1972年

7度目かつ最後の有人月宇宙船「アポロ17号」が打ち上げ。

1972年12月7日、最後の有人月宇宙船アポロ17号が打ち上げられました。
アポロ17号には船長ユージーン・サーナン、航法士ロン・エヴァンズ、地質学者ハリソン・シュミットが搭乗しました。12月11日に月面に着陸し、3回の月面活動で詳細な地質調査や試料採取を実施しました。サーナン船長はこれが最後の月面歩行者となり、人類の月探査は一区切りを迎えました。取得した月岩試料は科学研究に大きく貢献し、月の起源や進化解明に寄与しました。
1972年 アポロ17号
1995年

アメリカの木星探査機「ガリレオ」が木星軌道に投入。

1995年12月7日、NASAの木星探査機ガリレオが木星軌道投入に成功しました。
1989年に打ち上げられたガリレオは、金星や地球、2つの小惑星を経由して木星へ到達しました。軌道投入後、木星とその主要衛星を周回し、大気や磁場、衛星の火山活動などのデータを収集しました。特にイオの硫黄噴火とエウロパの氷殻内部構造に関する発見が話題となり、太陽系理解に大きく貢献しました。2003年には探査機を意図的に木星大気へ突入させる処分を行い、地球への汚染リスクを回避しました。
1995年 木星 探査機 ガリレオ 木星
2015年

日本の金星探査機「あかつき」が金星の周回軌道に投入される。

日本の金星探査機「あかつき」が長年の挑戦の末、金星周回軌道への投入に成功。
あかつきは2010年に打ち上げられた日本初の金星探査機で、当初は周回軌道投入に失敗した歴史を持ちます。しかし地球を周回して軌道を調整し、2015年12月7日に再び金星周回軌道投入を実現しました。本成功により、日本は世界で4例目の金星周回軌道投入国となり、天文学や惑星科学の研究に大きな貢献を果たしました。搭載された装置で金星大気の紫外線観測や赤外線カメラによる熱分布測定を行い、スーパー・ローテーション現象の解明が進められました。本ミッションは日本の宇宙探査技術の到達点を示し、国内外の研究者や技術者に大きな刺激を与えました。
2015年 金星 探査機 あかつき 金星 周回軌道
2021年

一般社団法人日本メタバース協会発足。

「日本メタバース協会」が発足し、国内外のメタバース関連事業の推進組織が誕生。
2021年12月7日、メタバース技術の研究開発や標準化を目的とした一般社団法人日本メタバース協会が設立されました。同協会は企業・自治体・学術機関を会員に迎え、仮想空間の活用方法や安全性のガイドライン策定を進めています。ウェビナーやワーキンググループを通じて技術共有やビジネスモデルの議論を活発化させ、地方創生や教育分野への応用も視野に入れた取り組みを展開しています。今後のメタバース普及に向け、業界横断的な協力体制の構築が期待されています。
2021年 一般社団法人日本メタバース協会