1575年

チリ南部のバルディビア沖でマグニチュード8.8の地震発生(バルディビア地震)。

チリ南部のバルディビア沖でマグニチュード8.8の大地震が発生しました。
1575年12月16日、チリ南部のバルディビア沖を震源とするマグニチュード8.8の強震が発生しました。この地震は大規模な津波を伴い沿岸部の集落や港を壊滅的に破壊しました。史料によれば建物の倒壊や地盤の液状化が多数報告され、死傷者も多数出たと伝えられています。近世の南米における最古級の大地震の一つとされ、後の地震学研究において重要な資料となっています。現在でもバルディビア地震は地質学的・歴史的に注目される事件です。
1575年 チリ バルディビア マグニチュード バルディビア地震
1811年

ニューマドリッド地震、マグニチュード7.5前後の地震が2回発生。翌年1月23、2月7日にもほぼ同規模の地震が発生した。

1811年12月16日にアメリカ中西部のニューマドリッドで発生したマグニチュード7.5前後の大地震です。翌年1月23日と2月7日にも同規模の余震が続発しました。
1811年12月16日、ミズーリ州ニューマドリッドでマグニチュード7.5前後の地震が発生しました。 翌年1月23日と2月7日にも同規模の地震が続発し、計3回の大揺れが報告されています。 震源域では地割れや液状化現象、河川の逆流などが発生し、当時の入植地に深刻な被害をもたらしました。 ロッキー山脈以東で観測された最大級の地震とされ、地質学的研究の重要な対象となりました。 これをきっかけにアメリカ中西部の防災対策や地震学研究が大きく進展しました。
1811年 ニューマドリッド地震 1月23 2月7日
1881年

九条道家の発願で造立された東福寺大仏が失火のため焼失する。

九条道家の発願で再建された東福寺の大仏像が、失火による火災で焼失しました。
1881年12月16日、京都の東福寺にあった九条道家公の発願で再建された大仏が失火により焼失しました。 火災は夜間に発生し、木造建築の大仏殿と像体がことごとく焼け落ちました。 当時の記録では再建に数年の歳月と多額の費用が掛かっており、損失は非常に大きいものでした。 寺社建築の防火対策が課題となり、その後の仏教建築保存運動に影響を与えました。 しかし後世には再興され、現在の大仏は近代に再建されたものです。
1881年 九条道家 東福寺
1920年

海原地震が発生。

1920年に中国甘粛省海原(ハイユアン)で発生した大地震で、甚大な被害が出ました。
1920年12月16日、中国甘粛省海原(ハイユアン)でマグニチュード8.5前後と推定される大地震が発生しました。 この地震により地滑りや地割れ、堤防の崩壊が相次ぎ、約20万人以上の死者・行方不明者が出たとされています。 被災地では数千の村が壊滅し、冬季の救援活動が困難を極めました。 この大震災は中国史上最も犠牲者の多い地震の一つに数えられ、地震学的研究の重要な事例となりました。 復興には長期を要し、地震に強い建築技術の必要性が広く認識されるきっかけともなりました。
1920年 海原地震
1932年

東京日本橋の白木屋百貨店で火災(白木屋大火)。

1932年に日本橋の白木屋百貨店で発生した大規模火災で、多数の店舗と建物が焼失しました。
1932年12月16日、東京・日本橋の老舗百貨店白木屋で火災(白木屋大火)が発生しました。 出火原因は電気系統のショートとされ、当時の最新鋭設備を有した大規模店舗が瞬く間に炎に包まれました。 延焼により周辺の建物にも被害が及び、多くの買い物客や従業員が巻き込まれました。 この火災を契機に都市部の防火計画や百貨店の防災設備の見直しが進められました。 白木屋は後に再建され、現在のオフィスビルや商業施設の基礎が築かれました。
1932年 日本橋 白木屋百貨店 白木屋大火
1960年

ユナイテッド航空のDC 8とトランス・ワールド航空のL 1049スーパーコンステレーションがニューヨーク上空で衝突して墜落、墜落地の住民を含めて134人が死亡(1960年ニューヨーク空中衝突事故)。

ニューヨーク上空で旅客機同士が空中衝突し、多数の死者を出す史上有数の航空事故が発生しました。
・1960年12月16日、ユナイテッド航空DC-8とトランス・ワールド航空L-1049機がマンハッタン東空域で衝突しました。 ・両機合わせて乗員・乗客128名と地上の通行人6名、計134名が犠牲となりました。 ・事故調査では航空管制の混雑と通信不備が大きな要因と結論付けられました。 ・この事故を契機に空域管理の改善や飛行計画の厳格化が進められました。 ・都市部上空での安全対策強化を促した重大事故として知られています。
1960年 ユナイテッド航空 DC-8 トランス・ワールド航空 L-1049スーパーコンステレーション ニューヨーク 1960年ニューヨーク空中衝突事故
1988年

北海道の十勝岳が噴火。

北海道の十勝岳が噴火し、噴煙が上昇しました。
1988年12月16日、北海道の活火山・十勝岳が噴火しました。噴煙柱は数千メートルに達し、火山灰が周辺地域に降下しました。登山道や周辺町村では火山灰による視界不良や交通障害が発生しました。当局は避難勧告を出し、気象庁は火山活動の監視体制を強化しました。以後も十勝岳は定点観測が続けられ、火山防災対策における教訓となりました。
1988年 北海道 十勝岳
2011年

野田佳彦内閣総理大臣は、東京電力福島第一原子力発電所の原子炉が冷温停止状態(ステップ2)を達成し、いわゆる原発事故の「収束宣言」を行なった。

野田佳彦首相が福島第一原発の原子炉冷温停止達成を受け、「収束宣言」を行った。
2011年12月16日、野田佳彦内閣総理大臣は東京電力福島第一原子力発電所の主要原子炉が冷温停止(ステップ2)に達したと発表し、原発事故の収束を宣言した。 この発表は東日本大震災による原発事故以来、国内外の注目を集めた重要な節目と位置づけられた。 政府は今後の廃炉や賠償、避難者支援など幅広い課題に対し、長期的な対策を講じる必要性を強調した。 同時に原子力政策の抜本見直しや再発防止策の強化が求められ、エネルギー政策を巡る議論が活発化しました。
2011年 野田佳彦 内閣総理大臣 福島第一原子力発電所
2018年

北海道札幌市豊平区でガス爆発事故が発生し、52人が負傷した(札幌不動産仲介店舗ガス爆発事故)。

札幌市豊平区の不動産仲介店舗でガス爆発事故が発生し、52人が負傷した。
2018年12月16日、北海道札幌市豊平区にある不動産仲介店舗でガス爆発が発生し、店内や周辺にいた52人が負傷した。 当初はガス管の破損や作業中のミスによるガス漏れが原因とみられ、地元消防や警察が現場で調査を進めた。 負傷者には骨折や火傷などの重軽傷者が含まれ、一時は救急隊が多数出動した。 事故後、周辺地域では通行規制が行われ、ビル設備の安全点検やガス管の管理体制強化が検討されるきっかけとなった。
2018年 北海道 札幌市 豊平区 ガス爆発 札幌不動産仲介店舗ガス爆発事故