12月08日の命日 - 政治家・指導者

899年

アルヌルフ

(850 - 899)

東フランク王国国王

東フランク王国の国王として即位し、後に神聖ローマ皇帝として戴冠したカロリング朝の指導者。

アルヌルフ（850年–899年）は、東フランク王国の王（在位：887–899）。カルロマン・バイエルン公の庶子として生まれ、王位継承争いを制して即位した。 896年には教皇によって神聖ローマ皇帝として戴冠され、カロリング朝の権威を維持した。在位中はヴァイキングや異民族の襲来に対抗し、王国の防衛体制を強化した。また北イタリアへも遠征し、諸侯との同盟関係を築くなど積極的な外交を展開した。彼の死後、帝国は分裂と混乱の時代を迎えることとなった。

899年アルヌルフ東フランク王国国王 850年

永正5年11月16日

斯波義敏

(1435 - 1508)

管領

室町幕府の管領を務めた守護大名。

斯波義敏（1435年–1508年）は、室町幕府において管領職を務めた守護大名。尾張や美濃を拠点とする斯波氏の一員として、将軍家を政治的に支えた。応仁の乱後の混乱期には幕府再建を図り、政務の安定に尽力した。管領として幕法の運用や裁定に関与し、幕府権力の維持に寄与した。没後も斯波氏は各地で影響力を残し、戦国時代の礎を築いた。

1508年永正 11月16日斯波義敏管領 1435年

宝永7年10月18日

津軽信政

(1646 - 1710)

第4代弘前藩主

弘前藩第4代藩主として藩政改革と蘭学奨励に尽力した大名。

津軽信政（1646年–1710年）は、江戸時代前期の弘前藩第4代藩主。藩政改革として新田開発や検地を実施し、財政再建を図った。西洋医学や蘭学を積極的に導入し、藩校や医学館を設立して人材育成を推進。治水事業や産業振興にも取り組み、地域の安定と発展に寄与した。その統治手腕は高く評価され、藩の基盤強化に大きく貢献した。

1710年宝永 10月18日津軽信政弘前藩主 1646年

正徳4年11月2日

柳沢吉保

(1658 - 1714)

側用人、譜代大名

側用人譜代大名

江戸幕府の側用人として権勢を振るい、元禄文化を支えた譜代大名。

柳沢吉保（1658年–1714年）は、江戸幕府将軍徳川綱吉の側用人兼譜代大名。幕政の中枢で権力を掌握し、綱吉政策の立案や実行に深く関与した。学問奨励や湯島聖堂の整備を通じて教育振興に力を注いだ。また大名領国の経営にも積極的で、財政基盤の拡充を図った。その政治手腕と贅沢な暮らしぶりは、元禄文化の象徴とも言われる。

1714年正徳 11月2日柳沢吉保側用人譜代大名 1658年

1818年

カール

(1786 - 1818)

バーデン大公国第2代大公

バーデン大公国第2代大公として近代化を推進した君主。

カール（1786年–1818年）は、バーデン大公国の第2代大公（在位：1811–1818）。フランス革命とナポレオン戦争の混乱期に即位し、行政府改革や司法制度の整備に取り組んだ。ウィーン会議に代表を派遣し、領土の維持と国際的地位の回復を図った。啓蒙主義の影響を受け、教育や文化事業の振興にも着手した。短い治世ながらも近代国家への転換に向けた基盤を築いた。

1818年カール大公 1786年

1907年

オスカル2世

(1829 - 1907)

スウェーデン王

スウェーデン王国およびノルウェー王国の国王として長年治世を行った君主。

オスカル2世は1829年に生まれ、1872年にスウェーデンとノルウェーの共同王として即位した。彼は議会政治の強化と産業近代化を推進し、社会福祉制度の整備にも尽力した。 1905年には平和的なノルウェー独立を実現し、ヨーロッパにおける平和的解決のモデルとされた。学術や芸術への理解が深く、多くの文化事業を支援した。 1907年に逝去し、安定と改革を両立させた統治は高く評価されている。

1907年オスカル2世スウェーデン 1829年

1933年

山本権兵衛

(1852 - 1933)

政治家、第16・22代内閣総理大臣

政治家第16・22代内閣総理大臣

日本の政治家で海軍軍人出身、二度の内閣総理大臣を務めた。

山本権兵衛は1852年に生まれ、海軍軍人として日清・日露戦争で活躍した。海軍大臣を経て政治の道に進み、第16代・第22代内閣総理大臣に就任。普通選挙法の成立や鉱山国有化など、行政改革と財政政策を推進した。軍政出身の視点を生かし、国家の近代化と安全保障体制の整備に寄与した。 1933年に逝去し、軍事・政治の両面で日本近代史に大きな足跡を残した。

1933年山本権兵衛内閣総理大臣 1852年

1933年

麻生太吉

(1857 - 1933)

実業家、衆議院議員、貴族院議員

実業家衆議院議員貴族院議員

明治期の実業家・政治家として産業と政界で活躍した。

1857年に生まれ、実業界で幅広く事業を展開した。国会議員として衆議院議員に当選後、貴族院議員も務め、日本の近代化に寄与。1933年に没した。

麻生太吉実業家衆議院議員貴族院 1857年

1942年

アイテル・フリードリヒ

(1883 - 1942)

プロイセン王国の王族

プロイセン王家出身の王子。

1883年にプロイセン王ヴィルヘルム2世の二男として生まれた。第一次世界大戦では部隊を指揮し、戦後は公職追放のため公的活動を制限された。1942年に逝去した。

1942年アイテル・フリードリヒプロイセン王国 1883年

1956年

菅野経三郎

(1877 - 1956)

政治家

明治から昭和期にかけて活動した日本の政治家。

菅野経三郎政治家 1877年

1963年

サリット・タナラット

(1908 - 1963)

第14代タイ首相

タイの軍人かつ政治家で、1957年のクーデターで政権を掌握し、第14代首相を務めた。

サリット・タナラット（1908年–1963年）はタイの陸軍元帥。 1930年代から軍事エリートとして頭角を現し、1957年にクーデターを主導して政権を奪取した。 1958年から第14代首相に就任し、国家主導の経済開発政策を推進。反共主義を掲げ、アメリカ合衆国との緊密な関係を築いた。 1963年に心臓発作により在任中に死去し、その強権的な統治は「サリット体制」と呼ばれた。

1963年サリット・タナラットタイ首相 1908年

1978年

ゴルダ・メイア

(1898 - 1978)

第4代イスラエル首相

イスラエルの政治家で、第4代首相を務めた初の女性リーダー。

ゴルダ・メイア（1898年–1978年）はイスラエルの政治家。ウクライナ出身後、アメリカでシオニズム運動に参加し、イスラエル建国後は労働党の要職を歴任。 1969年に第4代首相に就任し、ベングリオンに次ぐ強力なリーダーシップを発揮。 1973年のヨム・キプール戦争では対応を指揮したが、その過程で政治的批判を受ける。退任後も影響力を維持し、「中東の女鉄」と称される強靱な意志で国を支えた。

1978年ゴルダ・メイアイスラエル首相 1898年