12月14日の命日 | calendar.web-standard.org

弘安8年11月17日

安達泰盛

(1231 - 1285)

鎌倉幕府の御家人

鎌倉幕府に仕えた有力御家人で、安達氏の当主として勢力を誇った武将。

安達泰盛（1231-1285）は鎌倉幕府の有力御家人で、安達氏の当主として幕政に関与しました。北条時頼や時宗と連携し、政務や防衛に重要な役割を果たしました。1285年11月17日の霜月騒動では権力闘争の末に粛清され、安達氏は衰退に追い込まれました。この事件は幕府内の内紛を象徴し、御家人社会に大きな衝撃を与えました。

1285年弘安 11月17日安達泰盛鎌倉幕府御家人 1231年

1417年

ジョン・オールドカースル

(1378 - 1417)

ロラード派の殉教者

イングランドのロラード派指導者として宗教改革の先駆者となった殉教者。

ジョン・オールドカースル（1378-1417）はイングランドの騎士であり、ロラード派の中心人物として異端とみなされました。王室との対立から何度も逮捕と逃亡を繰り返し、1417年に殉教者として火刑に処されました。彼の信念と行動は後の宗教改革運動に影響を与え、イギリスにおけるプロテスタント運動の萌芽期として記憶されています。

1417年ジョン・オールドカースルロラード派殉教者 1378年

1542年

ジェームズ5世

(1512 - 1542)

スコットランド王

幼少で即位し、スコットランド文化の振興に努めたスコットランド王。

ジェームズ5世（1512-1542）は生後わずか数日でスコットランド王位を継承しました。1530年代に摂政の元で成長し、1528年に実権を掌握しました。妻メアリー・オブ・ギーズとの結婚を通じてフランスとの関係を強化し、芸術や建築の後援を行いました。北イングランドとの抗争では戦略的な軍事行動を展開しましたが、1542年のフィフ砦の戦い後に急逝し、娘メアリー1世が王位を継ぎました。

1542年ジェームズ5世スコットランド 1512年

1591年

十字架のヨハネ

(1542 - 1591)

カトリック司祭

スペインのカトリック司祭で、神秘主義詩人として名高い聖人。

十字架のヨハネ（1542-1591）はスペイン生まれのカルメル会修道士で、テレサ・デ・アビラとともにカルメル会改革を推進しました。神秘主義的著作や詩篇を執筆し、その詩的表現は後世に大きな影響を与えました。教会内での反発を受けることもありましたが、信仰を貫き、1591年に没した後に列聖されました。彼の思想はカトリック神秘主義の重要な一翼を担っています。

1591年十字架のヨハネカトリック司祭 1542年

1683年

ヴォワチュール・アンテルム

(1618 - 1683)

修道士、天文学者

修道士天文学者

17世紀フランスの修道士で、天文学研究に貢献した学者。

ヴォワチュール・アンテルム（1618-1683）はフランスの修道士でありながら天文学者としても活動しました。修道院に所属しつつ、望遠鏡を用いて惑星や月の観測を行い、当時の星表作成に貢献しました。また暦法の改革にも関与し、より正確な暦の編纂を支援しました。学術的論文を通じて同時代の学者と交流し、科学的方法の普及に寄与しました。彼の研究は没後も後続の天文学者に影響を与え続けました。

1683年ヴォワチュール・アンテルム修道士天文学者 1618年

1788年

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ

(1714 - 1788)

作曲家

J.S.バッハの次男で、古典派音楽形成に大きな影響を与えた作曲家。

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ（1714-1788）はドイツ生まれの作曲家で、父ヨハン・ゼバスティアン・バッハの次男として知られます。ベルリンとハンブルクの宮廷楽長を務め、感情表現を重視する新様式を確立しました。鍵盤楽器のためのソナタやシンフォニアなど多数の作品を残し、古典派音楽の発展に大きく寄与しました。著書『正しいフォルテピアノ奏法論』では演奏技法を体系的に解説し、後世の演奏家に影響を与えました。彼の作品は今日でも演奏・研究され続けています。

1788年カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ作曲家 1714年

1788年

カルロス3世

(1716 - 1788)

