1880年

東京・京橋にて臼井六郎による日本史上最後の仇討ち(あだうち)事件が発生。

東京・京橋で臼井六郎による日本最後の仇討ち事件が発生しました。 近代化以前の武士道の終焉を象徴します。
1880年、元武士の臼井六郎が敵討ちのために京橋で標的を討ち果たした事件。 司法制度の整備が進む明治期にもかかわらず、名誉を重んじる旧習が残っていたことを示しました。 近代日本では最後の仇討ち事件とされ、社会の大きな注目を集めました。 臼井はその後逮捕され、仇討ちの法的許容が失われたことを世間に印象付けました。 この事件は武士道の伝統と近代法の衝突を象徴する歴史的事件です。
1880年 東京 京橋 臼井六郎 仇討ち
1902年

教科書疑獄事件で200名以上が摘発される。

教科書疑獄事件で200名以上が摘発されました。 明治期の教育制度に大きな衝撃を与えたスキャンダルです。
1902年、教科書の検定過程に関連する贈収賄事件が発覚し、多数の官僚や出版社関係者が摘発。 国家による検定制度の腐敗が明るみに出て、教育行政への信頼が大きく揺らぎました。 事件を受けて検定規則の見直しや教育制度改革が進められ、公正な教科書選定が強化されました。 国民の教育への期待と政府の監督責任が改めて問われるきっかけとなりました。 このスキャンダルは近代日本における行政改革運動の一端ともなりました。
1902年 教科書疑獄事件
1945年

衆議院議員選挙法改正公布。婦人参政権・大選挙区制などを規定。

衆議院議員選挙法が改正され、婦人参政権などが認められました。
1945年12月17日、日本政府は衆議院議員選挙法改正を公布し、初めて女性に選挙権と被選挙権を付与。また大選挙区制を導入して比例代表的要素を強化し、戦前の制限選挙から大きく民主化を推進しました。改正後の制度は1946年の総選挙で初めて実施され、約5百万人の女性有権者が参加。これにより戦後日本の政治参加が一変し、男女共同参画の礎が築かれました。
衆議院議員選挙 婦人参政権 大選挙区制
1997年

日本で介護保険法公布。

1997年、日本で高齢者介護の社会保障制度を定める介護保険法が公布されました。
高齢化が進む日本社会で、介護の必要度が増す高齢者を支援するために制定された法律です。 保険料は40歳以上の現役世代が原則負担し、要介護認定を受けた人は訪問介護や通所リハビリ、施設でのサービスを利用できる仕組みが整備されました。 地域包括ケアの推進や介護人材の確保など、持続可能な介護体制構築が大きな課題となり、現在も制度改善が続けられています。
1997年 介護保険法
2010年

ジャスミン革命: モハメド・ブアジジが抗議の焼身自殺を試みる。

2010年、チュニジアの露店商モハメド・ブアジジが焼身自殺を試み、ジャスミン革命の火種となった。
チュニジア中部の都市シディ・ブ・ズィドで、行政当局による露店商への介入に抗議して焼身自殺を図りました。 この出来事はSNSなどを通じて瞬く間に国内外に広がり、腐敗政治に対する大規模抗議運動へと発展。 最終的にベン・アリ政権の崩壊を招き、アラブの春と呼ばれる一連の民主化運動の契機となりました。
ジャスミン革命 モハメド・ブアジジ