1953年

米大統領アイゼンハワーが国連総会で原子力の平和利用を提言。

アイゼンハワー米大統領が国連総会で「原子力の平和利用」を初めて提唱しました。
1953年12月8日、アメリカ大統領ドワイト・D・アイゼンハワーは国連総会で「Atoms for Peace(原子力の平和利用)」演説を行いました。 彼は核技術を軍事目的から転換し、発電や医療など民生分野への応用を呼びかけました。 演説は冷戦下の核開発競争に一石を投じ、核の軍備縮小や国際協力の必要性を訴えました。 この提案は後の国際原子力機関(IAEA)創設の契機となり、原子力管理と平和利用の枠組みを構築しました。 アイゼンハワーの構想は科学技術の発展と国際安全保障を両立させる試みとして歴史に刻まれています。
1953年 アイゼンハワー 原子力の平和利用
1989年

NECホームエレクトロニクスがPCエンジンコアグラフィックス・PCエンジンスーパーグラフィックス発売。

NECホームエレクトロニクスがPCエンジンの新モデル2機種を発売しました。
1989年12月8日、NECホームエレクトロニクスが家庭用ゲーム機PCエンジンシリーズの新製品「PCエンジンコアグラフィックス」と「PCエンジンスーパーグラフィックス」を発売しました。 コアグラフィックスは基本性能を強化し、スーパーグラフィックスはさらに高解像度モードを搭載しました。 当時のゲーム市場に革新をもたらし、サードパーティー開発を促進する契機となりました。 両機種は限られた生産数ながら注目を集め、レトロゲームファンの間で高い評価を得ています。 この発売は日本のコンシューマーゲームハードウェア競争の一端を担いました。
1989年 NECホームエレクトロニクス PCエンジンコアグラフィックス PCエンジンスーパーグラフィックス
1994年

ドイツでウンウンウニウム(レントゲニウム)発見。

ドイツで元素「レントゲニウム」が発見されました。
1994年12月8日、ドイツ・ダルムシュタットの重イオン研究所において、元素111番(レントゲニウム)が初めて合成・同定されました。 この発見は超重元素合成研究の重要なマイルストーンとなりました。 レントゲニウムはX線の発見者ヴィルヘルム・レントゲンにちなむ命名で、放射性同位体として知られています。 合成には重イオン加速器を用い、ターゲット物質との融合反応で生成されました。 元素周期表の拡張に大きく貢献した成果です。
1994年 レントゲニウム
1995年

福井県の高速増殖炉「もんじゅ」でナトリウム漏洩事故発生。事故隠しが問題に。

高速増殖炉「もんじゅ」でナトリウム漏洩事故が発生しました。
1995年12月8日、福井県敦賀市にある高速増殖炉もんじゅでナトリウム冷却材の漏洩事故が発生しました。 冷却系配管の弁操作ミスにより約700kgのナトリウムが外部に漏れ、火災や健康被害が懸念されました。 事故後、運用情報の隠蔽や報告遅延が問題化し、原子力行政への信頼が大きく失墜しました。 これによりもんじゅや日本の原子力政策全体に対する厳しい見直しが求められました。 現在も再稼働の是非が議論される象徴的事件となっています。
1995年 もんじゅ ナトリウム漏洩事故
2012年

任天堂から『Wii U』が発売される。

任天堂が次世代ゲーム機Wii Uを発売し、家庭用ゲームの新時代が始まった日。
2012年12月8日、任天堂は家庭用ゲーム機『Wii U』を世界各国で発売しました。Wii Uは画面付きコントローラー「Wii U GamePad」を搭載し、テレビ画面とコントローラー画面で別々のプレイを可能にした初のゲーム機です。この革新的なデュアルスクリーン方式は新たなゲーム体験を提案し、開発者からも注目を集めました。発売タイトルには『ニュースーパーマリオブラザーズU』や『アサシン クリードIII』などがラインナップ。しかし販売面では前機種Wiiの成功には及ばず、後継機Nintendo Switchへの課題が浮き彫りになりました。技術的挑戦と次世代への布石として、Wii Uはゲーム業界に新しい発想をもたらした製品でした。
2012年 任天堂 Wii U