959年

ラジオ山梨(現・山梨放送)テレビジョン放送開始。

1959年12月20日、ラジオ山梨(現・山梨放送)がテレビ放送を開始しました。
ラジオ山梨は1953年にラジオ放送を開始した県域民放局です。 1959年12月20日、テレビジョン放送サービスを開始し、山梨県での映像メディアの歴史が始まりました。 開局当初はニュース番組や教育・娯楽番組が中心でした。 県内の地域情報や災害情報の伝達に大きな役割を果たし、地域密着型放送として親しまれています。 その後、山梨放送(YBS)として現在まで多様な番組を提供し続けています。
1959年 ラジオ山梨(現・山梨放送)
1970年

沖縄のコザと呼ばれた街で、群衆が次々と米軍車両を転倒させ、火を放つ事件が発生。( コザ暴動)

1970年、沖縄市(旧・コザ)で米軍統治への抗議として市民と米軍車両が衝突したコザ暴動が発生。
1970年12月20日、沖縄本島中部の「コザ」と呼ばれた街(現・沖縄市)で米軍機パレードを契機に住民約2,000人が抗議行動を展開しました。 群衆は米軍装甲車両やジープを次々と転倒させ、車体に火を放つなど激しい衝突が起こりました。 背景には米軍統治下における基地問題や日米地位協定への不満があり、地元住民の怒りが爆発した形です。 事件により負傷者多数、逮捕者も出るなど大きな混乱を招きました。 コザ暴動は沖縄返還運動の高まりと結びつき、都市部の基地周辺における抗議運動の象徴的事件となりました。
1970年 コザ暴動
1985年

横浜エフエム放送(FM横浜)が開局。

横浜を拠点とするコミュニティFM局、横浜エフエム放送(FM横浜)が放送を開始した日。
1985年12月20日、神奈川県横浜市を放送エリアとするFMラジオ局「横浜エフエム放送(FM横浜)」が開局しました。 当時はコミュニティFM局の草分け的存在で、地域密着型の番組編成を掲げました。 開局初期は音楽番組や交通情報、地域ニュースなど多彩なコンテンツでリスナーを魅了しました。 地域企業や行政と連携し、イベント中継や災害時の情報発信でも重要な役割を果たしました。 現在もFM横浜は神奈川県民に親しまれ、首都圏メディアの一翼を担っています。
1985年 横浜エフエム放送
2000年

新潟県民エフエム放送が開局(2020年6月30日閉局)。

2000年12月20日、地域密着型コミュニティFM局『新潟県民エフエム放送』が開局しました。
2000年12月20日、地域密着型コミュニティFM局『新潟県民エフエム放送』が開局しました。 ローカルニュースや防災情報、音楽番組を中心に、新潟県民の生活に寄り添った放送を展開。 地元アーティストや専門家を招いた生放送番組が人気を集め、コミュニティの結束を高めました。 しかし、少子高齢化やインターネット普及による聴取者減少から、2020年6月30日に閉局。 開局から約20年にわたり地域メディアとして果たした役割は高く評価されています。
2000年 新潟県民エフエム放送 2020年 6月30日
2021年

全国宝石卸商協同組合により日本の誕生石が63年ぶりに改訂。2月にクリソベリル・キャッツ・アイ、3月にブラッドストーンとアイオライト、4月にモルガナイト、6月にアレキサンドライト、7月にスフェーン、8月にスピネル、9月にクンツァイト、12月にタンザナイトとジルコンが追加され全29種に。

2021年12月20日、全国宝石卸商協同組合が日本の誕生石を63年ぶりに改訂し、9種類の宝石を追加して全29種と発表しました。
誕生石は各月の守護石として古くから親しまれており、日本では1958年以来の改訂となりました。改訂により、2月にクリソベリル・キャッツアイ、3月にブラッドストーンとアイオライト、4月にモルガナイトなど合計9種類の宝石が新たに追加されました。これにより、全12か月合計29種のラインナップが整備され、選択肢が大幅に拡充されました。選定基準には宝石の希少性や色彩の多様性、流通量などが考慮され、専門家の意見を踏まえて決定されました。宝飾業界では記念品やギフトとしての需要拡大が期待されており、卸売業者や小売店では新たなプロモーションが始まりました。
2021年 誕生石 2月 クリソベリル・キャッツ・アイ 3月 ブラッドストーン アイオライト 4月 モルガナイト 6月 アレキサンドライト 7月 スフェーン 8月 スピネル 9月 クンツァイト 12月 タンザナイト ジルコン