1896年

グラスゴー地下鉄が開業。

1896年、世界で3番目に古い地下鉄とされるグラスゴー地下鉄が開業。
1896年12月14日、スコットランド・グラスゴーに地下鉄が開業した。ロンドン、ブダペストに次ぎ世界で3番目の地下鉄とされる。動力には電気ではなく圧縮空気を用いる独特の方式を採用していた。開業当初は市内中心部を環状に結ぶ1路線のみで運行されたが、市民の足としてすぐに定着した。現在も歴史的遺産として運営が続いている。
1896年 グラスゴー地下鉄
1902年

Commercial Pacific Cable Companyがサンフランシスコとハワイを結ぶ初の太平洋横断電信ケーブルを敷設。

1902年、米国の通信会社がサンフランシスコとハワイを結ぶ初の太平洋横断電信ケーブルを敷設。
1902年12月14日、Commercial Pacific Cable Companyが太平洋横断電信ケーブルの敷設を完了した。サンフランシスコとハワイを結ぶ全長約3,996kmの海底ケーブルは、遠隔地間で初めてリアルタイム通信を実現した。商業取引や政治外交に大きなインパクトを与え、以後の国際通信網整備の先駆けとなった。
1902年 サンフランシスコ ハワイ
1975年

国鉄最後のSL牽引による定期旅客列車が室蘭本線の室蘭駅 岩見沢駅間で運転。

国鉄がSL牽引の定期旅客列車を廃止、室蘭本線で最後の運転が行われた。
1975年12月14日、国鉄(現JR)がSL(蒸気機関車)牽引による定期旅客列車を廃止し、室蘭本線の室蘭駅–岩見沢駅間で最後のSL列車が運行されました。 この運行は蒸気機関車時代の終焉を象徴し、以後は電気機関車やディーゼル機関車への完全移行が進められました。 SL列車は石炭燃料を使用し、独特の煙や蒸気音で鉄道ファンを魅了してきました。 ラストランには地元住民や鉄道愛好家が詰めかけ、別れを惜しむ姿が見られました。 蒸気機関車は後に観光用や保存車両として保存・運行され、鉄道文化の一部として今なお親しまれています。
1975年 国鉄 SL 室蘭本線 室蘭駅 岩見沢駅
1996年

JR東日本が中央本線・東京駅 甲府駅間にATOSを初めて導入。

JR東日本が中央本線の一部区間にATOSを導入し、運行管理の高度化を図った。
1996年12月14日、JR東日本は中央本線の東京駅から甲府駅間に列車自動逐次放送システム「ATOS」を初めて導入した。 ATOS(Autonomous decentralized Transport Operation control System)は運行状況をドライバーに自動案内する技術である。 列車の停車駅や次駅情報、接続列車の案内などが自動放送され、利用者の利便性が向上した。 また、運行データをリアルタイムで集中管理し、安全性や定時性の確保に貢献した。 この導入は後に全国の主要路線に広がり、鉄道のサービス向上における先駆的事例とされた。
1996年 JR東日本 中央本線 東京駅 甲府駅 ATOS
2004年

フランスで、主塔の高さが343メートルの世界一高い橋、ミヨー橋が開通。総工費約4億ユーロにも関わらず、税金が一切投入されずに建設された。

フランスで世界最高の橋、ミヨー橋が税金投入なしで開通し、話題を呼んだ。
2004年12月14日、フランス南部に架かるミヨー橋が正式に開通した。 主塔の高さ343メートルは世界一を誇り、橋自体も最長の斜張橋の一つに数えられる。 総工費約4億ユーロを民間資金のみで調達し、税金を一切使わない手法が革新的だった。 建設には高い技術力が求められ、厳しい地形条件の中で短期間に完成させた。 車窓からの眺望が絶景で、地域の観光振興にも大きく寄与している。 ミヨー橋は交通インフラとしてだけでなく、建築文化の象徴としても評価されている。
2004年 フランス メートル ミヨー橋
2010年

欧州の高速鉄道初となる日本製車両、395形がイギリスで本格運用開始。

2010年12月14日、欧州高速鉄道向けとして初めて日本製となる395形車両が英国で営業運転を開始しました。
日立製作所が製造した395形車両は、英HS1線で最高速度225km/hでの運行を実現。2010年12月14日の本格運用開始以来、『アビリン』の愛称で親しまれ、ロンドン五輪などの大規模イベントで重要な交通手段となりました。この導入により日本の鉄道技術の国際的評価が高まり、今後の海外展開にも弾みをつける出来事となりました。
395形