1874年

明治新政府による開化政策の一環として、東京初のガス灯85基が銀座の芝金杉橋と京橋の間で点火される。

1874年12月18日、明治政府の開化政策で東京銀座に初めてガス灯85基が点灯し、近代都市の夜景が始まった。
明治維新後、政府は西洋技術導入の一環として都市のガス灯設置を推進した。 銀座通りの芝金杉橋から京橋間に85基のガス灯が設置され、初点灯式が行われた。 夜間の街路が明るく照らされ、商業活動が活性化し市民から大きな驚きをもって迎えられた。 ガス灯はその後全国各地に普及し、日本の都市近代化の象徴となった。 都市計画史やインフラ整備の重要な一里塚として評価される出来事である。
1874年 東京 銀座
1914年

新橋駅に代わる東海道本線の旅客ターミナル駅として東京駅が完成し、開業式を実施。20日より供用開始。

東京駅の丸の内駅舎が完成し、東海道本線の新たなターミナル駅として開業式が行われました。
東京駅は辰野金吾が設計を担当し、赤レンガ造りの洋風駅舎は当時の最新技術とデザインを融合させた。 1914年12月18日に開業式が実施され、駅舎の完成は近代日本の鉄道インフラ整備の象徴となった。 丸の内口の中央ドームやドイツ・バロック様式の塔屋など、華やかな外観は多くの人々を驚嘆させた。 12月20日から実際の運用が始まり、新橋駅に代わる交通の要所として東京の発展を支えた。 その後も改修や復元を経て、現在も日本有数のターミナル駅として活躍し続けている。
新橋駅 東海道本線 ターミナル駅 東京駅 20日
1917年

相模鉄道が創立される。

神奈川県を中心に路線を展開する相模鉄道が創立されました。
相模鉄道は1917年12月18日に神奈川県内の鉄道事業を目的として設立された。 初代の路線計画は横浜と大和周辺を結ぶもので、当初は旅客運輸を中心に運営が始まった。 創立当初の資本金や発起人には地元の実業家が名を連ね、地域経済の発展を後押しした。 その後、幾度かの路線延伸や合併を経て、現在の相鉄グループの基礎が築かれた。 沿線開発や住宅地造成など、地域社会との連携を重視した事業展開で知られる。
1917年 相模鉄道
1926年

阪急今津線、西宮北口~今津間開業。これによって西宮北口駅に神戸線との直角平面交差(ダイヤモンドクロス)が生まれる(1984年に廃止)。

阪急今津線の西宮北口~今津間が開業し、ダイヤモンドクロスが設置されました。
1926年12月18日、阪急今津線の西宮北口駅から今津駅までの区間が開業した。 西宮北口駅では阪急神戸線との線路が直角に交差するダイヤモンドクロス(平面交差)が日本初の規模で設置され、運転ダイヤの柔軟性が向上した。 この独特の交差構造は1984年まで利用され、車両の振り替えや乗り入れにおいて注目を集めた。 開業により阪神間の通勤・通学利便性が飛躍的に向上し、沿線地域の都市化が加速した。 現在は廃止されたものの、鉄道史に残る象徴的な設備だった。
1926年 阪急今津線 西宮北口 今津 神戸線 平面交差 1984年
1997年

大阪港トランスポートシステムテクノポート線・ニュートラムテクノポート線開業。

大阪港トランスポートシステムのテクノポート線(ニュートラム)が開業し、港湾都市の交通網を拡充。
1997年12月18日、大阪港トランスポートシステム(通称ニュートラム)のテクノポート線が開業。 この自動無人運転の新交通システムは、大阪南港エリアのアクセス向上を目的に導入。 駅はトレードセンター前からコスモスクエアまで計8駅が設置され、周辺の商業施設や国際展示場と連携。 開業によりリゾート&ビジネスゾーンの交通利便性が大幅に向上し、地域開発の起爆剤となった。 その後も延伸や駅施設の充実が進み、ニュートラムは大阪の新しいランドマークとなっています。
大阪港トランスポートシステム テクノポート線 ニュートラムテクノポート線
1997年

東京湾アクアライン開通。

東京湾アクアラインが開通し、東京と神奈川を海上で直結。
1997年12月18日、東京湾アクアラインが正式に開通。 神奈川県川崎市と千葉県木更津市を約15kmの海上トンネルと橋で結ぶ道路・海上輸送路。 開通により東京湾を迂回する長距離移動が大幅に短縮され、物流・観光・通勤に革新をもたらした。 特に海ほたるパーキングエリアは海上に浮かぶ休憩施設として人気を集め、観光スポットに。 このプロジェクトは高度な土木技術の結晶であり、世界的にも注目されるインフラ事例となっています。
東京湾アクアライン
2002年

東京地下鉄株式会社法成立。

東京地下鉄株式会社法が成立し、営団地下鉄の民営化が本格化。 東京の地下鉄運営体制が大きく変革。
2002年12月18日、東京地下鉄株式会社法が国会で成立しました。 この法律により、営団地下鉄(旧営団地下鉄)の鉄道事業を民営化し、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)へ移行。 鉄道事業への民間資本導入や経営効率化を図ることが目的とされました。 2020年の東京オリンピックに向けたインフラ整備やサービス向上にもつながる基盤を形成。 都市鉄道運営の新たなモデルケースとして注目されました。
2002年 東京地下鉄株式会社法
2009年

ロシアの高速列車、サプサンがモスクワ サンクトペテルブルク間で営業運転を開始する。

ロシアの高速列車サプサンがモスクワ〜サンクトペテルブルク間で営業運転を開始。 都市間移動の新たな選択肢が誕生。
2009年12月18日、ロシア鉄道は高速列車「サプサン」の営業運転を開始しました。 サプサンはシーメンス製高速電車をベースに改良された車両で、最高速度250km/hで運行。 モスクワとサンクトペテルブルク間の所要時間を大幅に短縮し、約4時間で結ぶようになりました。 ロシア国内での高速鉄道導入の先駆けとして、国内外から注目を集めました。 観光やビジネスの利便性向上に寄与した画期的な交通インフラです。
2009年 ロシア サプサン モスクワ サンクトペテルブルク
2021年

東日本大震災の復興道路として国が整備を進めた三陸沿岸道路が全線開通。未開通区間だった岩手県の普代-久慈インターチェンジ間25キロの通行が可能となり、宮城県仙台市―青森県八戸市の全長359キロが直結した。

三陸沿岸道路が全線開通し、仙台市から八戸市までの直結が実現した。
2021年12月18日、東日本大震災の復興道路として整備が進められてきた三陸沿岸道路が全線開通しました。 未開通区間だった岩手県普代-久慈インターチェンジ間25kmが開通し、宮城県仙台市から青森県八戸市まで359kmが直結しました。 沿岸部の交通ネットワークが強化され、物流や観光面での利便性が向上しました。 震災後の復興事業の象徴として地元住民や自治体から歓迎の声が上がりました。 今後は地域経済の活性化や災害時の避難・支援ルートとしての役割が期待されています。 この開通は東北沿岸地域の復興と持続可能な発展に向けた大きな一歩となりました。
2021年 東日本大震災 三陸沿岸道路 岩手県 普代 久慈インターチェンジ 宮城県 仙台市 青森県 八戸市