ダイモンジソウ (大文字草)

学名: Saxifraga fortunei
科名: ユキノシタ科

花言葉

  • 自由
  • 好意
  • 節度

特徴

花色:

説明

ダイモンジソウは日本、中国、朝鮮半島原産の多年草で、9月から11月にかけて特徴的な白い花を咲かせます。花弁は5枚で、上の3枚が短く下の2枚が長いため、まさに漢字の「大」という字に見えることからこの名前が付きました。山地の日陰の湿った岩場や渓谷の岩上などに自生し、栽培品種では赤、ピンク、白など多彩な花色があります。園芸では山野草として人気が高く、鉢植えや庭植えで楽しまれています。

豆知識

  • 花の形が漢字の「大」に見えることから命名された珍しい植物
  • 山野草愛好家の間では「ダイモンジ」の愛称で親しまれている
  • 多くの園芸品種が作出され、花色や花形に変化がある
  • 岩場という厳しい環境に適応した強靭な生命力を持つ

利用方法

観賞用
  • 山野草の鉢植え
  • ロックガーデン
  • 秋の茶花
薬用
  • 民間療法で止血薬として使用されることがある
  • 消炎作用があるとされる

注意: 自己判断での薬用利用は推奨されません

食用

食用不可

その他
  • 園芸品種の育種材料
  • 山野草展示会での観賞用

毒性

症状: 無毒

カランコエ

学名: Kalanchoe blossfeldiana
科名: ベンケイソウ科

花言葉

  • 幸福を告げる
  • たくさんの小さな思い出
  • あなたを守る

特徴

花色:

説明

カランコエは主にマダガスカル原産のベンケイソウ科の多肉植物で、肉厚で光沢のある葉と、赤、ピンク、黄色、オレンジ、白など鮮やかな小花を咲かせます。11月から5月と長期間開花し、短日植物の性質により日照時間が短くなると花芽を形成します。丈夫で育てやすく、室内でも美しい花を楽しめるため、冬の鉢花として広く親しまれています。種類が豊富で、花を楽しむタイプと多肉質の葉を楽しむタイプに分かれます。

豆知識

  • 約140種の原種と数百の園芸品種が存在する
  • 短日植物で日照時間が12時間以下になると花芽を作る
  • 多肉植物の中でも特に花が美しい種として人気
  • NASA認定の空気清浄植物の一つとされることもある

利用方法

観賞用
  • 冬の鉢植え
  • 室内装飾
  • 寄せ植えの素材
薬用
  • 一部の種で民間療法の薬草として使用される地域がある
  • 抗炎症作用があるとされる種もある

注意: 自己判断での薬用利用は危険です

食用

食用不可

その他
  • 空気清浄効果があるとされる
  • インテリアプランツとして人気

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉, 茎

症状: 軽度の胃腸炎や皮膚炎を引き起こす可能性があります

ウメモドキ (梅擬)

学名: Ilex serrata
科名: モチノキ科

花言葉

  • 知恵
  • 明朗
  • 深い愛情

特徴

花色:

説明

ウメモドキは日本固有の落葉低木で、高さ2~3mまで成長します。5月から7月にかけて小さな淡紫色の花を咲かせ、9月頃に直径5mm程度の美しい赤い実を多数つけます。雌雄異株のため実がつくのは雌木のみで、実は12月頃まで枝に残り、冬の景観を美しく彩ります。葉の形がウメに似ていることからこの名前が付きました。実には発芽抑制物質が含まれており、鳥が食べて遠くで排出することで種子散布を行う巧妙な仕組みを持っています。

豆知識

  • ウメの葉に似ているが実際にはモチノキ科で全く別の植物
  • 実には発芽抑制物質があり鳥による種子散布に特化している
  • 雌木と雄木があり実がつくのは雌木のみ
  • 冬の生け花では南天と並んで代表的な実もの

利用方法

観賞用
  • 冬の生け花材
  • 庭木(実もの)
  • 盆栽
薬用
  • 民間療法で樹皮が使用されることがある
  • 抗菌作用があるとされる

注意: 実は苦味が強く食用には適しません

食用

食用不可(苦味が強い)

その他
  • 野鳥の餌として生態系に貢献
  • 染料として利用されることもある

毒性

症状: 無毒(ただし実は苦味が強い)

セントポーリア

学名: Saintpaulia ionantha
科名: イワタバコ科

花言葉

  • 小さな愛
  • 細やかな愛
  • 深窓の美女

特徴

花色:

説明

セントポーリアは東アフリカの山岳地帯原産の多年草で、「室内花の女王」と呼ばれる人気の観葉植物です。ビロードのような手触りの厚い葉と、スミレに似た5枚の花弁を持つ可憐な花が特徴で、紫、ピンク、白、青など豊富な花色があります。適切な環境では一年中開花し、2~3万もの園芸品種が存在します。ドイツ人探検家ウォルター・フォン・セントポール・イレール男爵がタンザニアで発見したことから命名されました。

豆知識

  • 世界で最も園芸品種の多い植物の一つで2~3万品種存在
  • 葉挿しで簡単に増やすことができる特殊な繁殖方法を持つ
  • 適切な環境では365日開花し続けることができる
  • アメリカでは専門の愛好会が数多く存在する人気植物

利用方法

観賞用
  • 室内鉢植え
  • 窓辺の装飾
  • ギフトプランツ
薬用

注意: 薬用利用はありません

食用

食用不可

その他
  • 空気清浄効果があるとされる
  • 園芸療法での利用

毒性

症状: 無毒

ラケナリア

学名: Lachenalia aloides
科名: キジカクシ科

花言葉

  • 移り気
  • 持続する愛
  • 好奇心

特徴

花色:

説明

ラケナリアは南アフリカのケープ地方原産の球根植物で、約100種が分布しています。スイスの植物学者W.de la Chenalの名前に由来し、11月から12月頃に開花します。最大の特徴は蕾の状態から開花するまでに花色が徐々に変化することで、この性質から「移り気」という花言葉が生まれました。一方で花持ちが非常に良く、2週間から1ヶ月程度美しい花を楽しめるため「持続する愛」という相反する花言葉も持ちます。白、赤、オレンジ、ピンクなど多彩な花色があります。

豆知識

  • スイスの植物学者ベルナー・ド・ラ・シュナルの名前から命名
  • 南アフリカに約100種が分布する大きな属
  • 花色が蕾から開花まで変化する珍しい性質を持つ
  • 花持ちが1ヶ月近くと非常に長い優秀な切り花

利用方法

観賞用
  • 鉢植え
  • 温室栽培
  • 球根コレクション
薬用

注意: 薬用利用はありません

食用

食用不可

その他
  • 植物学研究の材料
  • 球根園芸の教材

毒性

症状: 無毒