12月12日の命日 - 政治家・指導者

崇峻天皇5年11月3日

崇峻天皇

第32代天皇

第32代天皇。飛鳥時代に即位し、蘇我氏との確執が起きたことで知られる。

第32代天皇として在位（587年～592年）。蘇我馬子との権力闘争が激化し、暗殺されたと伝えられる。聖徳太子とも関わりがあったとされるが、詳細は不明。没後は古代史料『日本書紀』『古事記』に名を残し、神格化された。飛鳥時代の政治闘争を象徴する人物。

592年 11月3日崇峻天皇天皇

884年

カルロマン

(866 - 884)

西フランク王国カロリング朝国王

西フランク王国のカロリング朝国王（在位879-884）。

866年に生まれ、カール大帝の孫にあたる。 879年に兄ルイ3世と共同で即位し、西フランクを統治。在位中はノルマン人の侵入に苦しんだ。 884年に狩猟中の事故で急逝した。短い治世だったが、カロリング朝末期の混乱を象徴する。彼の死は王位継承問題を深刻化させた。

884年カルロマン西フランク王国カロリング朝 866年

昌泰3年11月18日

藤原良世

(823 - 900)

平安時代の公卿

平安時代の公卿。藤原氏の一員として朝廷政治に携わった。

823年に生まれ、藤原北家に属する子孫。蔵人所率や大納言など複数の官職を歴任した。貴族文化の中核をなす公卿として活躍。和歌や漢詩にも造詣が深かったと伝えられる。 900年に没し、その業績は史書に記録されている。宮廷政治の仕組みを支えた一人。

900年昌泰 11月18日藤原良世平安時代公卿 823年

1574年

セリム2世

(1524 - 1574)

オスマン帝国第11代スルタン

オスマン帝国第11代スルタン。父スレイマン大帝の後を継いだ。

1524年に生まれ、父スレイマン大帝の治世末期に育つ。 1566年に即位し、帝国の一部政務を宰相に委任。軍事よりも宮廷文化や治世安定を重視した。レファイエ・オスマニエ・ジャーミィの建築を支援。「酒好きスルタン」として知られ、享楽的な生活も。 1574年に没し、後継者争いの火種を残した。

1574年セリム2世オスマン帝国スルタン 1524年

1586年

ステファン・バートリ

(1533 - 1586)

ポーランド王

ポーランド王。トランシルヴァニア出身の将軍兼君主。

1533年ハンガリー貴族バートリ家に生まれる。 1571年よりトランシルヴァニア公を兼任し、軍事力を強化。 1576年ポーランド・リトアニア共和国の王に選出。オスマン帝国との戦いで勝利を収め、国を防衛。法改革や教育制度の整備にも着手。 1586年に没し、その統治は「黄金時代」と称される。

1586年ステファン・バートリポーランド王 1533年

享保5年11月13日

酒井忠挙

(1648 - 1720)

江戸幕府寺社奉行、前橋藩主

江戸幕府寺社奉行前橋藩主

江戸幕府の寺社奉行や前橋藩主を務めた大名。

酒井忠挙（1648年-1720年）は、江戸幕府の幕臣として出仕し、寺社奉行として京都や奈良を含む幕府直轄寺社の管理・監督を担当しました。幕府の宗教政策を支える重要な役職を歴任し、寺社の財政や規制の整備にも携わりました。さらに前橋藩主として領地改革に取り組み、治安維持や産業振興にも尽力しました。彼の家系は酒井氏の分家に属し、幕府中枢と地方統治の両面で存在感を示しました。享保5年11月13日（1720年12月12日）に没し、江戸時代の宗教行政と地方統治に大きな足跡を残しました。

1720年享保 11月13日酒井忠挙江戸幕府寺社奉行前橋藩主 1648年

寛政元年10月26日

徳川治貞

(1728 - 1789)

