2006年

長江流域の大規模な調査の結果、ヨウスコウカワイルカが「ほぼ絶滅」と宣言される。

2006年に行われた長江流域調査でヨウスコウカワイルカが「ほぼ絶滅」と認定された。
中国政府と国際的な研究者チームが行った長江流域の生態系調査により、世界に希少な淡水イルカであるヨウスコウカワイルカ(バイジ)は個体群を著しく減少させており、野生の生存数が事実上ゼロと判断されました。これを受けて故・山階鳥類研究所なども絶滅を宣言。主な原因は水質汚染、船舶交通、漁業による混獲とされています。人類活動がもたらす生態系破壊の象徴的事件として記憶されています。
2006年 長江 ヨウスコウカワイルカ 絶滅