12月07日の誕生日 | calendar.web-standard.org

永禄4年11月1日

吉川広家

(1561 - 1625)

周防国岩国領の初代領主

安土桃山～江戸時代初期の大名。毛利氏に仕え、岩国領初代領主として藩政整備に尽力した。

吉川広家は1561年、周防国に生まれた。毛利氏に仕えて軍政に携わり、豊臣政権下では外交交渉などにも当たった。関ヶ原の戦いでは中立策を採り、その後、徳川幕府の許可を得て岩国領の初代領主となった。藩政では治水事業や領内整備に尽力し、領民の生活向上を図った。1625年に没し、その治績は岩国藩の礎となった。

1561年永禄 11月1日吉川広家周防国岩国領 1625年

文禄元年/万暦20年11月4日

隠元隆琦

(1592 - 1673)

禅僧、日本黄檗宗の開祖

禅僧日本黄檗宗の開祖

中国生まれの禅僧。日本で黄檗宗を開祖し、文化交流に貢献した。

隠元隆琦は1592年に中国福建省で生まれた。17世紀半ば、江戸幕府の招きで来日し、長崎に隠れ住んで禅の教えを説いた。日本において黄檗宗を正式に開宗し、多くの弟子を育成した。茶道や絵画、建築などの文化にも造詣が深く、黄檗様式として知られる建造物や書画を残した。1673年に没後も、その教えと文化的影響は長く受け継がれた。

1592年文禄万暦 11月4日隠元隆琦黄檗宗 1673年

1598年

ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ

(1598 - 1680)

彫刻家、画家、建築家

彫刻家画家建築家

バロック期を代表するイタリアの彫刻家。建築や絵画にも才能を発揮した。

ジャン・ロレンツォ・ベルニーニは1598年にナポリで生まれた。17世紀バロック美術を代表する彫刻家・建築家であり、ローマを中心に数多くの傑作を残した。教皇ウルバヌス8世に寵愛され、サン・ピエトロ大聖堂の聖ペトロ像や広場の楕円形プランを手がけた。彫刻作品では『ダヴィデ像』や『聖テレサの法悦』が有名で、動的で劇的な表現が特徴とされる。絵画や舞台装置の設計にも携わり、総合芸術としてのバロック様式確立に大きく貢献した。1680年にローマで没した。

1598年ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ彫刻家画家建築家 1680年

弘化2年10月29日

内藤政樹

(1703 - 1766)

日向国延岡藩の初代藩主

江戸時代前期の日向国延岡藩初代藩主。大名として領国支配に努めた。

内藤政樹は1703年に生まれ、延岡藩初代藩主として領地統治を担当した。曾祖父の系統を継ぎ、幕府から所領を安堵された。藩政では財政再建や治水事業に取り組み、領民の生活改善を図った。学問や文化の振興にも関心を持ち、藩校の設立を支援した。1766年に没し、その統治手腕は後続藩主にも影響を与えた。

1703年弘化 10月29日内藤政樹日向国延岡藩 1766年

享保14年10月17日

徳大寺公城

(1729 - 1782)

公卿

江戸時代中期の公卿。宮廷政治や文化事業に関与した。

徳大寺公城は1729年に公家の家に生まれ、京兆家徳大寺家の当主を継いだ。十三人の侍従や権大納言など宮廷の要職を歴任し、朝廷内部の政治に携わった。文化面では和歌や茶道を嗜み、学問にも精通していた。徳大寺家の格式を維持しつつ、後進を育成して公家社会の発展に寄与した。1782年にその生涯を閉じた。

1729年享保 10月17日徳大寺公城公卿 1782年

安政2年10月24日

徳川治紀

(1773 - 1816)

常陸国水戸藩の第7代藩主

水戸藩第7代藩主。徳川御三家の一つ、水戸徳川家を統治した。

徳川治紀は1773年に水戸藩主徳川家の一員として生まれた。第7代藩主として藩政を引き継ぎ、財政再建や学問奨励に努めた。朱舜水や藤田幽谷を迎え、水戸学の基盤を形成したとされる。治水や産業振興にも力を入れ、領民の暮らし向上に寄与した。1816年に没し、その統治理念は水戸学の発展に大きな影響を残した。

