1890年

東京 横浜で日本初の電話交換業務を開始。

1890年に東京と横浜で日本初の電話交換業務が開始され、通信インフラの歴史が幕を開けました。
1890年12月16日、東京電信所(後の自営電気通信)が東京・横浜間で日本初の電話交換業務を開始しました。 当初の加入者数は少数でしたが、手動式の交換台でオペレーターが通話相手をつなぐ仕組みでした。 これにより遠距離通話が可能となり、商取引や官公庁間の連絡が一気に効率化しました。 後に民間企業も参入し、日本の電話ネットワークは急速に拡大していきました。 今日のデジタル通信社会の基礎となる重要な一歩と言えます。
1890年 電話
1909年

山手線で電車の運転を開始。

山手線で日本初の電車運転が開始され、都市鉄道の近代化が進みました。
1909年12月16日、東京の山手線で蒸気機関車に代わり電気機関車による運転が開始されました。 導入された電車は直流600ボルトで駆動し、速度と定時性が大幅に向上しました。 これにより乗客の利便性が増し、都心部の通勤輸送が劇的に改善されました。 山手線の電化は日本の鉄道網全体の電化推進にも大きな影響を与えました。 現在に続く環状線運行の原点となった歴史的な出来事です。
1909年 山手線
1929年

東京駅の八重洲口が開業。

1929年に東京駅八重洲口が開業し、新たな出入口として利用が始まりました。
1929年12月16日、東京駅の丸の内口に対してもう一つの玄関口となる八重洲口が開業しました。 八重洲口は商業地区と直結し、バスターミナルやタクシー乗り場など交通結節点として発展しました。 当初は駅舎に小規模な改築を加える形でしたが、その後の都市開発に伴い大規模な拡張も行われています。 東京駅の利便性向上と、周辺地域の商業振興に大きく貢献した出来事です。 現在も多くの旅客が行き交う、重要な出口として機能しています。
1929年 東京駅
1957年

国鉄モハ90形電車(後の101系)デビュー。

日本国有鉄道の新型通勤電車モハ90形(後の101系)が営業運転を開始しました。
・1957年12月16日、東京近郊路線で初めて運行を開始。 ・モハ90形は鋼製車体と抵抗制御式電動機を採用しました。 ・後に101系として量産され、日本の通勤電車のスタンダードとなりました。 ・大窓設計やロングシート配置で大量輸送に対応しました。 ・この車両は戦後の輸送力増強と合理化に大きく貢献しました。
101系
1965年

名阪国道が暫定二車線で開通。

名阪国道が暫定二車線で開通し、大阪と名古屋を結ぶ道路網の整備が進みました。
・1965年12月16日、暫定二車線舗装で名阪国道の最初の区間が開通しました。 ・大阪と名古屋を結ぶ主要ルートとして都市間物流と観光客の移動が改善されました。 ・山間部を貫く区間にはトンネルや高架橋が多数設置されました。 ・暫定整備のため片側交互通行区間も残されていました。 ・その後、順次拡幅工事が進み、現在は四車線道路として利用されています。
1965年 名阪国道
1971年

札幌市営地下鉄の最初の開業区間、南北線の北24条駅 真駒内駅間が開業。日本初のゴムタイヤ式地下鉄。

札幌市営地下鉄南北線の北24条駅~真駒内駅間が開業し、日本初のゴムタイヤ式地下鉄が誕生しました。
1971年12月16日、札幌市営地下鉄南北線の北24条駅から真駒内駅間(約13.1km)が開業しました。この路線は冬季の雪害対策としてゴムタイヤ式を採用した日本初の地下鉄システムです。高い走行安定性と静粛性を兼ね備え、吹雪や積雪の影響を大幅に低減できる特徴があります。路線開業により札幌市中心部から南部地域へのアクセスが飛躍的に向上しました。都市計画や住宅地の発展を後押しし、現在も市民の通勤・通学に欠かせない交通手段となっています。
札幌市営地下鉄 南北線 北24条駅 真駒内駅
1972年

横浜市営地下鉄の最初の開業区間、1号線(現 ブルーライン)の伊勢佐木長者町駅 上大岡駅間が開業。

横浜市営地下鉄1号線(ブルーライン)の伊勢佐木長者町駅~上大岡駅間が開業しました。
1972年12月16日、横浜市営地下鉄1号線(現ブルーライン)の伊勢佐木長者町駅から上大岡駅間(約10.8km)が開業しました。市中心部と南部地域を直結し、京浜工業地帯への通勤・通学利便性を大きく向上させました。地下区間は地盤や既存インフラを考慮した工法で建設され、都市環境への影響を抑制しています。沿線地域では人口増加と商業施設の発展が進み、横浜市の都市拡大に貢献しました。現在も路線延伸や車両更新が行われ、安定した輸送サービスを提供し続けています。
1972年 横浜市営地下鉄 ブルーライン 伊勢佐木長者町駅 上大岡駅