12月14日の命日 - 政治家・指導者

1542年

ジェームズ5世

(1512 - 1542)

スコットランド王

幼少で即位し、スコットランド文化の振興に努めたスコットランド王。

ジェームズ5世（1512-1542）は生後わずか数日でスコットランド王位を継承しました。1530年代に摂政の元で成長し、1528年に実権を掌握しました。妻メアリー・オブ・ギーズとの結婚を通じてフランスとの関係を強化し、芸術や建築の後援を行いました。北イングランドとの抗争では戦略的な軍事行動を展開しましたが、1542年のフィフ砦の戦い後に急逝し、娘メアリー1世が王位を継ぎました。

1542年ジェームズ5世スコットランド 1512年

1788年

カルロス3世

(1716 - 1788)

スペイン王

スペイン王として啓蒙専制君主政治を推進し、国家改革を行った君主。

カルロス3世（1716-1788）はスペイン・ブルボン朝の国王として1759年に即位しました。啓蒙的な思想を導入し、行政・財政・教育・インフラの改革を推進しました。教会の特権を制限し、公教育の整備や道路建設など公共事業を拡充しました。海外植民地にも統制を強め、貿易の活性化に努めました。絶対王政の枠組みを維持しつつ改革を行った「良き専制君主」として称賛されます。

カルロス3世スペイン 1716年

1799年

ジョージ・ワシントン

(1732 - 1799)

政治家、初代アメリカ合衆国大統領

政治家初代アメリカ合衆国大統領

アメリカ合衆国の初代大統領で、建国の父と称される指導者。

ジョージ・ワシントン（1732-1799）はアメリカ独立戦争で大陸軍総司令官を務め、トレントンの勝利やヨークタウン包囲戦での成功により独立を勝ち取りました。1787年の憲法制定会議では議長を務め、1793年まで初代大統領として国の基盤づくりに尽力しました。政治権力の移譲を確立し、2期で平穏に政権を終える「権力の平和的移行」の先例を示しました。引退後はバージニアのマウントバーノンに戻り、1799年にその生涯を閉じました。

1799年ジョージ・ワシントンアメリカ合衆国大統領 1732年

1806年

ジョン・ブレッキンリッジ

(1760 - 1806)

第5代アメリカ合衆国司法長官

アメリカ合衆国第5代司法長官として活躍した法律家・政治家。

ジョン・ブレッキンリッジ（1760-1806）はケンタッキー州出身の法律家で、1801年から1805年まで上院議員を務めました。1805年に第5代司法長官に任命され、トーマス・ジェファーソン大統領の下で政府の法務行政を統括しました。連邦主義と州権論の間で調停を試みつつ、司法制度の整備に貢献しました。在任中の1806年に病に倒れて急逝し、その職務は次代へ引き継がれました。

1806年ジョン・ブレッキンリッジアメリカ合衆国司法長官 1760年

1861年

アルバート公

(1819 - 1861)

イギリス女王ヴィクトリアの王配

ヴィクトリア女王を支え、産業振興や博覧会開催に尽力した王配。

アルバート公（1819-1861）はヴィクトリア女王の王配としてイギリスの公的活動を支えました。グレート・エキシビション（1851年）の開催を主導し、産業や技術の振興に寄与しました。教育・科学・芸術の後援者として各種博物館や協会設立を支援し、文化発展に大きく貢献しました。政治には直接介入しない一方、アドバイザーとして政策決定に影響を与え、国際的な評判を高めました。ロイヤル・アルバート・ホールなど彼の功績を記念する建造物が現在も残されています。

1861年アルバート公イギリスヴィクトリア王配 1819年

1873年

エリーザベト・ルドヴィカ

(1801 - 1873)

プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世の妃

プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世の妃。華やかな宮廷生活を象徴する存在でした。

1801年にバイエルン王国の王女として生まれ、1823年にプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世と結婚。厳格なカトリック信仰と穏やかな人柄で宮廷に安らぎをもたらしました。夫妻に子はなく、夫の精神疾患後は公の場から退き静かな余生を過ごしました。政治的には表立った活動は少ないものの、宮廷文化に深い影響を与えました。 1873年に亡くなり、その慈愛と信仰の姿勢は後世に語り継がれています。

