1954年
C62形蒸気機関車が最高速度129 km/hを記録。
国鉄のC62形蒸気機関車が試運転中に129km/hの日本国内最高速度を記録する。
1954年12月15日、東海道本線で行われた試運転中にC62形蒸気機関車17号機が129km/hを達成した。
これは日本国内の狭軌蒸気機関車としての最高速度記録であり、その技術力を証明した。
C62形は急行列車「白鳥」や「つばめ」で活躍し、美しいスタイルと高性能で人気を集めた。
しかしその後の電化とディーゼル化の進展で蒸気機関車は徐々に姿を消し、1971年に全廃された。
現在では保存機が鉄道博物館などで展示され、当時の活躍を今に伝えている。
1954年
C62形
km/h
1965年
アメリカの宇宙船・ジェミニ6 A号と7号が初のランデブー飛行に成功。
アメリカのジェミニ6A号と7号が宇宙空間で初めてランデブー飛行を成功させた歴史的ミッション。
1965年12月15日、ジェミニ6A号と7号がそれぞれ打ち上げられ、宇宙船間のランデブー飛行を実現しました。
両船は地上約300キロメートルの軌道上で接近し、初めて30センチ以内の距離を維持しながら旋回。
この技術は、後のアポロ月着陸船が司令船とドッキングを行う上で不可欠な成果とされました。
フライトは通信・航法システムの性能検証を兼ね、精密操作の実証にも成功。
ミッションは宇宙開発競争におけるアメリカの優位性を示し、有人宇宙飛行の新たな扉を開きました。
1965年
ジェミニ6-A号
7号
ランデブー
1969年
航空宇宙技術研究所のフライングテストベッドが、日本初となる垂直離着陸による有人自由飛行に成功する。
航空宇宙技術研究所の実験機が日本初の有人垂直離着陸飛行に成功。
1969年12月15日、航空宇宙技術研究所が開発した実験機フライングテストベッドが初の有人垂直離着陸飛行を行いました。
機体はローターとファンを組み合わせた独自設計で、短距離での離陸と着陸を可能に。
当時世界でも珍しいVTOL機の実証試験として日本の航空技術力を内外にアピール。
操縦系統や安定性の検証を重ね、後のヘリコプターやVTOL機開発への重要なデータを提供。
この成功は日本の航空政策と宇宙航空研究に新たな展望をもたらしました。
1969年
航空宇宙技術研究所
フライングテストベッド
垂直離着陸
1970年
ソビエト連邦の金星探査機・ベネラ7号が金星の地表に着陸。世界で初めて惑星表面の着陸に成功。
ソ連のベネラ7号が金星表面着陸に世界で初めて成功した金星探査ミッション。
1970年12月15日、ソ連の金星探査機ベネラ7号が金星表面への着陸を達成しました。
送り出しロケットは1970年8月に打ち上げられ、探査機は数ヶ月の航行を経て金星に到達。
金星の高温高圧環境下でも動作する耐熱耐圧カプセル構造を採用。
着陸後も約23分間にわたりデータを送信し、大気圧と温度に関する貴重な情報を地球に伝えました。
惑星表面着陸に成功した初のミッションとして、宇宙探査史に大きな足跡を残しました。
ソビエト連邦
金星
ベネラ7号
1977年
宇宙開発事業団が実験用通信衛星「さくら」を打上げ。
宇宙開発事業団が日本初の実験用通信衛星『さくら』を打ち上げ。
1977年12月15日、宇宙開発事業団(NASDA)が実験用通信衛星『さくら』を打ち上げました。
ロケットはM-3SIIで打ち上げられ、試験的にCバンド通信の実用性を検証。
日本初の国産通信衛星として、国内通信インフラの技術基盤を築く重要な一歩となりました。
数年間にわたる運用で衛星通信技術のデータを蓄積し、商用衛星の開発へとつなげました。
この成功は日本の宇宙技術力向上と産業発展に大きく貢献しました。
1977年
宇宙開発事業団
通信衛星
さくら
2000年
チェルノブイリ原子力発電所で最後まで稼働していた3号炉を停止。
チェルノブイリ原子力発電所の3号炉が最後の稼働炉として停止され、全炉停止となりました。
事故後の廃止プロセスが一段落した象徴的な日です。
2000年12月15日、ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所で最後に稼働していた3号炉が運転を停止しました。
この原発は1986年の大事故後も安全対策を講じつつ稼働を継続してきました。
3号炉停止により、発電所としての機能は完全に終了し、廃炉・廃棄物処理に向けた作業が本格化しました。
廃止作業は長期プロジェクトとなり、放射性廃棄物の管理や構造物撤去が課題となっています。
この出来事は原子力安全と環境保護の重要性を改めて浮き彫りにしました。
2000年
チェルノブイリ原子力発電所
2009年
ボーイング787が初飛行。
2009年12月15日、アメリカでボーイング787型機が初飛行に成功しました。\n革新的な複合素材を活用し、航空業界に新たな標準を提示しました。
2009年12月15日、ワシントン州エバレットの工場を離陸し初飛行を実施しました。\n全身に炭素繊維強化プラスチックなど軽量複合素材を使用し、従来機に比べて20%以上の燃費改善を実現。\n最長航続距離は約1万4000kmに達し、世界の航空路線を大きく変革。\n製造工程には先端技術が多数投入され、生産効率と環境性能を両立。\n初飛行後はANAやJALをはじめとする各航空会社で商業運航が開始されました。
2009年
ボーイング787