オドントグロッサム (スイセイラン(彗星蘭))

学名: Odontoglossum grande
科名: ラン科

花言葉

  • 特別

特徴

花色:

説明

中米や南米アンデスの高地が原産で、オンシジウムに近いグループの着生ランです。花色は赤、白、黄色などでくっきりした斑模様が美しく、花弁の先端がつんとしており、多くの品種で不規則な形の斑紋が入ります。学名の「Odontoglossum」は、ギリシャ語の「歯」と「舌」に由来し、唇弁の基部に歯状の小さな突起があることにちなんでいます。

豆知識

  • 学名のオドントグロッサムは「歯のある舌」という意味で、花の構造に由来します
  • 19世紀にヨーロッパに伝わり、蘭愛好家の間で「洋ランの宝石」と呼ばれました
  • アンデス高地の涼しい気候を好むため、日本では栽培が困難とされていました
  • 現在では品種改良により比較的栽培しやすい品種も開発されています

利用方法

観賞用
  • 切り花として高級フラワーアレンジメントに使用
  • 鉢植えとして室内装飾に利用
  • 温室での観賞用栽培
薬用
  • 特に薬用としての利用はありません

注意: 特に注意事項はありません

食用

食用には適しません

その他
  • 園芸品種の交配親として利用

毒性

症状: 毒性はありません

チューリップ (鬱金香)

学名: Tulipa gesneriana
科名: ユリ科

花言葉

  • 博愛
  • 思いやり
  • 愛の芽生え
  • 望みのない恋
  • 失われた愛
  • 不滅の愛
  • 永遠の愛情

特徴

花色:

説明

中央アジアのカザフスタン、天山山脈近辺が原産の球根植物です。現在では世界中で愛され、6,500種類以上の品種があります。花の形は一重咲き、八重咲き、ユリ咲き、パーロット咲きなど多様で、色も赤、黄色、ピンク、白、オレンジ、紫など豊富です。春の代表的な花として、世界中の庭園や公園で栽培されています。

豆知識

  • 17世紀オランダで起きた「チューリップ狂時代」は世界初のバブル経済として有名です
  • 名前の語源はトルコ語の「ターバン」から来ています
  • オランダでは年間約30億本のチューリップが生産されています
  • 品種改良により現在では6,500種類以上の品種が存在します

利用方法

観賞用
  • 切り花として花束やアレンジメントに使用
  • 庭植えや花壇での観賞用
  • 鉢植えとして室内装飾
薬用
  • 民間薬として咳止めに使用されることがありました

注意: 球根には毒性があるため注意が必要です

食用

食用には適しません(球根に毒性あり)

その他
  • 香水の原料として使用
  • 染料として花弁を利用

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 球根, 茎, 葉

症状: 誤食すると吐き気、嘔吐、下痢、皮膚炎を起こす可能性があります

原種系チューリップ

学名: Tulipa clusiana
科名: ユリ科

花言葉

  • まじめな恋

特徴

花色:

説明

野生種やそれに近いもので、「ミニチューリップ」「ワイルドチューリップ」と呼ばれることもあります。一般的に見かけるチューリップよりも丈が低く、草丈に見合わない大きめの花を咲かせます。通常のチューリップよりも丈夫で病気にも強いため育てやすく、地植えにすると2~3年は植えっぱなしでも花が咲きます。100以上の品種があり、花色や咲き方も多様です。

豆知識

  • 原種系チューリップは一般的なチューリップよりも歴史が古く、数千年前から存在していました
  • 代表的な品種に「レディー・チューリップ」と呼ばれるクルシアナがあります
  • 植えっぱなしでも毎年咲くため「宿根チューリップ」とも呼ばれます
  • 小さいながらも一般的なチューリップと同じような美しい花を咲かせます

利用方法

観賞用
  • ロックガーデンでの栽培
  • ナチュラルガーデンの演出
  • 鉢植えでの観賞
薬用
  • 特に薬用としての利用はありません

注意: 球根には軽度の毒性があります

食用

食用には適しません

その他
  • 園芸品種の交配親として利用
  • 自然保護活動の象徴として利用

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 球根

症状: 軽微な胃腸障害を起こす可能性があります

カトレア(黄)

学名: Cattleya dowiana
科名: ラン科

花言葉

  • 魅惑的

特徴

花色:

