元禄8年11月13日

生類憐れみの令に伴い、徳川綱吉が武蔵・中野村に16万坪の「犬小屋」を設置する。

1695年12月18日、徳川綱吉の生類憐れみの令に基づき、武蔵国中野村に大規模な犬小屋が設置された。
生類憐れみの令は江戸幕府第5代将軍・徳川綱吉が発布した動物愛護政策である。 この日に開設された犬小屋は16万坪に及び、野良犬や迷い犬を収容した。 飼育員や給餌施設が整備され、莫大な費用が投入された。 一方で町民には負担が強いられ、幕府財政や近隣住民との軋轢も生じた。 綱吉の動物保護政策は賛否両論を巻き起こし、庶民文化にも大きな影響を与えた。
1695年 元禄 11月13日 生類憐れみの令 徳川綱吉 武蔵 犬小屋
1865年

アメリカの奴隷制度を完全に廃止するアメリカ合衆国憲法修正第13条が成立に必要な27州で批准されたことが布告される。

1865年12月18日、アメリカ合衆国憲法修正第13条が27州で批准され、奴隷制度が完全に廃止されたことが公式に布告された。
南北戦争終結後、奴隷制度廃止を定めた憲法修正第13条の発効には3分の4以上の州の批准が必要だった。 12月18日に27州が批准を完了し、修正条項が正式に発効した。 これにより法的に全米で奴隷制度が禁止され、黒人奴隷は自由を獲得した。 この出来事はアメリカ史上の大転換点となり、レコンストラクション(再建期)の開始を告げた。 しかし人種差別撤廃にはさらに長い闘争が続くこととなり、後の公民権運動へとつながっていく。
1865年 アメリカ 奴隷制度 アメリカ合衆国憲法修正第13条
1874年

明治新政府による開化政策の一環として、東京初のガス灯85基が銀座の芝金杉橋と京橋の間で点火される。

1874年12月18日、明治政府の開化政策で東京銀座に初めてガス灯85基が点灯し、近代都市の夜景が始まった。
明治維新後、政府は西洋技術導入の一環として都市のガス灯設置を推進した。 銀座通りの芝金杉橋から京橋間に85基のガス灯が設置され、初点灯式が行われた。 夜間の街路が明るく照らされ、商業活動が活性化し市民から大きな驚きをもって迎えられた。 ガス灯はその後全国各地に普及し、日本の都市近代化の象徴となった。 都市計画史やインフラ整備の重要な一里塚として評価される出来事である。
1874年 東京 銀座
1876年

伊勢暴動が発生。

1876年12月18日、三重県伊勢で明治政府の政策に反発した農民らによる伊勢暴動が発生した。
伊勢暴動は廃藩置県や地租改正による負担増に抗議した農民や町民が蜂起した事件である。 暴動参加者は県庁や役所を襲撃し、税制改革への不満を訴えた。 政府は鎮圧部隊を派遣し、数日間にわたって衝突が続いた。 この事件は明治政府に対する地方の抵抗を象徴し、中央集権体制の難しさを浮き彫りにした。 以後の自治制度整備や警察組織強化の契機となった歴史的事件である。
1876年 伊勢暴動
1970年

日本の新左翼である京浜安保共闘による上赤塚交番襲撃事件。襲撃犯である最高幹部柴野春彦が死亡。

1970年12月18日、京浜安保共闘のメンバーが上赤塚交番を襲撃し、最高幹部の柴野春彦が死亡しました。新左翼運動の過激化を象徴する事件です。
1970年12月18日早朝、日大安保や東大全共闘など新左翼系学生組織で構成された京浜安保共闘のメンバーが東京都板橋区の上赤塚交番を銃器と火炎瓶で襲撃しました。警察の追跡の末、襲撃犯であった最高幹部・柴野春彦は現場で負傷し、その後死亡しました。この事件は新左翼運動の過激化と学生運動の衰退を象徴するものとなりました。社会に衝撃を与えたことで警察・治安当局はテロ対策を強化し、運動内部でも武装闘争への批判が高まりました。その結果、一部組織は分裂を経て政治活動の方向性を見直す契機となりました。
1970年 京浜安保共闘 上赤塚交番襲撃事件 柴野春彦
1984年

福井エフエム放送開局。

福井県初のコミュニティFM局「福井エフエム放送」が開局した。
1984年12月18日、福井県を中心としたエリアでFMラジオ局「福井エフエム放送」(FM福井)が開局。 地域密着型の番組編成で地元ニュースや音楽、リクエスト番組を展開した。 開局当初から市民参加型の企画を多く取り入れ、コミュニティ放送の模範とされた。 その後、福祉や観光情報の発信拠点として地域活性化に貢献した。 現在も県内で高いリスナー支持を誇る。
1984年 福井エフエム放送
1993年

東京都八王子市の創価学会所有施設「東京牧口記念会館」でオウム真理教による学会名誉会長・池田大作の暗殺未遂事件発生。

オウム真理教の信者による、創価学会名誉会長・池田大作への暗殺未遂事件が発生。
1993年12月18日、東京都八王子市の創価学会東京牧口記念会館において、オウム真理教信者による池田大作暗殺未遂が発生。 容疑者はマスクと防刃チョッキを着用し会館に侵入、池田に刃物を振りかざしたが、警備員らのとっさの制止で未遂に終わった。 この事件はオウム真理教の犯罪活動の一端として大きな衝撃を与え、社会にカルト問題への警戒感を高めた。 また、創価学会と政府・社会との関係にも影響を及ぼし、宗教団体の安全対策や法整備の議論を促進した。 後にオウム事件全体の調査が進み、法改正や警備態勢の強化につながりました。
1993年 東京都 八王子市 創価学会 オウム真理教 池田大作 暗殺未遂事件
2001年

アメリカ・カリフォルニア州オーケランドの統一地区教育委員会が黒人英語を英語に次ぐ第二言語とする決議を採択。

オーケランド統一学区が黒人英語を公式な第二言語として認定する決議を採択。 言語多様性への理解を深める教育政策。
2001年12月18日、カリフォルニア州オーケランドの教育委員会は黒人英語(African American Vernacular English)を公立学校における第二言語とする決議を採択しました。 従来、教育現場で方言とみなされていた黒人英語を正式に言語として認める画期的な動き。 生徒の文化的背景を尊重し、学習の機会均等を図る試みとして注目されました。 批判や懸念の声もありながら、言語教育の多様性を促進する先駆的な事例となりました。 後の言語教育政策に影響を与えた意義深い決定です。
2001年 カリフォルニア州 オーケランド 黒人英語 英語
2005年

高松宮妃喜久子が薨去。それに伴い、当日予定されていた紀宮清子内親王の婚約内定が延期される。

高松宮妃喜久子が薨去し、紀宮清子内親王の婚約発表が延期。 皇室儀礼に影響を及ぼしたできごと。
2005年12月18日、皇族の高松宮妃喜久子が薨去されました。 高松宮妃は昭和天皇の妹にあたり、長年にわたり皇室行事に寄与してきた人物です。 当日予定されていた紀宮清子内親王(現・黒田清子)の婚約内定式は喪に服すため延期されました。 皇室の慣例や礼儀に沿い、国民も深い悲しみに包まれました。 この出来事は皇室行事や国民の関心に大きな影響を与えました。
2005年 高松宮妃喜久子 紀宮清子内親王