12月13日の命日 | calendar.web-standard.org

1204年

モーシェ・ベン＝マイモーン

(1135 - 1204)

ユダヤ教のラビ、哲学者

ユダヤ教のラビ哲学者

中世ユダヤ教の名ラビで、『悩める人のための指針』を著した哲学者。自然科学から法学まで幅広く精通し、後世の思想に大きな影響を与えました。

1135年、コルドバに生まれる。ユダヤ法学の集大成『ミシュネ・トーラー』を編纂。哲学書『悩める人のための指針』で理性と信仰の調和を説いた。医学・天文学にも造詣が深く、多くの注釈書を残した。イスラム・ユダヤ学問の架け橋として中世思想界に貢献。その業績はユダヤ教のみならずキリスト教・イスラム教圏にも影響を及ぼしました。

1204年モーシェ・ベン＝マイモーンユダヤ教ラビ哲学者 1135年

1250年

フリードリヒ2世

(1194 - 1250)

神聖ローマ皇帝

神聖ローマ帝国の皇帝を務めた中世最高権威。『驚異の君主』の異名を持ち、文化・学問の庇護者としても知られます。

1194年、シュタウフェン家に生まれる。 1220年に教皇によって神聖ローマ皇帝に戴冠。幼少期から教皇との対立と妥協を繰り返しながらイタリア統治を推進。ローマ教皇庁の権威に挑みつつ、中央集権的政策を展開。学者や詩人を宮廷に集め、文化的輝きを放った。 1250年に没し、『驚異の君主』の異名とともに歴史に名を残しました。

1250年フリードリヒ2世神聖ローマ皇帝 1194年

1466年

ドナテッロ

(1386 - 1466)

彫刻家

ルネサンス初期を代表するイタリアの彫刻家。写実性あふれる作品で後世の芸術に多大な影響を与えました。

1386年、フィレンツェ生まれ。青銅像『ダヴィデ像』や『聖ゲオルギオス像』など革新的な作風で知られる。透視図法を用いた立体表現や写実的な人体彫刻を追求。マザッチョらとともにルネサンス初期芸術をリード。宮廷や教会から多くの注文を受け、イタリア各地で活躍。 1466年に没し、その革新的な技法は後世に受け継がれた。

1466年ドナテッロ彫刻家 1386年

文明5年11月24日

上杉政真

(1451 - 1473)

室町時代の武将

室町時代後期に活躍した上杉氏の武将。家督争いを通じて越後国の実権を握りました。

1451年、越後国に生まれる。上杉持朝の子として成長し、家督争いに参戦。長尾為景らと連携し上杉氏の勢力維持に努めた。文明の動乱期に武略と政略で越後を治める。地域の安定化と領国経営に尽力し、後の上杉謙信の基盤を築く。 1473年に没し、越後上杉氏の礎を築いた功績を残しました。

1473年文明 11月24日上杉政真室町時代武将 1451年

1521年

マヌエル1世

(1469 - 1521)

ポルトガル王

ポルトガル黄金時代を築いた王。大航海時代の推進者として知られています。

1469年にポルトガル王室に生まれる。 1495年に王位を継承し、航海遠征を積極的に支援。ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路開拓を後押しし、香辛料貿易を独占。新大陸への探検や植民地建設を推進し、海外領土を拡大。建築・美術の保護者としてマヌエル様式を完成。 1521年の死去まで、ポルトガル史上最盛期をもたらしました。

1521年マヌエル1世ポルトガル 1469年

1565年

コンラート・ゲスナー

(1516 - 1565)

博物学者

ルネサンス期の博物学者で、動植物の百科事典を編纂した自然史研究の先駆者。

1516年、スイスに生まれる。自然史と薬学を学び、多彩な博物学書を著した。『動物誌』では数百種の動物を図版と詳細な記述で紹介。ラテン語を駆使し、ヨーロッパ各地の資料を収集。博物学の体系化に寄与し、後世の科学的分類学の基礎を築く。 1565年に没し、その業績は自然科学の発展に大きく貢献しました。