第9代紀州藩主、第5代西条藩主

第9代紀州藩主第5代西条藩主

紀州藩と西条藩を治めた江戸時代の大名。徳川御三家の一員として重責を担った。

徳川治貞（1728年-1789年）は徳川御三家の紀州家に生まれ、第9代紀州藩主として藩政を担いました。藩財政の再建や治水・治山事業を積極的に推進し、領民の生活改善に努めました。後に第5代西条藩主も兼任し、2つの藩の統治を効率化するための改革を行いました。幕府との連携を深め、地域の安定と繁栄に寄与しました。寛政元年10月26日に没し、藩主としての功績は後世に語り継がれました。

1789年寛政 10月26日徳川治貞紀州藩主西条藩主 1728年

1843年

ヴィレム1世

(1772 - 1843)

初代オランダ国王

オランダ初代国王。ナポレオン戦争後の独立を導いた政治家。

ヴィレム1世（1772年-1843年）はオラニエ＝ナッサウ家出身で、ウィーン会議後のヨーロッパ再編でオランダ王国の初代国王に選ばれました。立憲君主制を採用し、近代国家としての基盤整備に取り組みました。領土拡大や経済振興を推進し、国民統合を図りました。その治世は国内の安定期をもたらし、近代オランダの礎を築きました。1843年に没し、後継者に国王位を譲りました。

1843年ヴィレム1世オランダ国王 1772年

1851年

ジョエル・ロバーツ・ポインセット

(1779 - 1851)

第15代アメリカ合衆国陸軍長官

アメリカ合衆国の政治家・外交官。陸軍長官や駐メキシコ公使を務めた。

ジョエル・ロバーツ・ポインセット（1779年-1851年）は南カロライナ州出身の政治家・軍人・博物学者です。1814年の米英戦争で軍役に就き、1825年から1830年まで駐メキシコ公使として外交関係を強化しました。1837年から1841年には第15代陸軍長官として軍制改革に取り組みました。またメキシコから持ち帰った観賞用植物をポインセチアと名付け、クリスマスの花として広めました。陸軍長官在任中の改革や博物学への貢献により、多方面で知られる存在となりました。

1851年ジョエル・ロバーツ・ポインセットアメリカ合衆国陸軍長官 1779年

慶応3年11月17日

中岡慎太郎

(1838 - 1867)

幕末の志士

幕末の志士。土佐藩出身で討幕運動に参加。

中岡慎太郎（1838年-1867年）は土佐藩郷士の家に生まれ、脱藩して尊王攘夷派の志士として活躍しました。京都で坂本龍馬と協力し、薩長同盟の調停役となって倒幕運動を推進しました。交渉力と行動力に優れ、幕府打倒の基盤を築いた中心人物の一人です。慶応3年11月17日（1867年12月12日）に京都近郊で暗殺され、享年30歳でその生涯を閉じました。その勇敢な行動と理念は維新の英雄として後世に尊ばれています。

1867年慶応 11月17日中岡慎太郎幕末 1838年

1899年

池田茂政

(1839 - 1899)

第9代岡山藩主

岡山藩第9代藩主として、江戸時代末期から明治維新期にかけて藩政を担った大名。

1839年に生まれ、若くして第9代岡山藩主を継承。幕末の動乱期に藩内の改革や警備に取り組み、領民との信頼関係を重視。寺社や教育の振興にも努め、地域文化の維持に貢献した。維新期における藩の過渡的な統治を支え、その治世は近代化への橋渡しとなった。 1899年に没し、その功績は地方統治史の一端を示す。

1899年池田茂政岡山藩主 1839年

1912年

ルイトポルト

(1821 - 1912)

バイエルン王国の王族

バイエルン王国の王族で、摂政を務めた人物。

1821年にバイエルン王家に生まれ、若くして公務に従事。 1886年から1912年まで摂政（レゲント）として王国の統治を担った。文化・芸術を保護し、バイエルン・ルネサンスと呼ばれる文化振興を推進。公衆衛生やインフラ整備にも力を入れ、社会基盤の強化に寄与。 1912年に没し、長期にわたる安定統治は高く評価されている。

1912年ルイトポルトバイエルン王国 1821年