説明

中南米原産のラン科植物で、「洋ランの女王」とも呼ばれます。肉厚の葉とバルブと呼ばれるやや太った茎を持ち、華やかに広がった花びらと中心の唇弁が美しいのが特徴です。黄色系のカトレアは明るい黄色で赤いリップ弁を持ち、豊かな香りがあります。切り花でも鉢植えでも人気があり、花の色が鮮やかで香りもよいことから世界中で愛されています。

豆知識

  • 19世紀イギリスの園芸家カトリーにちなんで名付けられました
  • コスタリカ原産のdowiana種は特に美しい黄色で有名です
  • 黄色花は他の色よりも強光線を嫌う傾向があります
  • 一つの花が1〜2週間程度長く咲き続けます

利用方法

観賞用
  • 切り花として高級フラワーアレンジメントに使用
  • 鉢植えとして室内観賞用
  • コサージュとして特別な機会に使用
薬用
  • 特に薬用としての利用はありません

注意: 特に注意事項はありません

食用

食用には適しません

その他
  • 香水の原料として使用
  • 園芸品種の交配親として利用

毒性

症状: 毒性はありません

バラ(赤) (薔薇)

学名: Rosa hybrida
科名: バラ科

花言葉

  • 愛情
  • あなたを愛しています
  • 情熱

特徴

花色:

説明

「花の女王」と表現されるバラは、ヨーロッパからアジアまで北半球に広く分布する植物です。赤いバラは特に愛情や情熱の象徴として世界中で愛され、多くの園芸品種が開発されています。花びらは5枚から多重まで様々で、香りが良いのも特徴です。バラ科バラ属の落葉低木で、茎には棘があります。開花期は5〜11月と長く、様々な品種があります。

豆知識

  • 赤いバラの本数にはそれぞれ意味があります(1本:一目惚れ、12本:恋人同士、108本:結婚して下さい)
  • 世界で最も古いバラは約5500万年前の化石が発見されています
  • ダマスクローズは最高級の香りを持つとされ、1gのローズオイルを作るのに約4000個の花が必要です
  • クレオパトラはバラ風呂に入っていたという記録があります

利用方法

観賞用
  • 切り花として花束やアレンジメントに使用
  • 庭植えや花壇での観賞用
  • 鉢植えとして室内装飾
薬用
  • ローズヒップはビタミンC豊富で健康茶として利用
  • 花びらは抗炎症作用があるとされます
  • アロマテラピーでリラックス効果

注意: 棘による怪我に注意が必要です

食用
  • 花びら
  • ローズヒップ(果実)
その他
  • 香水や化粧品の原料
  • ローズオイルの抽出
  • ドライフラワーとして装飾

毒性

症状: 毒性はありませんが、棘による怪我に注意

ジンチョウゲ (沈丁花)

学名: Daphne odora
科名: ジンチョウゲ科

花言葉

  • 栄光
  • 不死
  • 永遠

特徴

花色:

説明

中国南部原産の常緑低木で、クチナシ、キンモクセイとともに日本の三大芳香木のひとつに数えられます。「沈丁花」という名前は、花の香りが沈香に似ていることと、十字型の花が丁子(クローブ)に似ていることに由来します。2〜4月に外側が紅紫色で内側が純白の肉厚な花を咲かせ、強い芳香を放ちます。樹高は1〜1.5mの低木で、室町時代にはすでに栽培されていた歴史ある花木です。

豆知識

  • 日本で流通している沈丁花の多くは雄株なので、実を見る機会はめったにありません
  • 香りの強さから「千里香」という別名もあります
  • 花の形が十字のため、キリスト教の象徴として使われることもあります
  • 一度根付くと数十年は生き続ける長寿の植物です

利用方法

観賞用
  • 庭園での香りを楽しむ植栽
  • 生け花の花材として使用
  • 鉢植えでの観賞栽培
薬用
  • 民間薬として解熱に使用されることがありました

注意: 全草に毒性があるため内服は危険です

食用

有毒のため食用には絶対に使用しないでください

その他
  • 香料として花の抽出物を利用
  • 防虫効果があるとされています

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全草, 特に果実, 樹皮, 根

症状: 誤食すると嘔吐、下痢、腹痛、けいれんなどの中毒症状を起こし、重篤な場合は死に至ることもあります