12月09日の命日 - 科学者・研究者

1932年

カール・ブロスフェルト

(1865 - 1932)

写真家、植物学者

写真家植物学者

植物の精巧な造形を写真で捉え、芸術と科学を融合させた写真家・植物学者。

カール・ブロスフェルトは1865年にドイツで生まれ、美術教師として植物の観察を奨励した。高倍率マクロレンズを用い、植物の細部を鮮明に撮影する技法を確立した。 1928年には『植物形態図譜（Urformen der Kunst）』を刊行し大きな反響を呼んだ。彼の作品は写真芸術としてだけでなく、生物学的観察資料としても重宝された。 1932年に死去するまで、芸術と科学の橋渡しをする革新的な表現を追求した。

1932年カール・ブロスフェルト写真家植物学者 1865年

1935年

川田正澂

(1864 - 1935)

教育者

明治期の教育者として師範学校設立や農村教育の普及に尽力した。

川田正澂は1864年に生まれ、東京帝国大学で教育学を学んだ。帰郷後、地方師範学校の設立に携わり、教員養成に注力した。農村部での教育普及活動を展開し、読み書き教育の基盤を築いた。教育制度改革に関する論文や実践報告を多数執筆し、教育界に影響を与えた。 1935年11月11日に没し、その功績は戦後教育の礎となった。

1935年川田正澂教育者 1864年

1937年

ニルス・グスタフ・ダレーン

(1869 - 1937)

エンジニア、実業家

エンジニア実業家

アセチレンガスを活用した自動灯台照明装置を発明した技術者・実業家。

ニルス・グスタフ・ダレーンは1869年にスウェーデンで生まれ、工学を学んだ。 1904年にAGA社を設立し、アセチレンガスを利用した自動灯台照明装置を開発した。この装置は灯台の運用コストと人手を大幅に削減し、世界中で採用された。 1912年にはその業績によりノーベル物理学賞を受賞した。晩年は視力を失いながらも研究を続け、1937年に逝去した。

1937年ニルス・グスタフ・ダレーンエンジニア実業家 1869年

1951年

芦田惠之助

(1873 - 1951)

教育者

1951年芦田惠之助 1873年

1994年

坂口謹一郎

(1897 - 1994)

応用微生物学者、東大農学部部長

応用微生物学者東大農学部部長

日本の応用微生物学者。発酵学研究の先駆者として知られました。

坂口謹一郎は1897年に東京帝国大学農学部で学び、発酵や微生物生理学の研究に従事しました。乳酸菌や酵母を用いた発酵食品の研究で多くの業績を挙げ、食品科学やバイオテクノロジーの基礎を築きました。東京大学農学部長として教育・研究体制の整備に尽力し、多くの研究者を育成しました。戦後日本の食糧生産や産業への応用研究に貢献し、社会的評価を得ました。 1994年12月9日に永眠しました。

1994年坂口謹一郎 1897年

1995年

鈴木竹雄

(1905 - 1995)

法学者

日本の法学者。憲法や行政法の研究で知られました。

鈴木竹雄は1905年に生まれ、東京帝国大学法学部で学びました。憲法学や行政法学の分野で研究を深め、論文や著書を通じて法学教育に貢献しました。戦後の新憲法制定期には学界からの提言を行い、法制度の整備に影響を与えました。大学教授として長年にわたり後進を指導し、多くの法曹界人材を輩出しました。 1995年12月9日に永眠しました。

1995年鈴木竹雄法学者 1905年

2013年

巽豊彦

(1916 - 2013)

英文学者、上智大学名誉教授、東京工科大学名誉教授

英文学者上智大学名誉教授東京工科大学名誉教授

英文学者として長年教育に貢献した学者。

巽豊彦は1916年生まれの日本の英文学者。シェイクスピア研究を専門とし、上智大学で長年にわたり教鞭を執った。東京工科大学でも名誉教授として後進の指導に尽力。多数の論文や著書を通じて英文学研究の発展に寄与。 2013年12月9日に逝去。日本の大学教育に深い影響を残した学者。

2013年巽豊彦英文学者上智大学名誉教授東京工科大学 1916年

2014年

ロバート・キノシタ

(1914 - 2014)

ロボットデザイナー

1914年生まれのロボットデザイナー。2014年12月9日に逝去。

ロバート・キノシタは1914年に生まれ、日本のロボットデザイナーとして活躍した。機械工学や造形デザインを融合させた斬新なロボットを生み出した。展示会や実験プロジェクトでそのデザインが注目を集めた。長いキャリアを通じて次世代のロボット開発に影響を与えた。 2014年12月9日に100歳で逝去した。

2014年ロバート・キノシタ 1914年

2015年

平井隆太郎

(1921 - 2015)

心理学者、立教大学名誉教授

心理学者立教大学名誉教授

1921年生まれの日本の心理学者。立教大学名誉教授。2015年12月9日に逝去。

平井隆太郎は1921年に生まれ、日本の心理学者として活躍した。立教大学で教鞭を取り、多くの学生を育成した。人間の認知や行動に関する研究を行い、学術誌にも多数の論文を発表した。学会活動や研究会の運営にも尽力し、心理学教育の発展に寄与した。 2015年12月9日に逝去し、その業績は今も研究の基盤となっている。

2015年平井隆太郎心理学者立教大学 1921年

2017年

安嶋弥

(1922 - 2017)

文部官僚、歌人、教育学者、第3代文化庁長官、元宮内庁東宮大夫

文部官僚歌人教育学者第3代文化庁長官元宮内庁東宮大夫

1922年生まれの文部官僚・歌人・教育学者。第3代文化庁長官などを務めた。2017年12月9日に逝去。

安嶋弥は1922年に生まれ、文部省（現文部科学省）の官僚として教育政策に携わった。宮内庁東宮大夫を務めた後、第3代文化庁長官として文化行政を統括した。教育学者として教育制度や文化振興の研究を行い、多くの論文を発表した。歌人としても和歌や現代詩を詠み、文学の分野でも知られた。 2017年12月9日に逝去し、その多彩な功績は教育・文化界に大きな影響を残した。

安嶋弥文部官僚歌人教育学者文化庁長官宮内庁東宮大夫 1922年

2018年

リカルド・ジャコーニ

(1931 - 2018)

天文学者・宇宙物理学者、2002年ノーベル物理学賞受賞者

天文学者・宇宙物理学者 2002年ノーベル物理学賞受賞者

X線天文学のパイオニアとして宇宙物理学の発展に貢献したノーベル賞受賞者。

1931年生まれ。X線天文学の創始者の一人として、宇宙からのX線源を初めて観測。多数の宇宙探査ミッションに携わり、天体物理学の研究に革命をもたらした。 2002年にノーベル物理学賞を受賞し、その業績は宇宙の高エネルギー現象解明に多大な影響を与えた。ジョンズ・ホプキンズ大学などで教鞭を執り、後進の育成にも貢献。多くの学術賞を受け、現代天文学の礎を築いた。

リカルド・ジャコーニ天文学者ノーベル物理学賞 1931年

2021年

三角荘一

有機化学者、大阪大学名誉教授

有機化学者大阪大学名誉教授

日本の有機化学者で、大阪大学名誉教授として長年教育と研究に従事した。

三角荘一は有機化学の研究者として国内外の学術誌に多数の論文を発表し、天然物合成や合成反応の基礎研究に貢献しました。大阪大学で教鞭を執り、多くの学生を指導し、研究室運営にも力を注ぎました。後進の育成と研究環境の整備に尽力した人物です。

有機化学者大阪大学 1925年 1926年