1773年安政 10月24日徳川治紀常陸国水戸藩 1816年

1805年

ロベール・ウーダン

(1805 - 1871)

マジシャン

フランスのマジシャン。近代マジックの父と称される。

ロベール・ウーダン（ジャン・ユージェーヌ・ロベール＝ウーダン）は1805年にフランスで生まれた。1836年にパリで自らの劇場を開設し、機械仕掛けの装置や精巧なトリックを駆使した幻想的な演出で人気を博した。貴族や王族を招く華麗なマジックショーを開催し、マジックを芸術として高めた。後進の育成にも熱心で、多くの弟子を送り出した。1871年に没し、彼の革新的技術は現代のマジシャンにも大きな影響を与えている。

1805年ロベール・ウーダンマジシャン 1871年

1823年

レオポルト・クロネッカー

(1823 - 1891)

数学者

ドイツの数学者。整数論や線型代数の研究で知られる。

レオポルト・クロネッカーは1823年にドイツで生まれた。整数論や行列論、代数学に数多くの業績を残し、クロネッカーのデルタ記法などで名を残す。ベルリン大学で教鞭を執り、教育者としても後進の指導に尽力した。自然数を研究の対象とする哲学的立場を取り、『神は整数を創った』という言葉でも有名である。1891年に没し、彼の理論は現代数学の基礎の一つとなっている。

1823年レオポルト・クロネッカー数学者 1891年

弘化2年11月9日

松平定昭

(1845 - 1872)

伊予国松山藩の第14代藩主

江戸時代末期の松山藩主。幕末の動乱期に藩政維持に努めた。

松平定昭は1845年に伊予国松山藩主の家に生まれた。第14代藩主として家督を継ぎ、幕末の動乱期に藩政を安定させるため奔走した。戊辰戦争では奥羽越列藩同盟に参加しつつも、西軍と微妙な関係を保った。明治維新後は知藩事として新政府に仕え、廃藩置県後は華族となった。1872年に病没し、その短い生涯は激動の時代を象徴している。

1845年弘化 11月9日松平定昭伊予国松山藩 1872年

嘉永2年10月23日

西園寺公望

(1849 - 1940)

政治家、第12・14代内閣総理大臣

政治家第12・14代内閣総理大臣

明治・大正期の政治家。第12・14代内閣総理大臣を務めた。

西園寺公望は1849年に公家の家に生まれ、明治維新後は外務省など要職を歴任した。公使として欧州に滞在し、立憲政友会の指導者として政局をリードした。1911年に第12代、後に第14代内閣総理大臣に就任し、国内外の政治課題に取り組んだ。大正デモクラシーを代表する政治家として、議会制の発展に貢献した。1940年に没し、戦前・戦後の橋渡し役としての功績が評価されている。

1849年嘉永 10月23日西園寺公望内閣総理大臣 1940年

嘉永3年11月4日

小笠原貞孚

(1850 - 1905)

播磨国安志藩の第7代藩主

嘉永3年（1850年）11月4日に播磨国安志藩の第7代藩主として生まれた日本の大名。

小笠原貞孚は嘉永3年（1850年）11月4日に播磨国安志藩の第7代藩主として生まれました。藩主として幕末から明治維新期にかけて領地の統治に従事しました。明治4年の版籍奉還により藩主としての役割を終え、士族に列せられました。その後も旧大名の一人として存命し、旧藩士との関係を維持しました。 1905年に没し、その生涯を閉じました。

1850年嘉永 11月4日小笠原貞孚播磨国安志藩 1905年

1856年

大森安仁子

(1856 - 1941)

芸術家、慈善活動家、翻訳家

芸術家慈善活動家翻訳家

1856年生まれ、1941年没の芸術家・慈善活動家・翻訳家。

大森安仁子は1856年に生まれ、芸術家として多様な創作活動に従事しました。慈善活動家として社会的弱者への支援や福祉事業に携わりました。翻訳家として外国文学や文化を日本語に紹介し、文化交流に貢献しました。明治から昭和初期にかけて幅広い分野で活躍した先駆的な女性でした。 1941年に没し、その多才な業績が現在も評価されています。

1856年大森安仁子芸術家慈善活動家翻訳家 1941年