1891年

足尾鉱毒事件: 改進党議員の田中正造が、足尾鉱毒問題に関する初の質問書を衆議院に提出。

足尾銅山からの鉱毒が周辺農村を荒廃させ、田中正造が国会で初めて問題提起した歴史的事件です。
足尾銅山は19世紀後半に日本最大級の銅山として稼働したが、その副産物である鉱毒が渡良瀬川を通じて周辺農村を深刻に汚染した。 1880年代から住民らの抗議運動が高まり、改進党の田中正造は1891年12月18日に衆議院で初の質問書を提出し、政府と銅山経営者の責任を追及した。 この質問は日本における環境問題提起の先駆けとなり、その後の公害対策や環境保護運動に大きな影響を与えた。 田中は現地調査を重ねて被害実態を国会に訴え続け、社会問題としての公害認識を広めた。
1891年 足尾鉱毒事件 改進党 田中正造
1971年

キャピトル・リーフ国立公園設立。

アメリカ・ユタ州に壮大な岩層と峡谷が特徴のキャピトル・リーフ国立公園が設立された。
1971年12月18日、アメリカ合衆国ユタ州南部にキャピトル・リーフ国立公園が指定。 4億年にわたる地層の褶曲や峡谷、大岩壁など多彩な地質景観を保護する目的で誕生した。 公園名は「果てしないりんごの収穫場」を意味するワイアット族酋長の言葉に由来している。 設立後は多彩な地形や化石群、先住民の遺構が観察できる学術的資源としても評価され、年間多くの観光客を集めている。 現在も学術・観光の両面で注目される自然保護区となっている。
キャピトル・リーフ国立公園