1565年コンラート・ゲスナー博物学者 1516年

万治元年11月19日

千宗旦

(1578 - 1658)

茶人

茶道千家の二代目家元で、茶の湯の普及と体系化に尽力した茶人。

1578年、堺に千利休の孫として生まれる。利休の茶風を受け継ぎ、裏千家・表千家の基礎を構築。茶の湯の儀礼や作法を整理し、庶民に広めた。茶道具の選定や庭園設計にも精通。著書『南方録』などで茶道の精神を後世に伝えた。 1658年に没し、現代の茶道文化の礎を築きました。

1658年万治 11月19日千宗旦 1578年

1784年

サミュエル・ジョンソン

(1709 - 1784)

文学者

18世紀イギリスを代表する文学者で、『英語辞典』の著者として知られる博覧強記の文人。

1709年ロンドン生まれ。 1755年に『英語辞典』を出版し、英語文学と言語学に革命を起こす。詩、小説、エッセイ、批評など多岐にわたる著作を残した。友人チャールズ・ゴールドスミスらとのサークルを主宰し、文壇を牽引。その才気あふれる言葉遣いとユーモアは後世に大きな影響を与えた。 1784年に没し、英国文学史の巨人として評価されています。

1784年サミュエル・ジョンソン文学者 1709年

文政11年11月7日

本居春庭

(1763 - 1828)

国学者

江戸時代の国学者で、古典を研究し日本文化の復興に貢献した学者。

1763年、江戸に生まれる。古典文学や神道研究を通じて国学の体系を確立。『古事記伝』などで日本古来の信仰や文化を再評価。弟子や門人を育成し、学問の普及に尽力。幕末の思想家にも影響を与え、日本ナショナリズム形成に寄与。 1828年に没し、国学研究の礎を築きました。

1828年文政 11月7日本居春庭国学者 1763年

1840年

ルイ・ド・ラ・ブルドンネ

(1795 - 1840)

チェスの非公式世界チャンピオン

19世紀フランスのチェス強豪で、非公式世界チャンピオンに称された名棋士。

1795年パリ生まれ。 1830年代に世界で最高のチェスプレイヤーと評される。英国のアレクサンダー・マクドナルドとのライバル対決を制す。戦術と戦略を融合させたプレイスタイルで知られる。多くの手筋や戦法を研究・普及し、現代棋譜記録法の基礎を築く。 1840年に没し、チェス史上に名を残しました。

1840年ルイ・ド・ラ・ブルドンネチェスの非公式世界チャンピオン 1795年

1863年

フリードリヒ・ヘッベル

(1813 - 1863)

劇作家、詩人、小説家

劇作家詩人小説家

19世紀ドイツを代表する劇作家、詩人、小説家。リアリズムとロマン主義を融合させた作品で知られる。

1813年にドイツで生まれ、法学を学びながら文筆活動を開始した。 1840年代から劇作活動に専念し、『ノベルナーレ』や『ハイナルデン兄弟』など多くの戯曲を発表。詩人や小説家としても活躍し、豊かな言語表現と深い人間洞察を示した。当時の社会的・哲学的テーマを取り入れ、現実主義と浪漫主義を融合させた文体が特徴。 1863年に没後も、その作品は多くの演劇場で上演され続け、文学史に名を残している。

1863年フリードリヒ・ヘッベル劇作家詩人小説家 1813年

元治元年11月15日

中山忠光

(1845 - 1864)

江戸時代の公卿

江戸時代の公卿。若くして逝去した。

1845年に生まれ、宮廷で学問と礼法を修めた。朝廷の儀礼や宮廷行事に携わり、伝統文化の保存に尽力。公卿としての権威を背景に京の政務に参加したとされる。若くして亡くなったため、詳細な活動記録は限られている。没年の元治元年（1864年）11月15日は幕末の激動期と重なった。

1864年元治 11月15日中山忠光江戸時代公卿 1845年