ベゴニア

学名: Begonia semperflorens
科名: シュウカイドウ科

花言葉

  • 愛の告白
  • 幸せな日々
  • 片思い

特徴

花色: ピンク

説明

ベゴニアはシュウカイドウ科の多年草で、オーストラリア大陸を除く世界中の温帯・熱帯・亜熱帯に2000種あまりの原種が分布しています。左右非対称でややゆがんだ形の葉と、雌雄別の花が特徴的で、大抵の種は雄花は4枚、雌花は5枚の花びらを持ちます。5月から11月まで長期間開花し、赤、紫、白、ピンク、黄色、オレンジ、青など色彩豊富な花を咲かせます。

豆知識

  • 学名「semperflorens」は「常に開花している」という意味で、長期間咲き続けることに由来します
  • 原種は2000種以上あり、園芸品種を含めると数万種に及びます
  • 雌雄別の花を咲かせる珍しい植物の一つです
  • ハイチの元知事ミシェル・ベゴンの名前が由来となっています

利用方法

観賞用
  • 花壇植え
  • 鉢植え
  • ハンギングバスケット
薬用
  • 民間療法で消炎作用
  • 傷の治療

注意: シュウ酸を含むため大量摂取は避けてください

食用
  • 花びら
  • 若い葉
その他
  • 室内装飾
  • イベント装飾

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉, 茎

症状: シュウ酸を含むため大量摂取すると胃腸の不調を起こす可能性があります

クリスマスローズ

学名: Helleborus niger
科名: キンポウゲ科

花言葉

  • 私の心配をやわらげて
  • 慰め
  • 追憶

特徴

花色:

説明

クリスマスローズはキンポウゲ科の多年草で、ヨーロッパ・西アジアが原産です。クリスマスの時期に出回ることからこのように名付けられましたが、実際の開花期は冬から春にかけてです。花に見える部分は植物学上では萼片で、花弁ではありません。ローズという名前がついていますが、バラの仲間ではありません。耐寒性が強く、雪の中でも花を咲かせることから「雪起こし」とも呼ばれます。

豆知識

  • 学名Helleborusはギリシャ語で「食べると死ぬ」という意味があります
  • 花に見える部分は実は萼片で、本当の花びらは退化しています
  • 古代では矢毒として使用されることもありました
  • 日本には明治時代に渡来しました

利用方法

観賞用
  • 庭植え
  • 鉢植え
  • 切り花
薬用

注意: 強い毒性があるため薬用使用は危険です

食用

食用不可

その他
  • 冬の庭園装飾
  • クリスマス装飾

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全草, 特に根茎

症状: 強心配糖体を含み、嘔吐、下痢、心臓麻痺を起こす危険があります

スノーフレーク (大待雪草)

学名: Leucojum aestivum
科名: ヒガンバナ科

花言葉

  • 純粋
  • 汚れなき心
  • 皆をひきつける魅力

特徴

花色:

説明

スノーフレークはヒガンバナ科の球根植物で、ヨーロッパ中南部・地中海沿岸が原産です。和名はオオマツユキソウ、別名はスズランスイセンと呼ばれます。1.5cmほどの白いベル形の花が下向きに咲き、花弁の先には淡いグリーンのドットが入るのが特徴です。スミレに似た芳香を持ち、春の庭を優雅に彩ります。球根植物で、植えっぱなしでも毎年美しい花を咲かせます。

豆知識

  • 学名Leucojumはギリシャ語で「白いスミレ」という意味です
  • 花弁の緑の斑点は蜜を求める昆虫を引きつけるガイドの役割をします
  • 球根は水仙と間違えやすいため注意が必要です
  • イギリスでは川沿いの湿った場所に大群落を作ります

利用方法

観賞用
  • 庭植え
  • 自然庭園
  • 切り花
薬用

注意: ヒガンバナ科の植物で有毒成分を含みます

食用

食用不可

その他
  • 春の装飾
  • 自然風景の演出

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 球根, 全草

症状: アルカロイドを含み、嘔吐、下痢、めまいを起こす可能性があります

オモト (万年青)

学名: Rohdea japonica
科名: キジカクシ科

花言葉

  • 長寿
  • 長命
  • 母性の愛

特徴

花色:

説明

オモトはキジカクシ科の常緑多年草で、日本では宮城県を北限に本州、四国、九州に自生しています。地面からアーチのように青々とした厚い葉が伸び、4-5月にはクリーム色の花が咲き、冬には赤い実をつけます。一年中緑を保つことから「万年青」と呼ばれ、江戸時代から縁起の良い植物として重宝されてきました。特に徳川家康が江戸城入城の際に献上されたという有名なエピソードがあり、引っ越し祝いの定番植物となっています。

豆知識

  • 江戸時代には大名から庶民まで幅広く愛され、オモト専門の園芸書も出版されました
  • 現在でも数百の品種があり、葉の模様や形で分類されています
  • 実は有毒植物ですが、適切に扱えば長く楽しめる観葉植物です
  • DNA解析により、従来のユリ科からキジカクシ科に分類が変更されました

利用方法

観賞用
  • 観葉植物
  • 庭園植栽
  • 盆栽
薬用
  • 民間療法で強壮剤
  • 解熱作用

注意: サポニンを含むため使用には注意が必要です

食用

食用不可

その他
  • 縁起物としての贈り物
  • 室内装飾

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草, 特に根茎

症状: サポニンを含み、大量摂取すると胃腸障害を起こす可能性があります

カガリビバナ (篝火花)

学名: Cyclamen persicum
科名: サクラソウ科

花言葉

  • 遠慮
  • 内気
  • はにかみ

特徴

花色:

説明

カガリビバナ(篝火花)はシクラメンの和名で、サクラソウ科の多年草球根植物です。地中海地方が原産で、10月から3月頃にかけて開花します。花は5枚の花びらが反り返って咲き、その形が篝火の炎のようであることから、植物学者・牧野富太郎によって名付けられました。葉と対になって長く伸びる花茎の先に、下向きに花を咲かせるのが特徴です。冬の室内を彩る代表的な鉢花として親しまれています。

豆知識

  • 和名の「篝火花」は牧野富太郎博士が「これはかがり火の様な花ですね」という貴婦人の言葉から命名しました
  • 別名「ブタノマンジュウ」は球根の形からつけられた俗称です
  • 原種は夏休眠する性質がありますが、園芸品種は年中楽しめます
  • 花は夜になると香りが強くなる性質があります

利用方法

観賞用
  • 鉢植え
  • 室内装飾
  • ギフト用植物
薬用

注意: 全草に毒性があり薬用使用は危険です

食用

食用不可

その他
  • 冬の室内装飾
  • クリスマス装飾

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 全草, 特に球根

症状: サポニンを含み、嘔吐、下痢、皮膚炎を起こす可能性があります