12月12日の出来事 - 社会・暮らし

1946年

東洋時計（オリエント時計の前身）の労働争議に暴力団が介入。1名が死亡、負傷多数。

1946年12月12日、東洋時計の労働争議に暴力団が介入し、一人が死亡、多数が負傷しました。

戦後復興期の日本で労働運動が活発化する中、当時の東洋時計（現オリエント時計）でも賃上げを求める争議が起こりました。争議の最中、地元暴力団が介入し、組合員らに対する襲撃事件がエスカレート。12月12日に発生した襲撃では銃撃や殴打が行われ、1名が死亡、複数の負傷者を出す大事件となりました。警察の介入や組合の反発を招き、地域社会に深刻な衝撃を与えました。また、戦後の労働運動と暴力団の関係性を象徴する事件としても知られています。

1946年オリエント時計労働争議暴力団

1947年

児童福祉法公布。

1947年12月12日、日本で児童福祉法が公布され、児童保護の法的枠組みが整備されました。

GHQの影響下で制定された児童福祉法は、児童の最善の利益を守ることを目的とした日本初の包括的な福祉法です。家庭や学校、施設における児童の保護、養育、指導、その他必要な支援を国や地方自治体に義務付けました。児童相談所の設置や里親制度の導入など、具体的な施策が盛り込まれています。この法律は戦後復興期の社会福祉の基盤を築き、現在の児童福祉施策の礎となっています。

1947年児童福祉法

2002年

ウィキペディアの姉妹プロジェクトウィクショナリーが活動開始。

2002年、ウィキメディア財団のオンライン辞書プロジェクト『ウィクショナリー』が正式に活動を開始。

ウィクショナリーはウィキペディアと同じくオープンコンテントで成長する多言語辞書プロジェクトです。 2002年12月12日に最初の言語版が公開され、無料で編集・利用できる辞書として注目を集めました。ユーザーが単語の定義や用例、語源情報を共同で執筆・修正することで、従来の辞書とは異なる形態を実現しました。以後、各国語版の数が拡大し、専門用語やスラング、方言など多彩な語彙を収録しています。ウィクショナリーの開始はオンライン辞書の可能性を広げ、デジタル時代の知識共有を促進しました。

2002年ウィキペディアウィクショナリー