1959年

在日朝鮮人の帰還事業: 初の帰国船が新潟港を出港。

在日朝鮮人の帰還事業で初の帰国船が新潟港を出港しました。
第二次世界大戦後の混乱期、在日朝鮮人を朝鮮半島へ送り返す「帰還事業」が行われました。1959年12月14日、東京の民間団体と北朝鮮政府の合意に基づき、第一便となる特別船が新潟港を出港しました。この船には約1,300人の在日朝鮮人が乗り込み、生まれ故郷への新たな旅路を開始しました。帰還事業は当初多くの希望者を集めましたが、帰国後の生活環境や政治的背景から批判や問題も浮上しました。それでもこの出港は、戦後日本と朝鮮半島の複雑な関係史の一幕を象徴する重要な出来事となりました。
1959年 在日朝鮮人の帰還事業 新潟港