1908年

九州電気軌道(西日本鉄道の祖)が設立。

九州電気軌道が設立され、西日本鉄道の礎が築かれました。
1908年12月17日、九州電気軌道が設立され、後の西日本鉄道グループの前身となりました。福岡市を中心とした都市交通の近代化を目指し、電気軌道を導入することで地域の移動が飛躍的に向上。当時の最新技術を取り入れた車両は、安全性と快適性を両立。設立後は路線網が徐々に拡大し、沿線開発や観光振興にも寄与しました。今日の西日本鉄道の基盤を築いた歴史的重要事件です。
1908年 九州電気軌道 西日本鉄道
1957年

上野動物園内に日本初のモノレール(東京都交通局上野懸垂線)が開業。

上野動物園で日本初の本格的なモノレールが運行開始。吊り下げ式の路線は来園者に新たな体験を提供しました。
上野動物園懸垂線は東京都交通局が設計・運営した日本初の公共モノレール路線です。 吊り下げ式の車両が園内の東西を結び、丘陵地帯での走行を可能にしました。 運行開始当初は新技術として注目を集め、多くの来園者が乗車を楽しみました。 観光資源としても活用され、動物園の魅力を高める存在でした。 その後、車両の老朽化や運用コスト増加により廃止されるまで園内輸送を支え続けました。
上野動物園 モノレール 東京都交通局上野懸垂線
1967年

呉市交通局の呉市電が廃止。

1967年12月17日、広島県呉市の路面電車「呉市電」が廃止され、長年の市内交通の歴史に幕が下ろされました。
呉市電は戦前から市内交通を支えていた路面電車で、戦後の復興とともに運行を再開しました。 路線網は市中心部から港湾地区まで伸び、地元住民や工員の足として活躍しました。 しかし、自動車利用の増加や車両の老朽化、収益悪化が深刻化しました。 市当局は経営合理化を図り、1967年12月17日に全線の運行を停止しバス転換を決定しました。 廃止後はバス路線が市電を引き継ぎましたが、当時の賑わいは失われました。 現在では一部の廃線跡が道路として利用されています。
呉市交通局 呉市電