1041年

ミカエル4世

(1010 - 1041)

東ローマ帝国マケドニア王朝皇帝

東ローマ帝国マケドニア王朝皇帝
東ローマ帝国マケドニア王朝の皇帝。
1010年に生まれ、1034年に東ローマ帝国皇帝に即位。 皇后ゾエの庶兄弟として宮廷で権勢を振るい、バルカンや東方で軍事的勝利を収めた。 財政政策により国家財政を安定させようと試みたが、その一方でコートロゴニズムが深まり腐敗も生じた。 1041年に死去し、弟のコンスタンティノス9世が後を継いだ。 在位中の治世は強権的でありながら改革も行われたことで知られる。
1041年 ミカエル4世 東ローマ帝国 マケドニア王朝 皇帝 1010年
1475年

パオロ・ウッチェロ

(1397 - 1475)

画家

画家
イタリア・ルネサンス期を代表する画家。透視図法を追究した。
1397年にフィレンツェ近郊で生まれる。 初期ルネサンス期に遠近法の研究を行い、透視図法の導入で美術史に影響を与えた。 代表作はサンタ・マリア・ノヴェッラ修道院の回廊にある『サン・ロマーノの戦い』。 幾何学的な構図と鮮烈な色彩で知られ、その革新的な表現は後世の画家に大きな示唆を与えた。 1475年に逝去した。
1475年 パオロ・ウッチェロ 画家 1397年
1508年

ルネ2世

(1451 - 1508)

ロレーヌ公

ロレーヌ公
フランス東部ロレーヌ公国の公爵。
1451年にロレーヌ公国で生まれ、1473年にロレーヌ公位を継承。 フランス王シャルル8やブルゴーニュ公シャルルと領土を巡る抗争に巻き込まれた。 内政面では領内の都市や教会の保護を行い、文化振興にも努めた。 結婚によりブルゴーニュ公国と同盟を結び、地域の安定に寄与した。 1508年に没した後は息子が公位を継いだ。
1508年 ルネ2世 ロレーヌ公 1451年
天正元年11月16日

三好義継

(1551 - 1573)

戦国時代の武将

戦国時代の武将
戦国時代の武将。三好氏の一族として活躍。
1551年に三好氏の一族として生まれ、1562年頃から勢力争いに参加。 三好長慶の死後、三好政権下で要職を務めた。 やがて織田信長の台頭に対抗し、畿内で抗戦を続けた。 1573年に討死し、三好氏の勢力は衰退した。 戦国時代の混乱期における武将の一人として知られる。
1573年 天正 11月16日 三好義継 戦国時代 武将 1551年
1603年

ウィリアム・ギルバート

(1544 - 1603)

物理学者

物理学者
イギリスの物理学者。磁気に関する先駆的研究を行った。
1544年にイングランドで生まれた物理学者。 自著『De Magnete』で地球を巨大な磁石とみなし、磁気現象の体系化を図った。 実験による観察を重視し、近代科学的方法論の先駆けとされる。 電気や静電気の研究も行い、"electricus"という用語を初めて用いた。 1603年に逝去し、近代物理学の基礎を築いた功績で知られる。
1603年 ウィリアム・ギルバート 物理学者 1544年
1616年

ディオゴ・デ・コート

(1542 - 1616)

探検家、編年史家

探検家 編年史家
ポルトガルの探検家・編年史家。インド洋航路を探査。
1542年にポルトガルで生まれ、航海士としてインド洋へ航海。 1608年から1615年の航海でマラッカ海峡などを探査し、貿易ルートの確立に貢献。 帰国後は植民地政策や現地事情についての編年史『アジア年代記』を著した。 現地文化や政治体制の詳細な記述は後世の研究資料として重宝される。 1616年に没し、地理学・歴史学の両面で功績を残した。
1616年 ディオゴ・デ・コート 探検家 1542年
1618年

ジュリオ・カッチーニ

(1545 - 1618)

作曲家

作曲家
イタリア・バロック期の作曲家。声楽作品で知られる。
1545年にイタリアで生まれ、メディチ家の宮廷で活躍した。 『新しい音楽集』(1602)でモノディとバロック声楽様式を確立。 抒情的なアリアや室内声楽曲で知られ、当時の音楽革新に寄与した。 声楽と器楽の対話的な表現を追求し、バロック音楽発展の先駆者となった。 1618年に逝去した。
1618年 ジュリオ・カッチーニ 作曲家 1545年
1665年

タルクィニオ・メールラ

(1594 - 1665)

作曲家

作曲家
イタリア・バロック期の作曲家。オペラ音楽に貢献。
1594年にイタリアで生まれた作曲家。 モンテヴェルディの影響を受けつつ、独自の声楽・器楽作品を発表。 特にオペラ分野で貢献し、初期バロックオペラの発展に寄与。 彼のマドリガーレやカンタータは豊かな表現力と劇的効果を特徴とする。 1665年に没した。
1665年 タルクィニオ・メールラ 1594年
宝永4年11月17日

松平光長

(1616 - 1707)

元越後高田藩主

元越後高田藩主
江戸時代初期の大名。越後高田藩主を務めた。
1616年に三河松平氏の一族として生まれる。 初代越後高田藏主に任じられ、藩政改革を実施。 治水や農業振興に注力し、領民の生活安定に寄与。 幕府との交渉でも手腕を発揮し、藩の財政基盤を強化。 1707年に没し、長寿を全うした。
1707年 宝永 11月17日 松平光長 越後高田藩主 1616年
1831年

トーマス・ゼーベック

(1770 - 1831)

物理学者

物理学者
ドイツの物理学者。熱電効果の発見で知られる。
1770年にドイツで生まれた物理学者。 1821年に熱電効果(ゼーベック効果)を発見し、熱と電気の関係を解明。 この業績は後の熱電発電技術の基礎となった。 また金属の導電性や鉱物学の研究にも携わった。 1831年に没し、物理学の発展に貢献した。
1831年 トーマス・ゼーベック 1770年
天保10年11月5日

松平斉厚

(1783 - 1839)

江戸幕府寺社奉行、館林藩主、浜田藩主

江戸幕府寺社奉行 館林藩主 浜田藩主
江戸幕府の寺社奉行や藩主を務めた幕臣。館林藩と浜田藩の統治に携わった。
松平斉厚は1783年に生まれ、江戸幕府の寺社奉行として宗教行政を担当しました。館林藩主として藩政改革に取り組んだほか、浜田藩主として地域経営を担いました。幕府内では保守的な見解を示しながらも、藩士の教育や財政再建に貢献しました。1820年代から1830年代にかけて幕政の中核を支え、幕末の動乱期に向けた基盤づくりに関わりました。1839年11月5日に没し、江戸幕府の重臣としての生涯を閉じました。
1839年 天保 11月5日 松平斉厚 江戸幕府 寺社奉行 館林藩主 浜田藩主 1783年
嘉永5年10月29日

都々逸坊扇歌

(1804 - 1852)

寄席芸人

寄席芸人
江戸時代末期の寄席芸人で、都々逸の名手として知られる。
都々逸坊扇歌は1804年に生まれ、寄席に登場して独自の都々逸節を披露しました。軽妙な詞と節回しで江戸庶民の心を掴み、大阪や京都でも高い人気を博しました。自由律俳句に通じる都会的なリズム感と洒脱な語り口が特徴です。歌詞には人情味あふれる内容や風刺が交じり、当時の世情を映し出しました。1852年10月29日に逝去するまで、寄席芸の発展に寄与し、多くの芸人に影響を与えました。
1852年 嘉永 10月29日 都々逸坊扇歌 1804年