ヘリコニア (鸚鵡花)

学名: Heliconia rostrata
科名: オウムバナ科

花言葉

  • 注目・脚光
  • 風変わりな人

特徴

花色:

説明

熱帯アメリカ、南太平洋諸島原産のオウムバナ科の多年草です。花のように見える鮮やかな赤や黄色の部分は苞(ほう)で、実際の花は苞の中に包まれています。ロブスターの爪やオウムのくちばしのような独特の形状から様々な別名で呼ばれています。高温多湿を好み、小型種は50cm、大型種は7mにまで成長します。

豆知識

  • 学名のヘリコニアは、ギリシャ神話で芸術の女神ムーサが住むヘリコン山に由来する
  • ロブスターの爪やオウムのくちばしなど、形によって様々な別名がある
  • 実際の花は小さく、目立つ部分は苞(ほう)と呼ばれる葉が変化したもの
  • トリニダード・トバゴの国花として指定されている

利用方法

観賞用
  • 切り花として使用
  • 庭園装飾
  • 生け花・フラワーアレンジメント
薬用
  • 伝統医学での利用は限定的

注意: 薬用利用については専門家に相談が必要

食用

食用には適さない

その他
  • 観光地の装飾
  • ホテルのディスプレイ

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草

症状: 大量摂取すると胃腸に不快感を与える可能性がある

グロリオーサ (百合車)

学名: Gloriosa superba
科名: イヌサフラン科

花言葉

  • 栄光に満ちた世界
  • 華麗
  • 燃える情熱

特徴

花色:

説明

熱帯アフリカ、熱帯アジア原産のイヌサフラン科の球根植物です。炎が燃えるような独特な形の、オレンジや赤色の花が鮮やかで、半つる性で茎の先端が巻きひげのようになる動きのある姿が魅力的です。花びらはウェーブして上向きに反り返り、まるで炎がメラメラと燃えているような個性的な見た目が特徴です。つる状に成長し、2-3mの高さに達します。

豆知識

  • 「Glory」は栄光という意味で、天に向かって高く成長する様子から名付けられた
  • ジンバブエの国花として指定されている
  • つる性で巻きひげを使って他の植物に絡みながら成長する珍しい特性を持つ
  • 花びらの独特な反り返りは、まるで炎が燃え上がるような美しさを表現している

利用方法

観賞用
  • 切り花
  • フラワーアレンジメント
  • 庭園植物
薬用
  • 伝統医学では限定的な利用

注意: 全草に毒性があるため、薬用利用は危険

食用

全草が有毒のため食用不可

その他
  • 庭園のアクセント植物
  • トロピカルガーデンの装飾

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全草, 特に球根部分

症状: 吐き気、嘔吐、下痢、腎障害などの重篤な中毒症状を引き起こす可能性がある

シンビジウム

学名: Cymbidium hybridum
科名: ラン科

花言葉

  • 野心
  • 飾らない心
  • 素朴

特徴

花色:

説明

ヒマラヤからインドネシア、オーストラリアにかけて分布するラン科の植物で、世界四大洋蘭の一つです。グリーン系のシンビジウムは、素朴で草木のような落ち着いた色合いが特徴です。12月から4月にかけて開花し、一つの花茎に10個以上の花を付けることもあります。花持ちが良く、2ヶ月程度咲き続けます。

豆知識

  • 世界四大洋蘭(カトレア、デンドロビウム、シンビジウム、パフィオペディルム)の一つ
  • 日本には明治時代以降に渡来し、贈答用として定着
  • 緑色のシンビジウムの花言葉「野心」は、前向きな成功を願う気持ちを表現
  • 一つの花茎に多数の花を付け、観賞期間が長いことで人気

利用方法

観賞用
  • 鉢植え観賞
  • 切り花
  • 贈答用
薬用
  • 漢方薬として一部利用

注意: 薬用利用は専門家の指導が必要

食用

食用には適さない

その他
  • 園芸品種の改良
  • 蘭展での展示

毒性

症状: 毒性は報告されていない

リカステ (森の妖精)

学名: Lycaste skinneri
科名: ラン科

花言葉

  • 清らかな心
  • 清浄
  • 快活

特徴

花色:

説明

メキシコからボリビアにかけて分布するラン科の植物で、三角の花が特徴的です。3枚の萼片が非常に大きく発達し、三角形に見える花形がとても印象的です。花は大きくて肉厚で、桃色、黄色、緑色など様々な色があります。大きな偽球茎の先端に幅広い葉をつけ、11月から5月にかけて開花します。

豆知識

  • 学名はトロイ戦争で有名なプリアモス王の美しい娘リカステに由来する
  • グアテマラの国花として指定されている
  • 3枚の大きな萼片が三角形を作る独特な花形が特徴
  • 肥料を好むランとして知られ、栽培には注意が必要

利用方法

観賞用
  • 鉢植え栽培
  • 温室栽培
  • 蘭展での展示
薬用
  • 薬用利用の記録はほとんどない

注意: 薬用目的での使用は推奨されない

食用

食用には適さない

その他
  • 園芸品種の交配親
  • 蘭愛好家のコレクション

毒性

症状: 毒性は報告されていない

セージ (薬用サルビア)

学名: Salvia officinalis
科名: シソ科

花言葉

  • 尊敬
  • 知恵
  • 家族愛
  • 幸せな家庭

特徴

花色:

説明

地中海沿岸原産のシソ科の多年草で、古くから薬用、食用、香辛料として幅広く用いられてきました。草丈は40cm-1mで、灰緑色の長楕円形の葉には細かい網目状のしわが入り、すっきりした爽やかな香りを持ちます。初夏から夏にかけて茎の先端に紫色の唇形花を穂状に咲かせます。「不老長寿のハーブ」と呼ばれ、殺菌・解熱作用、消化促進などの効果があります。

豆知識

  • 英名「sage」は「賢人」と同じ綴りで、知恵の象徴とされる
  • ソーセージの語源はセージ(sage)から来たという説がある
  • 「長生きをしたければ庭にセージを植えろ」という西洋の格言がある
  • 古代ローマ時代から「神聖なハーブ」として珍重されてきた

利用方法

観賞用
  • ハーブガーデン
  • 観賞用植物
  • ドライフラワー
薬用
  • うがい薬(喉の炎症)
  • 歯肉炎の治療
  • 消化促進
  • 解熱作用

注意: 妊娠中や授乳中の大量摂取は避ける

食用
その他
  • 香料
  • 化粧品
  • 浄化儀式

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 大量摂取時の全草

症状: 大量摂取すると吐き気や胃腸の不調を起こす可能性がある