ナンテン (南天)
花言葉
- ますます幸せ
- 良い家庭
- 福をなす
特徴
説明
ナンテンは中国原産のメギ科の常緑低木で、樹高1.5mほどに成長します。6月から7月にかけて白い小花を咲かせ、11月から2月にかけて真っ赤な実をつけます。名前が「難を転ずる」を連想させることから、古くから縁起物として親しまれ、正月飾りや庭木として利用されています。実は咳止めの薬用効果があり、葉も生薬として使われています。
豆知識
- 江戸時代には「南天のど飴」が既に作られていた
- 赤飯に南天の葉を添える習慣は防腐効果を期待したもの
- 縁起の良さから結婚式の装飾にも使われる
- 生長が遅く「大器晩成」の象徴ともされる
利用方法
観賞用
- 正月飾りの材料
- 庭木・生垣
- 盆栽
薬用
- 実の乾燥品は咳止めに効果
- 葉は健胃、解熱、鎮咳作用
注意: 実にはドメスチシンという毒性成分が含まれるため、大量摂取は避ける
食用
一般的には食用には適さない
その他
- 魔除け・厄除けのお守り
- 火災よけの植物
毒性
毒性レベル: 中程度
有毒部位: 実(特に種子), 葉
症状: ドメスチシンによる呼吸困難、けいれん、意識障害が起こる可能性があります。