12月11日の誕生日 | calendar.web-standard.org

寛正6年11月23日

足利義尚

(1465 - 1489)

室町幕府9代将軍

室町幕府第9代将軍。幼くして将軍職を継ぎ、応仁の乱後の混乱収束と幕府再興に尽力した。

足利義尚（あしかがよしひさ、1465年11月23日生 - 1489年没）は、室町幕府の第9代将軍。父・足利義政の後を受け1473年に若くして将軍職に就任し、応仁の乱後の混乱収束に尽力した。守護大名との関係調整や幕府財政の立て直しを図り、幕府再興の基盤を築いた。しかし1489年の遠征中に急逝し、後継者を残せず幕政は再び動揺した。短い在任期間ながら歴史の転換期を担った人物である。

1465年寛正 11月23日足利義尚室町幕府将軍 1489年

元亀2年11月25日

狩野孝信

(1571 - 1618)

絵師

狩野派の絵師。桃山時代から江戸時代初期にかけて狩野派の画風を継承し、豪華な障壁画で知られる。

狩野孝信（かのうたかのぶ、1571年-1618年）は狩野派に属する絵師。父・狩野永徳や狩野山楽の影響を受け、屏風や襖絵など多彩な作品を手がけた。特に城郭の障壁画において豪華絢爛な筆致を用い、徳川家康や大名の邸宅装飾を担当した。桃山文化と江戸初期の様式を融合させた画風が評価される。晩年は江戸に移住し、後進の育成にも尽力した。

1571年元亀 11月25日狩野孝信絵師 1618年

貞享4年11月7日

戸田氏長

(1687 - 1735)

第5代美濃国大垣藩主

美濃国大垣藩の第5代藩主。藩政改革を進め、領内の安定と発展に努めた。

戸田氏長（とだうじなが、1687年-1735年）は美濃国大垣藩の第5代藩主。財政再建を最優先課題とし、倹約令の発布や年貢制度の改革に取り組んだ。領内の治水事業や道路整備を推進し、農民の生活向上を図った。家臣団の統率や藩校の設立にも着手し、藩政の近代化を目指した。晩年まで平穏な治世を維持し、後世に評価される藩主である。

1687年貞享 11月7日戸田氏長美濃国大垣藩主 1735年

元禄3年11月11日

前田利隆

(1690 - 1745)

第4代越中国富山藩主

越中国富山藩の第4代藩主。藩政の安定と文化振興に力を注いだ。

前田利隆（まえだとしたか、1690年-1745年）は越中国富山藩の第4代藩主。家臣団の再編や財政改革を断行し、藩の財政基盤を強化した。加賀百万石の支藩として独自の産業振興策を展開し、薬種や絹織物の生産を奨励した。藩校や医術所を設立し、教育と医療の普及にも貢献した。文化面では学問や茶道などの庇護を行い、領内の文化的発展を促した。

1690年元禄 11月11日前田利隆越中国富山藩主 1745年

1725年

ジョージ・メイソン

(1725 - 1792)

政治家

アメリカの政治家。バージニア権利章典の起草者として知られる。

ジョージ・メイソン（George Mason、1725年-1792年）はアメリカの政治家で、バージニア権利章典の起草者として知られる。後のアメリカ合衆国憲法修正第1条から第8条までの基礎となる権利保障を提案した。慎重な連邦主義者として中央集権を批判し、権利章典採択運動を主導した。合衆国憲法批准時には反対派を率い、個人の自由と権利の擁護に深く関わった。

1725年ジョージ・メイソン政治家 1792年

元文元年10月27日

榊原政永

(1735 - 1808)

初代越後国高田藩主

越後国高田藩の初代藩主。藩政の基盤確立に努めた。

榊原政永（さかきばらまさなが、1735年-1808年）は越後国高田藩の初代藩主。幕府旗本家から大名に取り立てられ、藩の立ち上げに尽力した。藩領の検地や年貢制度の整備を進め、財政基盤を確立した。城下町の整備や町役人の育成に注力し、領民の生活向上を図った。幕藩関係の調整にも手腕を発揮し、藩主としての評価を高めた。

1735年元文 10月27日榊原政永越後国高田藩主 1808年

安永5年11月1日

南部信鄰

(1776 - 1821)

