1768年

『ブリタニカ百科事典』第1版が発行。

1768年、収集的知識を体系化した百科事典の先駆けとして『ブリタニカ百科事典』第1版が刊行されました。学術と普及を結びつけた革新的な出版物です。
『ブリタニカ百科事典』第1版はスコットランドのエディンバラで刊行が始まりました。 主にコリン・マクファーホアらが編集を担当し、約三巻構成で幅広い学問分野をカバーしました。 執筆陣は当時の学者や専門家が中心で、図版も多用されていました。 百科事典形式の体系的な知識集成という斬新さは、のちの百科事典刊行の標準となります。 その後数世紀にわたり増補・改訂を重ね、世界中の図書館や家庭に普及しました。
1768年 ブリタニカ百科事典
1914年

山田耕筰作曲「勝鬨と平和」初演。日本人が作曲した交響曲が初めて上演された。

1914年、山田耕筰作曲の交響曲『勝鬨と平和』が初演され、日本初の交響曲上演となりました。
山田耕筰は日本音楽界のパイオニアとして知られ、1914年に交響曲『勝鬨と平和』を完成させました。 同年12月6日に帝国劇場で初演され、日本人作曲家による本格的交響曲としては初の上演となります。 曲は大戦勝利を祝う『勝鬨』と未来の『平和』をテーマに、伝統的日本音楽と西洋交響楽の融合を試みました。 演奏には東京交響楽団の前身があたる団体が参加し、聴衆から高い評価を得ました。 この公演は日本における西洋音楽受容と創作活動の転換点となりました。
1914年 山田耕筰 勝鬨と平和