1993年

屋久島・白神山地・法隆寺地域の仏教建造物・姫路城の4か所が世界遺産に決定。

屋久島や白神山地、法隆寺地域、姫路城という4つの日本の名所が世界遺産に登録されました。
1993年12月11日、ユネスコの世界遺産委員会は日本から提案された4つの文化・自然遺産を同時に登録しました。屋久島と白神山地は豊かな原生林が残る自然遺産として、法隆寺地域の仏教建造物と姫路城は卓越した文化遺産として高く評価されました。これにより日本は自然遺産と文化遺産の双方で世界遺産を有する国となり、国際的な観光・保全活動の推進が加速しました。各地では保存管理や観光インフラ整備が進み、地域活性化にもつながっています。現在では訪問者数の増加に伴う環境負荷をどう抑えるかが課題となっています。
1993年 屋久島 白神山地 法隆寺地域の仏教建造物 姫路城 世界遺産
1997年

地球温暖化防止京都会議 (COP3) が閉幕、京都議定書が採択される。

地球温暖化防止京都会議(COP3)が閉幕し、京都議定書が採択されました。
1997年12月11日、京都で開催された第三回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)が閉幕し、先進国に温室効果ガス削減目標を義務化する京都議定書が採択されました。議定書は2008〜2012年の第一次約束期間における削減率を国別に定め、国際的な温暖化対策の枠組みを初めて法的に裏付けました。米国は署名したものの批准せず、日本や欧州各国が中心となって合意を形成しました。締約国は以降、削減実績の報告や排出量取引制度の導入など具体的な対策を進めることになりました。京都議定書は環境政策に大きな転換点をもたらし、後続のパリ協定など国際気候外交の基盤を築きました。
1997年 地球温暖化防止京都会議 京都議定書