旗本、初代陸奥国七戸藩主

旗本初代陸奥国七戸藩主

陸奥国七戸藩の初代藩主。旗本から大名に転じ、藩政を主導した。

南部信鄰（なんぶのぶより、1776年-1821年）は旗本から陸奥国七戸藩の初代藩主に昇格した武人兼大名。新たに領地を与えられ、藩の基礎作りに取り組んだ。治水や道路整備などの土木事業を推進し、藩内の産業振興を図った。家臣団の規律強化や藩財政の健全化に努め、領内の安定を維持した。地域の文化活動や教育支援にも関心を寄せた。

1776年安永 11月1日南部信鄰旗本陸奥国七戸藩主 1821年

1803年

エクトル・ベルリオーズ

(1803 - 1869)

作曲家

フランスの作曲家。交響詩『ファウストの劫罰』や『幻想交響曲』で知られる。

エクトル・ベルリオーズ（Hector Berlioz、1803年-1869年）はロマン派を代表するフランスの作曲家。独創的なオーケストレーションとドラマティックな旋律で知られ、交響曲やオペラ、歌曲など多彩な作品を残した。代表作に管弦楽の新境地を開いた『幻想交響曲』やプルーストの詩に基づく『ファウストの劫罰』がある。作曲家としてだけでなく、音楽批評家や指揮者としても活動し、19世紀音楽界に大きな影響を与えた。

1803年エクトル・ベルリオーズ作曲家 1869年

1810年

アルフレッド・ド・ミュッセ

(1810 - 1857)

作家

フランスの詩人・劇作家。ロマン派文学を代表する一人。

アルフレッド・ド・ミュッセ（Alfred de Musset、1810年-1857年）はフランス・ロマン派を代表する詩人・劇作家。若くして詩集を発表し、その繊細で情熱的な表現が評価された。代表作に詩集『詩人の午後』や戯曲『ベケットの縁談』『オラシオ』などがあり、恋愛と内省をテーマに多くの作品を残した。生涯を通じて感情の機微を描き続け、後世の文学者に多大な影響を与えた。

1810年アルフレッド・ド・ミュッセ作家 1857年

1835年

ベンジャミン・スミス・ライマン

(1835 - 1920)

鉱山学者

アメリカの鉱山学者・地質学者。北海道や九州の炭田調査で業績を残した。

ベンジャミン・スミス・ライマン（Benjamin Smith Lyman、1835年-1920年）はアメリカの鉱山学者・地質学者。1870年代に政府の招きで来日し、北海道や九州の炭田調査を行った。日本の近代鉱山学の基礎を築き、精密な地質学的調査と測量手法を導入した。東京大学で教鞭を執り、日本人技術者の育成にも貢献した。生涯を通じて世界各地で調査研究を続けた。

1835年ベンジャミン・スミス・ライマン 1920年

1841年

アドルフ・チェフ

(1841 - 1903)

指揮者

チェコ出身の指揮者。繊細な音楽解釈で知られ、ヨーロッパ各地のオーケストラを指揮した。

1841年にボヘミア王国（現在のチェコ）で生まれる。プラハ音楽院で学び、後にウィーン宮廷歌劇場をはじめヨーロッパ各地のオーケストラを指揮。スメタナやドヴォルザークなどチェコ出身作曲家の作品を精力的に紹介。 20世紀初頭には若手演奏家の育成にも力を注ぎ、幾多の弟子を輩出。 1903年に逝去し、その繊細かつドラマチックな音楽演出は後世に受け継がれた。

1841年アドルフ・チェフ 1903年

1843年

ロベルト・コッホ

(1843 - 1910)

細菌学者

細菌学の開拓者。結核菌を発見し、近代細菌学の基礎を築いた。

1843年にプロイセン王国で生まれる。 1876年に炭疽菌を初めて分離し、感染症研究の新たな道を開拓。 1882年に結核菌を発見し、コッホの原則を確立することで病原微生物学に革命をもたらす。 1905年にノーベル生理学・医学賞を受賞し、世界的な名声を得た。その業績は抗菌治療と公衆衛生の基礎を築き、現代医学に多大な影響を与えている。

1843年ロベルト・コッホ 1910年