1873年エリーザベト・ルドヴィカプロイセンフリードリヒ・ヴィルヘルム4世 1801年

1878年

アリス

(1843 - 1878)

ヘッセン大公ルートヴィヒ4世の妃

ヴィクトリア朝期の英王女で、ヘッセン大公ルートヴィヒ4世の妃となった人物。慈善活動に力を注ぎました。

1843年にヴィクトリア女王の三女として生まれ、1862年にヘッセン大公ルートヴィヒ4世と結婚。国際的な結婚を通じてヨーロッパ諸王室を結びつける役割を果たしました。熱心な福祉活動家として孤児院や病院の支援に尽力。ドイツ帝国時代の宮廷文化に華を添え、多数の子女をもうけました。晩年は乳がんに苦しみつつも、慈愛に満ちた活動を継続。 1878年に死去し、その親しみやすい人柄は今も称賛されます。

1878年アリスルートヴィヒ4世 1843年

1937年

山本悌二郎

(1870 - 1937)

農林大臣

日本の政治家。農林大臣を務めた人物です。

山本悌二郎農林大臣 1870年

1947年

スタンリー・ボールドウィン

(1867 - 1947)

政治家、イギリス首相

政治家イギリス首相

イギリスの政治家で、3度首相を務めた保守党の指導者。

1867年にイングランドで生まれたスタンリー・ボールドウィンは、ケンブリッジ大学で学び政治の道へ進んだ。 1918年に庶民院議員に初当選し、第一次世界大戦後の内閣に入閣。 1923年から24年、24年から29年、35年から37年の3度にわたりイギリス首相を務めた。 1926年のゼネラルストライキ対応やアベデーション危機など、困難な時期を乗り越えた指導力で知られる。保守党の安定政権を築き、外交や社会政策にも影響を与えた。 1947年に逝去し、20世紀前半のイギリス政治に大きな足跡を残した。

1947年スタンリー・ボールドウィンイギリス首相 1867年

1956年

ユホ・クスティ・パーシキヴィ

(1870 - 1956)

政治家、第7代フィンランド大統領

政治家第7代フィンランド大統領

フィンランドの政治家で、第7代大統領として戦後復興に尽力した。

1870年にフィンランドで生まれたパーシキヴィは、法律を学び政治家として頭角を現した。首相や駐ソ連大使などを歴任し、第二次世界大戦中の交渉でも重要な役割を果たした。 1946年に第7代大統領に就任し、戦後の復興と国際的中立路線を推進した。「パーシキヴィ＝ケッコネン体制」と呼ばれる対ソ政策を確立し、冷戦期の安定に貢献した。 1956年に逝去し、フィンランド政治史に大きな影響を残した。

1956年ユホ・クスティ・パーシキヴィフィンランド大統領 1870年

1963年

エーリッヒ・オレンハウアー

(1901 - 1963)

ドイツ社会民主党党首

戦後ドイツ社会民主党（SPD）の党首として、再建期のドイツ政治を牽引した重要人物。

1901年にドイツで生まれ、若くして社会民主党に参加。第二次世界大戦後の混乱期に党の再建を主導し、1952年から1963年までSPD党首を務めた。西ドイツの社会政策を推進し、複数の連邦首相選挙で党を率いて争った。バート・アデナウアーらと政策論争を繰り広げ、社会民主主義の発展に大きく寄与。 1963年12月14日に亡くなり、戦後ドイツ政治史にその名を刻んだ。

1963年エーリッヒ・オレンハウアードイツ社会民主党 1901年

1989年

勝間田清一

(1908 - 1989)

元日本社会党委員長

日本社会党委員長を務めた政治家。

1908年に京都府で生まれ、東京帝国大学を卒業後に政界へ。戦後の日本社会党で要職を歴任し、党の再建を目指した。 1958年から1960年代にかけて党の指導者として労働者の権利擁護に尽力。国会議員として社会福祉政策の立案にも携わった。 1989年に逝去した。

1989年勝間田清一日本社会党委員長 1908年