12月12日

「十二日まち」は江戸時代から続く年末の市で、12月12日に寺社の境内や参道で開催される。 縁起物や正月飾り、食べ物などを売る露店が立ち並び、地域住民や観光客で賑わう。 寺社参拝や縁起担ぎを兼ねて、家族や友人と訪れる人が多い。 地域によっては伝統芸能の披露や屋台の出店が行われ、年の瀬の風物詩となっている。 近年は観光振興の一環として、ライトアップや体験イベントが行われる場所も増えている。

「山の神様の日」は山岳地域を中心に、山の守護神である山の神を祀る日として知られる。 登山者の安全や豊作、伐採など山の恵みに感謝する祭礼が各地で執り行われる。 神社や祠での祈祷、供物を捧げる儀式、山伏による山中修行が行われることもある。 地域によっては登山道の清掃活動や記念登山が催され、自然保護への意識を高める。 現代では登山者向けの安全講習会や環境保全セミナーが併催される場合もある。

「水神様の日」は農業用水や河川の水位管理など、水に関わる安全と豊穣を祈願する日。 全国の水神社や水域に近い神社で、神職による祝詞奏上や玉串奉奠の儀式が執り行われる。 漁業関係者や農家、地域住民が集まり、供物を捧げて水難除けや豊かな収穫を祈る。 古くは水を司る神々への畏敬が強く、祭礼では船の模型や稲穂を供えることもあった。 現在では環境保全や水資源管理の講演会が併催され、水の大切さを再認識する機会となっている。