スペイン王

スペイン王として啓蒙専制君主政治を推進し、国家改革を行った君主。

カルロス3世（1716-1788）はスペイン・ブルボン朝の国王として1759年に即位しました。啓蒙的な思想を導入し、行政・財政・教育・インフラの改革を推進しました。教会の特権を制限し、公教育の整備や道路建設など公共事業を拡充しました。海外植民地にも統制を強め、貿易の活性化に努めました。絶対王政の枠組みを維持しつつ改革を行った「良き専制君主」として称賛されます。

カルロス3世スペイン 1716年

1799年

ジョージ・ワシントン

(1732 - 1799)

政治家、初代アメリカ合衆国大統領

政治家初代アメリカ合衆国大統領

アメリカ合衆国の初代大統領で、建国の父と称される指導者。

ジョージ・ワシントン（1732-1799）はアメリカ独立戦争で大陸軍総司令官を務め、トレントンの勝利やヨークタウン包囲戦での成功により独立を勝ち取りました。1787年の憲法制定会議では議長を務め、1793年まで初代大統領として国の基盤づくりに尽力しました。政治権力の移譲を確立し、2期で平穏に政権を終える「権力の平和的移行」の先例を示しました。引退後はバージニアのマウントバーノンに戻り、1799年にその生涯を閉じました。

1799年ジョージ・ワシントンアメリカ合衆国大統領 1732年

1806年

ジョン・ブレッキンリッジ

(1760 - 1806)

第5代アメリカ合衆国司法長官

アメリカ合衆国第5代司法長官として活躍した法律家・政治家。

ジョン・ブレッキンリッジ（1760-1806）はケンタッキー州出身の法律家で、1801年から1805年まで上院議員を務めました。1805年に第5代司法長官に任命され、トーマス・ジェファーソン大統領の下で政府の法務行政を統括しました。連邦主義と州権論の間で調停を試みつつ、司法制度の整備に貢献しました。在任中の1806年に病に倒れて急逝し、その職務は次代へ引き継がれました。

1806年ジョン・ブレッキンリッジアメリカ合衆国司法長官 1760年

1861年

アルバート公

(1819 - 1861)

イギリス女王ヴィクトリアの王配

ヴィクトリア女王を支え、産業振興や博覧会開催に尽力した王配。

アルバート公（1819-1861）はヴィクトリア女王の王配としてイギリスの公的活動を支えました。グレート・エキシビション（1851年）の開催を主導し、産業や技術の振興に寄与しました。教育・科学・芸術の後援者として各種博物館や協会設立を支援し、文化発展に大きく貢献しました。政治には直接介入しない一方、アドバイザーとして政策決定に影響を与え、国際的な評判を高めました。ロイヤル・アルバート・ホールなど彼の功績を記念する建造物が現在も残されています。

1861年アルバート公イギリスヴィクトリア王配 1819年

1873年

エリーザベト・ルドヴィカ

(1801 - 1873)

プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世の妃

プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世の妃。華やかな宮廷生活を象徴する存在でした。

1801年にバイエルン王国の王女として生まれ、1823年にプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世と結婚。厳格なカトリック信仰と穏やかな人柄で宮廷に安らぎをもたらしました。夫妻に子はなく、夫の精神疾患後は公の場から退き静かな余生を過ごしました。政治的には表立った活動は少ないものの、宮廷文化に深い影響を与えました。 1873年に亡くなり、その慈愛と信仰の姿勢は後世に語り継がれています。

1873年エリーザベト・ルドヴィカプロイセンフリードリヒ・ヴィルヘルム4世 1801年

1873年

ルイ・アガシー

(1807 - 1873)

生物学者、海洋学者、地質学者

生物学者海洋学者地質学者

スイス生まれの生物学者・地質学者。海洋生物の研究で名を馳せました。

1807年スイスに生まれ、ハーバード大学教授として米国に渡る。サメの歯化石研究などを通じて古生物学の基礎を築き、現生種と化石を比較しました。氷河期の存在を提唱し、地球の気候変動研究に貢献。『北米の自然史』など多くの著作を残し、教育にも熱意を注ぎました。多彩な分野の知見を融合させた学際的アプローチで、19世紀科学界を牽引。 1873年に死去。その功績はいまも博物学に影響を与えています。

ルイ・アガシー生物学者海洋学者地質学者 1807年