12月14日の命日 - 科学者・研究者

1683年

ヴォワチュール・アンテルム

(1618 - 1683)

修道士、天文学者

修道士天文学者

17世紀フランスの修道士で、天文学研究に貢献した学者。

ヴォワチュール・アンテルム（1618-1683）はフランスの修道士でありながら天文学者としても活動しました。修道院に所属しつつ、望遠鏡を用いて惑星や月の観測を行い、当時の星表作成に貢献しました。また暦法の改革にも関与し、より正確な暦の編纂を支援しました。学術的論文を通じて同時代の学者と交流し、科学的方法の普及に寄与しました。彼の研究は没後も後続の天文学者に影響を与え続けました。

1683年ヴォワチュール・アンテルム修道士天文学者 1618年

1873年

ルイ・アガシー

(1807 - 1873)

生物学者、海洋学者、地質学者

生物学者海洋学者地質学者

スイス生まれの生物学者・地質学者。海洋生物の研究で名を馳せました。

1807年スイスに生まれ、ハーバード大学教授として米国に渡る。サメの歯化石研究などを通じて古生物学の基礎を築き、現生種と化石を比較しました。氷河期の存在を提唱し、地球の気候変動研究に貢献。『北米の自然史』など多くの著作を残し、教育にも熱意を注ぎました。多彩な分野の知見を融合させた学際的アプローチで、19世紀科学界を牽引。 1873年に死去。その功績はいまも博物学に影響を与えています。

ルイ・アガシー生物学者海洋学者地質学者 1807年

1881年

ウィリアム・ラドクリフ・バート

(1804 - 1881)

天文学者

イギリスの天文学者・気象学者。月面観測や気象データの収集に取り組みました。

1804年にイギリスで生まれ、ケンブリッジ大学で学ぶ。その後、英国王立協会のメンバーとして天文観測に従事しました。特に月面の地形図作製や彗星の軌道計算で知られる。ケンブリッジ天文台やキュー観測所で気象観測にも力を入れ、データ解析を行いました。刊行した『月世界の地表観測』などの著作は当時高く評価され、後進に影響。 1881年に没し、精密観測の先駆者として記憶されています。

1881年ウィリアム・ラドクリフ・バート 1804年

1931年

ワルター・ハーリヒ

(1888 - 1931)

文学研究者

ドイツの文学研究者。欧米文学の分析で知られます。

1931年ワルター・ハーリヒ 1888年

1951年

カール・ランプランド

(1873 - 1951)

天文学者

アメリカの天文学者で、惑星観測や天体写真の先駆的研究を行った。

1873年にウィスコンシン州で生まれたカール・ランプランドは、ウィスコンシン大学で学位を取得した。 1896年にローウェル天文台に入所し、火星や金星の温度測定など惑星観測で成果を上げた。天体写真の技術改良にも尽力し、写真遠天測光法の発展に寄与した。 1916年にはワトソンメダルを受賞し、天文学界で高い評価を受けた。晩年も現役で研究を続け、1951年に逝去するまで半世紀以上にわたり貢献した。

1951年カール・ランプランド 1873年

1974年

クルト・ハーン

(1886 - 1974)

教育者

体験学習を重視し、アウトワード・バウンドなどの教育機関を創設した教育者。

1886年にドイツで生まれ、ケンブリッジ大学で教育学を学ぶ。 1920年にザーレム城学校を創設し、体験学習を重視する教育理念を提唱。ナチス台頭を受けてイギリスへ移り、ゴーダンストーンスクールを設立。第二次世界大戦中にはアウトワード・バウンドを創設し、若者のリーダーシップ育成に尽力。今日の多くの教育プログラムに影響を与えた先駆的教育者として知られる。

1974年クルト・ハーン 1886年

1976年

ドナルド・メンゼル

(1901 - 1976)

天文学者

ハーバード天文台長を務め、星や太陽の研究で知られる天文学者。

1901年にアメリカで生まれ、ハーバード大学で天文学を専攻。 1929年に博士号を取得後、ハーバード天文台の研究者として活躍。太陽大気や恒星スペクトルの研究で知られ、『空飛ぶ円盤』などの著作でUFO現象にも言及。 1952年から1966年までハーバード天文台長を務め、天文学研究と教育を推進。 1976年12月14日に亡くなり、アメリカ天文学会会長も歴任した。

1976年ドナルド・メンゼル 1901年

1989年

アンドレイ・サハロフ

(1921 - 1989)

物理学者、人権運動家

物理学者人権運動家

ソ連の物理学者、人権活動家。

1921年にモスクワで生まれ、原子核物理学の研究に従事。ソ連の水素爆弾開発に貢献し、後に核軍縮や人権擁護活動に転じた。 1975年にノーベル平和賞を受賞し、公開書簡で改革を訴えた。 1979年にシベリアへ内部亡命させられるが、1986年にモスクワへ帰還。リベラル派としてソ連崩壊前の政治改革に影響を与えた。 1989年に心臓発作で亡くなった。

アンドレイ・サハロフ物理学者人権 1921年

1997年

村瀬敏郎

(1911 - 1997)

日本医師会会長

日本医師会会長を務めた医師・医療行政者。

1911年に生まれ、医学を専攻し医師免許を取得。地域医療の充実と医療制度改革を追求し、日本医師会理事を歴任。 1980年代に会長に就任し、医師不足対策や保険制度の見直しに尽力。教育・研究機関とも連携し、次世代の医師育成にも貢献した。 1997年に逝去し、医療界に大きな足跡を残した。

1997年村瀬敏郎日本医師会 1911年

1999年

矢野暢

(1936 - 1999)

政治学者

日本の政治学者。行政学や政治理論を専門とし、多くの著作を通じて現代政治学の発展に寄与した。

1936年生まれの日本の政治学者。大学教授として行政学や政治思想を研究し、後進の育成にも尽力した。主要著作には政治制度や比較政治学に関する論文があり、学界で高く評価された。教育者としても知られ、多くの学生に影響を与えた。1999年に逝去後も、その研究は現代政治学の発展に貢献し続けている。

1999年矢野暢政治学者 1936年

2011年

ボリス・チェルトック

(1912 - 2011)

科学者、工学者

科学者工学者

ソ連の科学者・工学者。材料工学や機械工学の研究で知られた。

1912年に生まれ、ソビエト連邦時代の研究者として活躍した。主に材料工学と機械工学の分野で研究を行い、工業技術の発展に貢献した。複数の学術論文を発表し、工学界で高い評価を得た。教育者としても後進の指導にあたり、多くの技術者を育成した。2011年に逝去し、その功績は現在も研究者に受け継がれている。

2011年ボリス・チェルトック科学者工学者 1912年

2013年

國重純二

(1942 - 2013)

文学者、東京大学名誉教授

文学者東京大学名誉教授

日本の文学研究者。東京大学名誉教授として近世文学を専門に研究。

1942年生まれ。東京大学文学部助教授などを経て、文学研究者として日本の近世文学を専門に研究した。多数の論文や著書を発表し、日本文学研究の発展に寄与した。後進の育成にも尽力し、優れた教育者として知られた。2013年に逝去し、名誉教授としての功績が顕彰された。

國重純二東京大学 1942年